散歩道近くの病院の玄関に
大きなブラシノキが二本ある。
遠くからでも
赤い花が目立っている。
近づいてみると
大きな試験管ブラシのような
花が咲いている。
ブラシの毛の正体は
長くて真っ赤な雄しべだ。
雄しべの葯が
金色に輝いているので
余計に豪華に見える。
ひとつの花の真ん中あたりに
1本だけ葯をつけていないのが
どうやら雌しべらしい。
花の根元には
去年の果実が
まだ残っている。
原産地オーストラリアでは
山火事の際に
果実が割れて
種子散布が行われるそうだ。
一度この花で
瓶を洗ってみたい
衝動にかられる。