サイコロジスト101

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健康心理学、生理心理学、ストマネを学びましょう!

健康心理学090428第3回資料

2009-04-30 01:28:03 | Weblog
第三回授業では、将来医療はどう変わろうとしているかについて話をしました。

これまでは病院にいる医師のもとに病気を抱えた患者がやってきて、医師は病気を治してくれるというモデル。

これからは、学校の先生のような医療者が、少しのリスクをもった現在健康な人々を生徒にみたてて、健康法を教えるというモデル。

感染症が病気の中心であったこれまでの医療では、原因がはっきりしている。患者は、その原因を環境や暮らしのせいにできます。

いっぽうこれからは生活習慣が原因で発症する病気がほとんど。患者は自分の不摂生のせいにするしかありません。

予防に重心をおいた医療者は、個人が、健康行動を習慣化できるよう、病気にならないようなセルフケア行動を身につけられるように、健康教育や啓発啓蒙活動によって働きかけることになります。

こうした働きかけを、ヘルスプロモーションといいます。

連休明けの次回第4回めの授業では、ヘルスプロモーションについてお話します。

2009/04/29記




健康心理学090421第2回資料

2009-04-30 01:19:59 | Weblog
健康心理学第二回めは、日本の医療の現状について話をしました。

人口構造がじょじょに変化し、2050年には日本を支える労働生産人口5000万人が、高齢者やこども5000万人を支えなくてはならなくなります。

医療費31兆円の半分が65歳以上の高齢者のために使われている現状からみると将来はさらにたいへん。

病気になってから医者にかかるからこれだけかかるわけです。

病気にならないあいだに健康指導することがいかに大切か考えました。

このような医療を、予防医学といいます。

予防医学には、一次、二次、三次と三種類にわけて考えました。

2025年、2050年の人口ピラミッドは2000年の実数をもとに予測されたものです。

厚生労働省のwebサイトに掲載の資料からいただいたものです。

2009/04/29記