残念なことですが、私たち生理心理学分野の大御所、J.Stern先生が他界されました。
2010年4月3日。享年85歳。
セントルイスのご自宅で、奥様キャロライン、ご家族の見送られる中での最期だったとか。
添付の写真は2004年3月。研究成果をご報告に寄ったときのもの。
そのおり、3度目のご自宅におじゃまし、リビングで若かりし頃の写真をみせてもらったことを想い出します。
まるでジョンウェインのような、映画俳優のようなかっこいい紳士だったんです。
ワシントン大学セントルイス校医学心理学教室に1953年に入られ、1961年から69年まで講座長。
その後文理学部心理学科に移籍、1987年から96年まで学科長。
2000年からは名誉教授として、外部からグラントをとってきて院生・学部生の指導を続けられてこられました。
生涯現役、教授に年齢は関係ないと常におっしゃってられたことを想い出します。
1989年にSPR(Society for Psychophysiological Research)の39回大会でシンポジウムを開催され、私を招聘してくださったとき、大学でも重要な地位に就かれたばかりだったことを知りました。
SPR学会設立の立役者で、1966-67年度会長。
生理心理学の指導者として活躍されたことは周知ですが、50年近く同じ大学に所属されたことは立派というしかありません。
そういえば、大学を大変愛しておられました。
スターン先生は5万ドルを教室に寄付され、奨学金として活用されるようです。
ご冥福を祈るばかりです。
2010/04/15・記
2010年4月3日。享年85歳。
セントルイスのご自宅で、奥様キャロライン、ご家族の見送られる中での最期だったとか。
添付の写真は2004年3月。研究成果をご報告に寄ったときのもの。
そのおり、3度目のご自宅におじゃまし、リビングで若かりし頃の写真をみせてもらったことを想い出します。
まるでジョンウェインのような、映画俳優のようなかっこいい紳士だったんです。
ワシントン大学セントルイス校医学心理学教室に1953年に入られ、1961年から69年まで講座長。
その後文理学部心理学科に移籍、1987年から96年まで学科長。
2000年からは名誉教授として、外部からグラントをとってきて院生・学部生の指導を続けられてこられました。
生涯現役、教授に年齢は関係ないと常におっしゃってられたことを想い出します。
1989年にSPR(Society for Psychophysiological Research)の39回大会でシンポジウムを開催され、私を招聘してくださったとき、大学でも重要な地位に就かれたばかりだったことを知りました。
SPR学会設立の立役者で、1966-67年度会長。
生理心理学の指導者として活躍されたことは周知ですが、50年近く同じ大学に所属されたことは立派というしかありません。
そういえば、大学を大変愛しておられました。
スターン先生は5万ドルを教室に寄付され、奨学金として活用されるようです。
ご冥福を祈るばかりです。
2010/04/15・記