サイコロジスト101

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健康心理学、生理心理学、ストマネを学びましょう!

生理心理学1:生理心理学とは何か

2010-09-25 03:55:06 | Weblog
本日(9月24日)開講の生理心理学第1講で使用した資料です。

授業スケジュールを詳細に記載しています。

11月には授業のない金曜日が2日あります。要注意です。

毎回の授業内容を事前に知っておくといいですよ。

また、帳面に予習、授業中メモ、授業後のJPGファイル打ち出し紙記録を張り、自作の授業ノートを作ってください。

生理心理学の定義は単に、「こころとからだの科学」とのみ表記しました。

心と体とは別々のものではなく、互いに関連している、強く結びついているという立場にたつ科学です。

心が身体にどう影響するか、考えてみましょう。

身体が心にどう影響するか、考えてみましょう。

心と体は独立ではありませんよね。

医学ではこうした立場を心身医学といいます。心理学では生理心理学と呼ぶのです。

中枢神経=脳の働きこそが心の働きであるとする立場でもあります。

この立場に立つ心理学は、神経心理学ともいいますし、免疫や内分泌機能も関わるというと、精神神経内分泌免疫学といいます。

関連領域の勉強もしてください。

生理心理学では、生理学的心理学と精神生理学という2つの方法論を合わせ、相互に活用することによって心と体の関係をより有機的に捉えようとしています。

J.Stern先生が1960年に表した生理心理学と精神生理学の区別はしっかり理解しておくといいですよ

来週からは、脳の構造と機能について学びます。

2010/09/25・記

日本心理学会シンポ1

2010-09-25 02:51:23 | Weblog
今週初日の2010年9月20日月曜日~22日水曜日の3日間、大阪大学豊中キャンパスで日本心理学会74回大会が開催されました。

3日とも自宅から通いでの参加となりました。

初日の20日は9時半からシンポジウムNo.1「精神神経内分泌免疫学研究の応用ー臨床・ストレス予防への利用ー」。

司会は名古屋大学の木村健太先生。

まずは若手心理学者2名が登場。

労働安全衛生総合研究所の井澤修平先生が、「唾液中コルチゾールを用いたストレス評価」と題して、コルチゾールの基礎から測定法、そしてフィールド研究への応用としての起床時コルチゾール反応(CAR:cortisol awakening response)を用いたパニック障害患者の暴露療法の評価研究を紹介してくれました。

つぎに、久留米大学の岡村尚昌先生が、「起床時コルチゾール反応を用いたストレス研究」と題して、抑うつ傾向の人では起床時コルチゾール反応が平日と休日で変わらないが、抑うつ傾向のない人では休日になると弱まることを報告。さらに、ADHD児では起床時コルチゾール反応が認められなかったのが、夏期休暇中キャンプ療法で起床時コルチゾール反応が認められるようになったと報告。

いずれも心理学的な介入によって、起床時コルチゾール反応に変化が現れたことを示すとても興味深い結果でした。

ついで、藤田保健衛生大学の坪井宏仁先生が「抑うつと酸化・炎症ー予防と介入のためのヒント-」と題して、エネルギー代謝としての酸化が過剰となるとLow Grade Inflummation(炎症)状態となり、抗酸化物が増加すると解説。抗酸化物が抑うつと関係が深いことを報告してくれました。また肥満による高脂質酸とうつとの関係も示してもらいました。

以上3方の発表に対して、徳島大学の佐藤健二先生と私が指定討論者としてお話させてもらいました。

わたしの指定討論の要旨は別にJPGファイルを添えて掲載しておきます。

若手による最新の唾液中コルチゾールを用いた研究成果の報告は、論旨がしっかりし、かつ堂々とした発表態度もあいまって60-70名の聴衆を魅了したことでしょう。

朝一番とあって参加者が少なかったのが残念でしたが、PNEIの臨床応用研究が日本心理学会のシンポジウムとして取り上げられたこと自体画期的なことだと高く評価したいとおもいます。

2010/09/25・記




山田ゼミ2期生会

2010-09-25 02:44:23 | Weblog
9月17日金曜日の夜のこと。

OHSにきて2年目の2004年にゼミ生となった人たち(山田ゼミ2期生)が集まって同窓会をしました。

懐かしい面々と集い、たいへん楽しい一時でした。

そういえば山田ゼミ一期生の会にはまだ一度も呼ばれていないな~

そういえば今日帰宅したら、私が最初に赴任した関西鍼灸短期大学3期生の同窓会案内が届いていました。

卒業20周年というので集まるのだそうで、ぜひ出席したいとすぐに返事を書いた次第。

卒業して20年。青年だったかれらはもう中堅どころですね。

このブログみてくれている卒業生諸君!

ぜひ集まってください。そして集いに呼んでください。

2010/09/25・記