サイコロジスト101

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健康心理学、生理心理学、ストマネを学びましょう!

ヘルスカウンセリング

2010-07-09 10:08:30 | Weblog
7月6日開講の健康心理学で使用した資料です。

この日は、健康心理士が実際におこなう業務の練習をしました。

健康問題をテーマとして、人とお話をする練習です。

病院でも、保健施設でも、町の集会所やお店でも役立ちます。

お年寄りとお話するなら、いろんなテーマがあるけれど中でも健康問題は必ず興味を示してもらえますね。

というわけで、面接、インタビューの基本を学んでもらいました。

カール・ロジャースのカウンセリング技法から入りました。

うなづき、あいづちをうち、アイコンタクトを使うという基本技術。

それにオウム返し法もありえます。

楽しく歓談というだけではなく、積極的にお話を伺うという姿勢が大切です。

話の内容を理解することも大切ですが、どんな感情、どんな気分、気持ちなのかを的確にわかってあげて言葉で確認することこそ大切。

私が師匠の山崎正先生からおそわったのは、「感情の反射」というキーワード。

えらそうに来談者の内容を説き明かす賢い聞き手はいらない。

たっぷりと聞いてくれて、内容だけでなく、感情まで理解してくれる(共感してくれる)人にこそ、来談者は心を開くのです。

カウンセラーはぺらぺらしゃべるな。

沈黙に耐える自然な態度を学べとよく言われたものです。

私が自律訓練法を学んだ木下功先生がモデルです。

来談者には、ふむふむとかあーんーとか、なにやらわけのわからない言葉を返していました。

聞き上手は話し上手じゃないんです。

2010/07/09・記


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