たわいもない話

かくすればかくなるものと知りながらやむにやまれぬ大和魂

鯉 恋 コイ の 散 歩 道

2021年11月20日 16時58分01秒 | 朝の散歩
いつもと同じ、何の変哲もない散歩コースを歩いていても、その日の気分、心の持ち方によって、一日として同じ景色を見ることはないだろう。
人生、異なもの粋なもの。
時として思いもよらない事象、事態に遭遇することもある。
「ここにいる鯉を餌づけできるかな?」
「難しいと思うよ」
「明日から餌づけしてみるから、ここに鯉がいるなんて、絶対人に言ったらいけんよ!」
「誰かが、ここで鯉釣りをしたら、二度とここには寄らなくなってしまうからな‼」
「わかってますよ」
次の日、10時30分に車の一年点検を終え、その足で整形外科での2か月ぶりの診察を受けて飲み薬を処方していただいた。
帰り道の途中、コメリによって4㌔入りの鯉の餌を購入した。
家に着くと、さっそく餌の袋の封を切り、餌をビニル袋に小分けした。
小分けしたビニル袋をポケットに押しこむと、弾む心で単車にまたぐった。
胸をときめかせながら、○○川の溜りに向かって単車を走らせた。
川面には小春日和の、午後の柔らかい日差しが降り注ぎ、十数匹の黒鯉が楽しそうに浮かんでいる

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