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彼岸の「ぼたもち」

2007-09-24 09:54:14 | 季節

昨日は彼岸の中日であった。

午前中、家内と隣の市へ所要で出掛け、帰りにお仏壇とお墓用に生花を三束購入してきた。前日までの猛暑から開放され、車のクーラーを入れるまでもなく窓からの風が爽やかで気持ち良かった。

例年決まって彼岸には花を咲かせる我家の彼岸花は蕾のままである。猛暑が続き未だ秋の気配を感じていないのであろうか?

昼過ぎには帰宅し、早速二人でお墓参りに出掛けた。お盆の後に掃除をしていたので今回は簡単に掃き掃除だけで済ませた。

お墓から戻ると、玄関前に「ぼたもち」と野菜の入ったダンボール箱が置かれていた。
「ぼたもち」という単語は一般に通用しなくもないが、「おはぎ」のことである。毎年春秋の彼岸の中日に、「ぼたもち」を届けてくれる近くに住む姉の手作りのものであった。

戴いた「ぼたもち」を早速お仏壇に供えた。家内は大好物であり早速二個食べていた。姉のは大きく、夕食はご飯は食べられないと、夕食のおかずを肴にワインだけで済ませていた。小生は基本的に餅は好物であるが、「ぼたもち」は甘いあんが邪魔をして美味しいとは感ぜずにせいぜい一つしか食べない。

ともあれ、毎彼岸の中日には姉の手作り「ぼたもち」のお陰で、今や遠くなってしまった子供の頃に小生を連れて行ってくれる。稲の刈取りが終わると、一家で「ぼたもち」を作りお手伝い頂いたお家に感謝を込めてお配りしていた。
また「お団子」を作ってお仏壇やお月様にお供えしていた祖母や母の姿が思い浮かぶ。


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