5月の末にヤリタナゴの人工授精をしました。
前回やった時は無精卵で終わり、今回は授精は上手く行ったものの浮上間際で稚魚達が力尽きて、全滅しました…
時期的に高温が気になっていまして、エアコン管理と保冷剤で人工授精容器を冷却していました。僕の感覚ですと、在来タナゴの卵や稚魚は23℃がボーダーラインだと考えています。浮上が近い状態(発育がある程度進んだ状態)では25℃程度でも大丈夫な印象です。
ですが、今回のヤリタナゴの人工授精では冷却が不十分だったのか…もしくは保冷剤を頻繁に交換したことが刺激になり、稚魚を弱らせてしまった可能性があります。タナゴの人工授精は安静も重要だからです。僕が人工授精はじめたての頃は毎日、人工授精容器を水換えして稚魚を死なせていました。後にアドバイスを貰い、水換えを10日に1~2回にして上手くいくようになったからです。
因みに5月初めに人工授精したセボシタビラは上手く浮上させることが出来ました。5月も30℃前後まで暑くなったりしましたが、朝晩が涼しかったことと暑くなる日がたまにだったことで保冷剤はたまに入れるだけでした。
6月末にもセボシタビラの人工授精をしましたが、それは失敗してしまいました。暑い日が続き、最低気温も高くなってきたのでエアコンで24℃管理して、保冷剤の交換をしていましたが失敗です。
4~5月の時より管理が難しいと感じました。
SNS情報ですが、水温25℃位の状態で人工授精が上手く行ったと教えて貰いました。水換えはせず、完全放置とのことで驚きましたね。タナゴの人工授精にとって高温と水質悪化はご法度であると思ってましたので…刺激が良くないのは重々承知なんですが…
4月頃よりはさすがにちょっと色落ちしてますが、7月でもまだまだキレイです!
今朝採卵出来たので、完全放置を試そうと思います。否定も肯定も実際に試してからということで(笑)
過去記事
・シノロデウス
・アブラボテ
・セボシタビラ
・ヤリタナゴ
おまけ
SNSにはだいぶ前に載せましたが、観察ケースに入れた幼魚達。
シノロデウス
アブラボテ
セボシタビラ
最後に水槽の5月採卵のセボシ&シノロデウス稚魚達。
温度は上げるのは簡単で下げるのは大変ですしね。
ヤリ産卵管伸ばされるとはやりますね!
なにか伸びるきっかけはありましたか?
冷却は飼育における永遠のテーマですよね。ワインセラー使いたいですが、部屋の中に設置の許可がですね…汗
ヤリはプラ舟で青水飼育です(笑)メスは複数匹いますが、仰せの通り発情しにくいのとたまにしか産卵管が伸びないので採卵のタイミングが難しいですね。シノロデウスやボテは簡単に伸びるのに