こちらは二枚貝繁殖で貝幼生の宿主になって貰っていたヨシノボリなんですが…
めちゃくちゃカッコ良くなっていてビックリしました!!
カワヨシノボリで合っているとのことで、全然珍しい魚って訳でもなく逆に言えば、普通種でも本気出せば侮れないことを実感しました。
https://blog.goo.ne.jp/gai6969/e/3aaff162c138346d1beb4f0a7360320c
↑二枚貝幼生の記事です。グロキディウム(イシガイ類の幼生)はヨシノボリ等の限られた種類の魚に寄生して栄養を吸収するようです。
https://blog.goo.ne.jp/gai6969/e/3aaff162c138346d1beb4f0a7360320c
↑二枚貝幼生の記事です。グロキディウム(イシガイ類の幼生)はヨシノボリ等の限られた種類の魚に寄生して栄養を吸収するようです。
記事内で旧フネドブガイとあえて旧とつけているのがミソでして…
・タガイ改めフネドブガイ
・フネドブガイ生息調査
・二枚貝のエサについて改めて考えてみる
今までこの貝をブログ内でタガイと紹介したり、フネドブガイと訂正したり、お騒がせしてきたのですが…
ちょっとしたきっかけがあったので、この貝の殻をイシガイ類の調査活動をされている方に送って同定して頂きました。
学名だけ教えて頂いたので、手持ちのタナゴのエロ本と照らし合わせてみました。
タブネドブガイ属の一種
Buldowskia kamiyai
の可能性が高いとのことでした。
僕が今までブログ内で連呼してた
フネドブガイ
Anemina arcaeformis
なんですが…
↑こんな感じで殻頂が真ん中ら辺にあって、かつとても出っぱっているのが恐らく特徴なのかと思います。殻の色の明るさはタブネと同じ位ですかね。
イシガイ類の分類は難しくて、最近になって研究が進んできたらしいです。タガイと同定してくださったり、フネドブガイと同定されたのはその時々というかその時期では最善の答えであり、決して間違っているという訳では無いでしょう。
タガイって簡単に書いてしまいましたが、タガイにも色々な種類というかバリエーションがあるらしくて…見分けは困難というか定まっていないというか…
とにかくイシガイ目の二枚貝は奥が深いです。知っているつもりになってもまだまだですね。
水換えの時にタブネドブガイをまじまじと観察。本種は殻の厚みが重厚感あります。
観察が終わった後は呼吸がしやすくかつ身に砂が入らないように殻頂と水管の位置が上になるように戻してあげます。
それとセボシですが、あくびをしているところが撮れました。
顔のピントが微妙にボケてるのが惜しいですが、観察ケースでは見れないシチュエーションだと思います。水槽飼育ならではですね。
アメブロも動画投稿メインでぼちぼちやってます。こちらでも懲りずに国内希少野生動植物種のことを書きました。
私の地域周辺の二枚貝も、きちんと同定しなくちゃいけないですね。
そうそう、何の変哲もないという普通種のカワヨシノボリだって、今後わからなくなっていきますよ、必ず。
ま、あれだけ種分化していってるヨシノボリ類の中で、淡水域にとどまってるカワヨシノボリが2つのタイプでとどまる訳がないと思ってます。
それにしてもセボシタビラ、いい場面を撮影されてますね、お見事!
わからないことだらけってことはそれだけ沼が深いってことなんですよね。世の中が落ち着いたら全国各地のイシガイ類の水管を撮って回りたいです。二枚貝は殻の標本や画像は山ほどあれど、軟体部分はさほど着目されてないなと…
ヨシノボリも沼ですよね。南西諸島のキバラヨシノボリも地域性があるらしいです。
乱獲や安易な放流に警鐘を鳴らすのは大事なんですが、それと同時に飼育の楽しみや有用性をアピールしたいです。
初めて名前を聞きました
イシガイとドブガイの区別も怪しいわたくしには、ついて行けない世界で御座いますよ。。。
マイナー過ぎて、研究者かよっぽどのマニアしか情報を掴めないんだろうと思います。ググっても英文かハングル文字の論文しか出てこないですし…僕ら一般人にはイシガイ類を知ろうとするのはかなりのハードルですよね。
今年の3月に発売されたタナゴのエロ本を是非購入してみてください!タナゴのキレイな水中画像もそうですし、淡水二枚貝の解説も分かりやすいです!