回転寿司の真相シリーズ271皿目 第3部/回転寿司に行くなら店を選ぼう編
ROUND16 回転寿司も板前さんの力
板前さんや寿司業の経験者を大事にしない回転寿司店に未来はない
大手チェーン店では、皿の裏のQRコードで自動廃棄や自動会計など、数々のハイテクシステムが導入されています。あるチェーン店では、入店後(着席)の最初の8分が“腹ペコ状態”、次の8分がペースを落としながらも“好きなネタ”を食べる状態、そして最後の8分が“満腹状態”と設定しています。お客様全般の経過時間、時間帯、子供の割合など独自の係数表で、総合的に流すネタの種類や数が決められています。
お客様が食べたいネタをタイミングよく出すこと~売るタイミングが重要です。一般のビジネスにも共通する、売り急ぎ・売り逃し・売り余りをうまく図らねばなりません。人気のないネタを減らすとバリエーションがなくなり、売上全体も減ってくるそうです。お客様のためにと多くの皿を流すと無駄になり、相矛盾する難しい問題です。廃棄の加減が店の存亡に繋がるため、各店とも神経を尖らせているのです。
中小店は、経験豊かな店長、板前さんがいれば、コンピュータを凌ぐ成果が出ることでしょう。目先のコスト採算ばかりを考え、アルバイトや経験が乏しいスタッフばかりでは逆効果です。回転寿司店に限らず一般の会社でも、長年培った経験を持つベテランを切り捨て、「人」を大事にしない会社に未来はありません。以上、「ROUND16/回転寿司も板前さんの力」でした。
酷い実態は全ての回転寿司店を示すものではありませんが
多くの店で横行しているのも事実です。
このROUNDは回転寿司専門家の書籍を参考に、投稿者
の一般飲食店での感想と世の中の経験を加え記事にしました。