食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

索引【か(ま-わ行)】毎日新聞クロスワードサポート辞書P.12

2023年09月30日 | 毎日クロス辞書/本文
Mcwpt 毎日新聞クロスワードサポート
か(ま-わ行)気になる言葉の辞書 P.12/54



いつも毎日新聞クロスワードサポート(気になる言葉の辞書)にお越し頂き、誠に
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チコ情報/NHK番組「チコちゃんに叱られる」、林修情報/テレビ朝日・林修先
生の「ことば検定」、池上情報/池上彰氏のTV情報番組を参考にしたことを示す。
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か(まーわ行)
(がま) = 淡水の湿地に生える。高さ約2m、夏、約20m緑褐色の花序(穂)をつける。投/植物そのものより、日常の言葉に多用されている。「かまぼこ」(蒲鉾)の語源は蒲の穂で、蒲の形と色が似ていることから。昔のかまぼこは細い竹にすり身を付けて焼き、現在の竹輪(ちくわ)にあたる。「蒲焼(かばや)き」も、昔は鰻を開かずに筒切りにして棒に差して焼いていたので、形が蒲の穂に似ていたことから。
771gama
ガマ = ①岩石や地層のなかにある空洞。②沖縄県南部にある洞窟(どうくつ)。太平洋戦争末期の沖縄戦では、防空壕に使われた。投/6月23日は、事実上、1945年の沖縄戦が終了した日。沖縄「慰霊の日」とされる。沖縄戦では、20万人が戦死。沖縄各地のガマでは、旧日本軍による県民への強制自決が行われた。
神対応 = 気の利いた対応。期待したよりも、丁寧ですばらしい対応。反対語<塩対応=思いやりを感じない対応。すげない態度で応じること。投/投稿者は、神対応の言葉が嫌い。無宗教だが、人間ごときが神たる存在を軽く扱っている(笑)。神対応なんて言わずに、素直にその人に相応しい言葉で褒めたらどうだろうか。でも古い言葉に、「神業・神技(かみわざ)」があったな~。
亀の子縛り = 亀の甲のように、菱形の目ができるように縛る縛り方。
(かもじ) = ①髪の女房詞(ことば)。 ②女性が髪を結う時の添え髪。
ガヤ芸人 = 雛壇(ひなだん)芸人。TVのトーク番組・バラエティ番組で、準レギュラーあるいはそれに類する頻度で出演するお笑い芸人のこと。元々の「がや」は、アニメーションや洋画の吹き替え用の言葉で、スタジアム客の歓声や学校の運動場の掛け声といった、内容が決められていないその他大勢の「がやがや」した台詞の声を担当することを言った。投/ガヤ芸人なりに、いかに目立つトーク術が必要だと言われる。若い方には受けるが投稿者としては、仲間うちの話や”がやがや”と中身がないトークばかりで幻滅する。こんな内容で国民が喜ぶと思う、TV局の安易さを痛感する。
がらがらぽん = ①組織・役割などを全面的に再編したり入れ換えたりすること。②リセットして仕切り直す。“おじさんビジネス用語”。
ガラコンサート = gala concert・「ガラ」は祝祭の意。祝賀・記念のために行う特別演奏会。投/新潟県のガーラ湯沢スキー場・リゾート地も同様な趣旨。意味は分かるが、日本語の語感が悪い。例えば、客の入りが「がら空き・がらがら」。鶏がら・がらくた・がらがらぽん(組織・役割などを総入れ替えする)。投稿者は、そんなことを指摘できる「柄」でもないが~。
唐獅子(からしし、からじし) = ①獅子を、いのしし(猪)・しし(鹿)と区別していう語。 ②獅子を造形的に装飾化したもの。 投/「唐獅子牡丹」(-ぼたん)は、日本映画昭和残侠伝シリーズの主題歌として高倉健が劇中で歌った曲の歌詞を改変したもの。1960年代にヒット。「義理と人情を秤(はかり)にかけりゃ」で始まる歌詞は、劇中での高倉の決め台詞「死んでもらいます」と共に流行語になった。
ガラスの天井 = glass ceiling・グラスシーリング。資質・実績があっても女性やマイノリティを一定の職位以上には昇進させようとしない組織内の障壁を指す。女性やマイノリティが実績を積んで昇進の階段をのぼってゆくと、ある段階で昇進が停まってしまい先へ進めなくなる現象。鉄ではなくてガラスであるのは、「目では見えない障壁に阻まれている」ことからの表現である。投/この言葉を知ったのは、2016年、ヒラリー・クリントン氏が初の女性米大統領実現かと騒がれたが失速した時。“ガラスの天井を破る”表現は、あくまで物理的に考えればガラスが割れて怪我をしたり物騒だ(苦)。日本なら、がんじがらめの「竹の天井」、「蔦(つた)の天井」のほうが相応しいのでは。
体が資本 = 松下幸之助によって残された言葉。①幸之助は元々虚弱な体質だが94歳まで生きた人物であり、体の健康は何よりも大切であることを知る。②そして人間とは気分が大事で、気分が悪いと立派な才能を持とうにも十分に生かすことはできない。③何をするにも、元気な体があってこそ可能、体の健康は何よりも大事であるという意味。
辛党(からとう) = 酒好きの人、左党。左党は、左ききの仲間、すなわち酒飲み。酒杯は左手に持つから。あるいは鉱山・大工作業で、左手は鑿(のみ)を持つ手・“飲み”と掛けている。投/若い世代は激辛ラーメンなど辛い物好きを、辛党と呼んでいる。いずれこの言葉の意味も、酒好きから辛い物好きへと代わっていくだろう。因みに投稿者は酒も甘い物も大好きの二刀流、甘辛(あまから)党総裁候補。
唐十郎(から・じゅうろう) = 1940(S15)-2024年。日本の劇作家・演出家・俳優。劇団「唐組」主宰、紅(あか)テントの「状況劇場」を結成。アングラ演劇の始祖。「紅テント」は、唐十郎主宰の状況劇場の通称。1967(S42)年、新宿の花園神社に赤いテントを立てて公演したことから。「状況劇場」とは、1963年、俳優の復権と「特権的肉体論」を掲げ唐十郎らが結成した劇団名。
C(カリエス) = カリエス・caries、虫歯。「C」はその略称で、虫歯の進行具合によってC1~C4に至る。投/もう30年近く歯医者に行ってないが、ぼんやりCが浮かんだので、念のため歯医者通い常連の妻に確認した。歯医者の先生が「〇〇歯・C3~」などと読み上げると、気が滅入ってくるそうだ。この文章を書いているだけで、歯が痛くなるような気がする。
ガリ版 = 印刷機やプリンターがなかった数十年前は、ビラや学校のテスト用紙はガリ版刷りだった。投/投稿者は生徒会や組合ビラの発行作業で、随分と使った。
カリプソ = 大西洋・西インド諸島のトリニダード・トバゴで生まれたポピュラー音楽。諷刺に富む歌と踊りやすい2拍子の演奏が特徴。投/1957(S32)年、ハリー・ベラフォンテの「バナナ・ボート」は衝撃的だった。日本では、浜村美智子がヒットさせた。1960年代に、日本発祥のリズムながら異国情緒がする「ドドンパ」、橋幸夫など海外のリズムを取り入れた「リズム歌謡」へと繋がっていく。ベラフォンテは、23年4月に亡くなった(96歳)。
画竜点睛(がりょうてんせい) = 物事を立派に完成させるための最後の仕上げ。わずかなことで、全体が引き立つ例え。
 = 古くは人と人以外のものも指した。人の場合、男女ともに指した。投/投稿者の推察だが、「誰彼無し」~不特定多数の言い方がそうか? 当時は交際が破談しても「元カノ」はおらず、「元カレ」ばかり(笑)。万葉集などの昔は、男女ともども配偶者はどちらも「つま」(妻・夫)と言ったそうで、ややこしい?時代だった。
花梨(かりん) = バラ科の落葉高木。中国大陸の原産、古く日本に渡来した。高さ約6メートル、周囲2メートルに及ぶ。春の末、枝端に淡紅色5弁の花を開く。果実は黄色。
780karin1 780karin2 花と実
カルマ = サンスクリット語で業(ごう)・行為という意味がある「karman」が語源である。インド哲学や宗教において、個人の行為や意識が生み出す善悪の実体であり、それが次の生に影響を与えるとされる概念である。具体的には善行を積めば幸福な生活や良い転生が得られるとされ、逆に悪行を積むと苦難や悪い転生が訪れるとされている。
家老(かろう) = 笑い言葉 < とても疲れていそうな家臣は家老(過労)。投/プーチンには、侵略を止めさせる諫言をする適切な家老(知恵袋)がいないのだろう。ここからはおふざけで、ロシアと中国が近いのは首脳の名前のせい?プーチンと一字違いは「プーサン」(習近平のあだ名・プーサンに似ている)。
夏炉冬扇(かろ・とうせん) = ①時機にあわない無用の事物のたとえ。夏の囲炉裏(いろり)と冬の扇(うちわ)の意から。②君主の信望・寵愛(ちょうあい)を失った者や、寵愛を失った宮女、恋人にすてられた女性のたとえとして用いられることもある。
皮算用(かわざんよう) = 捕らぬ狸(たぬき)の皮算用の略。事の実現もはっきりしないうちに、あれこれ期待すること。投/言われを調べると、かつて狸の毛は筆などに使われ、狸を捕るとかなりの金になったようだ。しかし狸は逃げる知恵があり、なかなか簡単には捕まらなかったことから戒めの対象動物になった。
冠羽(かんう) = 鳥の頭頂部に生える飾り羽。多く雄の性徴で、繁殖期にのみ見られる種もある。
侃々諤々(かんかんがくがく) = 遠慮することなく盛んに議論すること。喧々諤々(けんけんがくがく)という人が多いが、侃々諤々と喧々囂々(けんけんごうごう)の両者が混交した誤り。喧々囂々は、大勢の人が口々にやかましく騒ぎ立てること。
眼光紙背に徹す(がんこう・しはい・-) = 書物を読んで、ただ字句の解釈にとどまらず、その深意を読みとる。紙の裏まで見通すという意味で、書物に書かれた字句の背後にある深い意味を読み取ることを指す。投/「眼光クロス背に徹す」~毎日新聞クロスワードを解く方は、ただ答え合わせをするだけではなく、出題者・西尾徹也先生が言わんとする言葉の裏側(世の中の風潮・政治批判)を読み解かなければならない!
冠婚葬祭(かんこんそうさい) = 古代の4大礼式。冠=元服、婚=婚礼、葬=葬儀、祭=祖先の祭祀(さいし)。投/生まれてから亡くなったあとまで、人生のイベントを順番に並べた四字熟語。現在に置き換えれば「冠」(元服)は成人式、昔は大人になる儀式には冠(かんむり)や烏帽子(えぼし)を被ったことから。「祭」とは盆踊りのようなまつりではなく、祖先祭祀といい四十九日や三回忌など亡くなった人を祀(まつ)ること。
鑑査(かんさ) = 調べて適否・優劣を目利きすること。
先生(青木昆陽)(かんしょ・-/-・こんよう) = 江戸中期の儒学者・蘭学者、1698~1769年。8代将軍吉宗の命で、オランダ語を学ぶ。飢饉対策として甘藷の栽培を勧め、世に甘藷先生と称された。「甘藷」とは、さつまいものこと。一方、男爵芋(だんしゃくいも)と言われる方の名前は、川田龍吉(りょうきち)男爵、1856(安政3)年生まれ。北海道の農場で品質改良を繰り返して作られたじゃがいも。男爵の身でありながら、仕事の傍ら財産を注ぎ込み熱心にじゃがいも栽培を行なった。投/昔はお米が取れず高級品だったので、じゃがいも・さつまいもなどを命の糧に。芋でも、食べることができた人は恵まれていた。
貫主(かんす・かんじゅ) = 天台座主(てんだいざす)の異称。また後に、各宗本山や諸大寺の住持の敬称ともなる。管主。投/毎年の漢字は京都・清水寺が決めていると思われがちだが、実際は日本漢字能力検定協会。森清範貫主はインタビューで、当日は14時に書くが12時に連絡がある。同じ字が再び選ばれた際は、微妙に字体を変えると言っていた。
含蓄(がんちく) = ①含み蓄えること。含み持つこと。②深い意味を内に蔵すること。ふくみ。「-のある話」「-に富む文章」。投/紛らわしい言葉は、蘊蓄(うんちく)。知識を深く積み蓄えてあること。また、その知識。「-のあるところを披露する」。
官房機密費 = 内閣官房の事務の円滑効果的な遂行のため、機動的に使用することを目的とした経費。投/菅官房長官在任中は、87億円もの領収者不要の支出をしている。官房長官の「金庫」と言われ、領収者が要らないことから過去から不正(私物化)の温床だ。本来の目的とは異なる使い方がされ、自民党の選挙費用や野党対策、マスコミ対策、国会議員や官僚、御用ジャーナリスト・評論家に金を配る。元は税金でも、ほとんどが自民党の活動や私用の飲み食いなど違法な使い方がされてきた。毎年度末や選挙前になると、金庫が空っぽになる現象が続く。
貫目(かんめ) = ①尺貫法の目方の単位の他に、②身に備わる威厳・貫禄の意味もある。
慣用句 = 投/投稿者は慣用句、常套(じょうとう)句が大好きで、いかにも庶民的・身近な言葉と思える。調べたら無数にあるので、<例>は省略した。政治家・コメンテーター・ドラマ・若い方の会話には、これらの言葉が少ないことから話に薄っぺらさを感じ、あまり心に響かない。一方、刑事コロンボはガイジンさん?なのに、”うちのかみさん” や “よござんすか?”など江戸っ子弁として慣用句、常套句がふんだん、日本の故事・ことわざまで飛び出す。何回見ても飽きない。
慣用読み(かんよう・-) = 慣用による読み方。正式な読み方以外によく用いられる読み方。一例・他人事を“ひとごと”ではなく、“たにんごと”と読む。元々の字は「人事」(ひとごと)と書いたが、人事(じんじ)と読まれ分かりにくいので「他人事」と書くようになった。しかし「たにんごと」と読む人が多くなり、現在、新聞などでは「人ごと」と書くようにした。残念なことに「たにんごと」の言葉が独り歩きし、「人ごと」という言い方を駆逐する勢い。
閑話休題(かんわきゅうだい) = ①話を本筋にもどすときに用いる語。②無駄話はさておいて。それはさておき。投/字面(じづら)から休憩に入る、あるいはノンビリとした雰囲気と思いがちだが正反対の意。
眼を付ける(がん・-) = 悪意をもって相手の顔や目をじっと見つめる。不良仲間で言いがかりをつけるときなどに用いる言葉。眼を飛ばす。

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「毎日新聞クロスワード」に出題されたワードから、ピックアップしたものです。
「気になる言葉の辞書」の説明は、広辞苑第七版と明鏡国語辞典第三版・三省堂国語
辞典第八版の解釈を主体に、その他複数の辞書・ネット検索・過去の投稿ネタ、投稿者
の感想(投/~と表記)を加え編纂しております。

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