偽装魚の実態シリーズ
外国魚・深海魚・開発魚の謎の絆を解き明かす偽装魚相関図11・まとめ
中小の回転寿司店・弁当チェーン店・惣菜店は偽装魚ばかり
今までご説明した「偽装魚相関図」は、いかがでしたか?マイブログオリジナルの貴重なデータです。“偽装魚研究”の成果?でしょうか(笑)。乱れた我が国水産業界の、嘆かわしい「負の相関図」です。回転寿司店の偽装魚の事実について書籍・雑誌が数々出版され、多くのブロガーが投稿されています。その結果、ある程度、認識が高まったのは嬉しい限りです。
散々、回転寿司は偽装魚ばかりだと申し上げてきましたが、実は多くの食品にも偽装魚が蔓延していたのです。弁当チェーン・天婦羅チェーン・ファストフード、デパートやスーパーの惣菜にまで、偽装魚が使われている実態をご存じの方は少ないでしょう。超・低コストの外国魚・開発魚(下記参照)を使い、高いお金を取ってぼろ儲けしているのです。
天婦羅・惣菜はご年配の購入者も多く、偽装魚の存在を根底からご存じなく、可哀相に“カモ状態”です。友人だけでなく、時にはあなたのご両親にも「偽装魚の実態」をお話されることを願っております。
11回に渡る「外国魚・深海魚・開発魚の謎の絆を解き明かす偽装魚相関図」をご覧頂きまして、ありがとうございました。開発調査センターのサイトからは、多くの開発魚・深海魚、そして偽装魚や本物魚(一般魚)のお姿が拝見?できたのではないでしょうか。
■開発魚とは、独立行政法人水産総合研究センター・開発調査センターが、日本人の味覚に合う魚や従来から食べられてきた一般的な魚の食感に似た外国の別種魚や深海魚などを、世界中の海洋から探し出してきた魚の総称です。開発魚は正当な魚であり、それを鯛などの本物魚に偽装して販売する水産業者・食品業者が問題なのです。
開発調査センターのサイトから、開発魚・外国魚・偽装魚の写真がご覧になれます。
当カテゴリ 「開発魚・偽装魚を見よう」のご案内ページの説明に沿ってリンクして下さい。
ここでいう相関図とは、対象魚の魚種や科目が繋がっているのではなく、本物魚に偽装された魚同士を相関関係があると設定したものです。