少数派シリーズ/経済劣化
あと何度 平成最後 聞かされる ⇒平成は昭和のツケを払い続けた30年
時事川柳 【2019.1.9放送分】
川柳は、TBSラジオ「荒川強啓デイ・キャッチ!」より
説明部分は、投稿者による見解です。
あと何度 平成最後 聞かされる
皆様にとって、平成30年間の感想はいかがでしょうか?
句は、TVや新聞で語られる平成30年特集や、何でもかんでも「平成最後」の名をかぶせた企画に辟易されていると思われます。
“平成商法”と言われ懐かしい商品を売り出したり、改元されると契約が無効になるなどの「平成詐欺」も出没してます。“平静”になって、十分、お気を付け下さい。出た!昭和のオヤジギャグ
■平成は『昭和のツケ』を払い続けた30年・未だに終わらないバブルの清算
さて今号は、新春のTBS「サンデーモーニング」、平成を振り返る内容をご案内します。出演者のコメントを要約します(カッコは投稿者の補足)。この番組らしく、テーマは『昭和のツケ』を払い続けた30年』~「未だに終わらないバブルの清算」です。*なお主に、政治・経済から見た昭和・平成を語っています。
寺島 実郎氏 (日本総合研究所会長)
「安倍首相方針「デフレ脱却」とは言うものの、“バブルの夢再び”の印象が拭えない。金融異次元緩和・量的緩和・マイナス金利など、政府主導で金融をジャブジャブにさせてしまった。こうした「アベノミクス」は、間違った経済政策だ。経済的な体力が失われたまま、不況になったら取り返しが付かないほどの大打撃を被る。」
田中 優子氏 (法政大学総長)
「株価は(日銀が支え・年金投入による)、見せ掛けの富だ。バブルも、典型的な見せ掛けの富だった。バブルの失敗を、反省していない。政府・経済界が努力しないまま、今日に至った。女性が働くことが多くなったのは、(夫が)非正規社員のため、やむなく働かざるを得なくなったためだ。本当の“女性活躍”とは、女性自ら社会への貢献意思と自分の時間を充実させること。」
安田 菜津紀氏 (フォトジャーナリスト)
「長時間労働を容認する風潮が、根強く残っている。それが過労死・自殺を引き起こす。自己責任で済まされる問題ではない。過剰消費の経済の仕組みを、変える時が来ている。」
古田 大輔氏 (ネットニュース編集長)
「TV・新聞などの平成特集の企画は、結局は昭和を語っており、その比較として平成を出したに過ぎない。平成そのものが語られていないのは、企画するメインが50代・60代だからだ。40代以下の若い人にやらせるべき。」
青木 理氏 (ジャーナリスト)
「国民総中流社会だった昭和は、今日より明日は給料が上がる・暮らしが良くなると頑張った。最後に行き着いた先が、バブルだった。昭和より悪くなったのが平成。将来が見えない不安、社会保障(切り下げ)など、何も解決されていない。それなのに未だに、五輪・万博・リニア新幹線など昭和のノスタルジーを追い求めている。昭和のオジサンが取り仕切っている以上、新しい発想が出てこない。」
■バブルの失敗に懲りずまた同じことを繰り返す現政権の愚かしさ
ここからは投稿者の文章です/ある専門家の報告では、生涯を通して考えた場合、現在の60代(戦後の団塊世代後の生まれ・昭和23年から10年程度)が、一番、生活が安定し健康的にも良い世代と言っています。それは戦争の悲劇なし、会社生活の安定、収入・給与の確実性、食生活の充実などからです。それ以前の生まれの方は戦争が、逆にバブル以降・平成は就職・労働の厳しさ、低賃金・減収、食材の悪化、人間関係の難しさなどが覆いかぶされてきます。
私は元号反対派なので昭和・平成と区分けしたくないのですが、でも影響は受けざるを得ません。ところでバブルが崩壊した理由は、なぜか、ほとんど語られません。説明すると長くなりますが、ひと言でいえばバブル景気を強引に冷やそうとした、経済を分かっていない「政治家の政策ミス」なのです。絶頂期から、それこそ“奈落の底”まで落ちたのが平成です。平成だけを見ても30年間、国民に多大な迷惑を掛けたにも関わらず、現与党政権は反省もなく、平成・新元号下で愚かにもまた同じ失敗を繰り返そうとしています。元号が変わっても、昭和の失態がまるまる続くのでしょう。まあ皮肉を言えば、現政権を押す主力の世代は、昭和終盤から「平成生まれ」の人なのです。若い方こそ、将来を考えて行動したほうがいいですよ(*昭和生まれの人間の文章でした)。
あと何度 平成最後 聞かされる ⇒平成は昭和のツケを払い続けた30年
時事川柳 【2019.1.9放送分】
川柳は、TBSラジオ「荒川強啓デイ・キャッチ!」より
説明部分は、投稿者による見解です。
あと何度 平成最後 聞かされる
皆様にとって、平成30年間の感想はいかがでしょうか?
句は、TVや新聞で語られる平成30年特集や、何でもかんでも「平成最後」の名をかぶせた企画に辟易されていると思われます。
“平成商法”と言われ懐かしい商品を売り出したり、改元されると契約が無効になるなどの「平成詐欺」も出没してます。“平静”になって、十分、お気を付け下さい。出た!昭和のオヤジギャグ
■平成は『昭和のツケ』を払い続けた30年・未だに終わらないバブルの清算
さて今号は、新春のTBS「サンデーモーニング」、平成を振り返る内容をご案内します。出演者のコメントを要約します(カッコは投稿者の補足)。この番組らしく、テーマは『昭和のツケ』を払い続けた30年』~「未だに終わらないバブルの清算」です。*なお主に、政治・経済から見た昭和・平成を語っています。
寺島 実郎氏 (日本総合研究所会長)
「安倍首相方針「デフレ脱却」とは言うものの、“バブルの夢再び”の印象が拭えない。金融異次元緩和・量的緩和・マイナス金利など、政府主導で金融をジャブジャブにさせてしまった。こうした「アベノミクス」は、間違った経済政策だ。経済的な体力が失われたまま、不況になったら取り返しが付かないほどの大打撃を被る。」
田中 優子氏 (法政大学総長)
「株価は(日銀が支え・年金投入による)、見せ掛けの富だ。バブルも、典型的な見せ掛けの富だった。バブルの失敗を、反省していない。政府・経済界が努力しないまま、今日に至った。女性が働くことが多くなったのは、(夫が)非正規社員のため、やむなく働かざるを得なくなったためだ。本当の“女性活躍”とは、女性自ら社会への貢献意思と自分の時間を充実させること。」
安田 菜津紀氏 (フォトジャーナリスト)
「長時間労働を容認する風潮が、根強く残っている。それが過労死・自殺を引き起こす。自己責任で済まされる問題ではない。過剰消費の経済の仕組みを、変える時が来ている。」
古田 大輔氏 (ネットニュース編集長)
「TV・新聞などの平成特集の企画は、結局は昭和を語っており、その比較として平成を出したに過ぎない。平成そのものが語られていないのは、企画するメインが50代・60代だからだ。40代以下の若い人にやらせるべき。」
青木 理氏 (ジャーナリスト)
「国民総中流社会だった昭和は、今日より明日は給料が上がる・暮らしが良くなると頑張った。最後に行き着いた先が、バブルだった。昭和より悪くなったのが平成。将来が見えない不安、社会保障(切り下げ)など、何も解決されていない。それなのに未だに、五輪・万博・リニア新幹線など昭和のノスタルジーを追い求めている。昭和のオジサンが取り仕切っている以上、新しい発想が出てこない。」
■バブルの失敗に懲りずまた同じことを繰り返す現政権の愚かしさ
ここからは投稿者の文章です/ある専門家の報告では、生涯を通して考えた場合、現在の60代(戦後の団塊世代後の生まれ・昭和23年から10年程度)が、一番、生活が安定し健康的にも良い世代と言っています。それは戦争の悲劇なし、会社生活の安定、収入・給与の確実性、食生活の充実などからです。それ以前の生まれの方は戦争が、逆にバブル以降・平成は就職・労働の厳しさ、低賃金・減収、食材の悪化、人間関係の難しさなどが覆いかぶされてきます。
私は元号反対派なので昭和・平成と区分けしたくないのですが、でも影響は受けざるを得ません。ところでバブルが崩壊した理由は、なぜか、ほとんど語られません。説明すると長くなりますが、ひと言でいえばバブル景気を強引に冷やそうとした、経済を分かっていない「政治家の政策ミス」なのです。絶頂期から、それこそ“奈落の底”まで落ちたのが平成です。平成だけを見ても30年間、国民に多大な迷惑を掛けたにも関わらず、現与党政権は反省もなく、平成・新元号下で愚かにもまた同じ失敗を繰り返そうとしています。元号が変わっても、昭和の失態がまるまる続くのでしょう。まあ皮肉を言えば、現政権を押す主力の世代は、昭和終盤から「平成生まれ」の人なのです。若い方こそ、将来を考えて行動したほうがいいですよ(*昭和生まれの人間の文章でした)。