少数派シリーズ/文化・文芸
毎日新聞クロスワード出題者・西尾徹也氏のパズル本出版、新聞掲載される(23年当時)
■「次の10年に向けて新しいタイプのパズルを生み出したい」と意気込んでいる
投稿者はクロスワードが大好きで、新聞や雑誌などいろいろなクロスワードを解いている。毎日新聞のクロスワードに挑戦し始めたのは、300回台・2014年頃だった。最初は半分も解答できなかったが長きに渡る“訓練”(笑)とコツを覚えてから、段々と答えられる問数が増えて全問行けるようになった。好きが高じてとうとう図々しくも第640回(20.9.19)から、ブログに「解答」を載せている。さてパズルマスターと言われる、出題者の西尾徹也先生の教養の深さと博識なことに驚く。氏がパズルの本を出版され、毎日新聞に掲載されたのでご案内致します(23年の記事を再編集)。
『ナンプレやクロスワードなどのパズル作家として海外でも知られる西尾徹也さん(68※当時)=東村山市=の名作集「パズルマスター西尾徹也のザ・パズル」(世界文化社、1760円)が出版された。「傑作、快作、怪作を選抜した。考える醍醐味を味わってほしい」と話している。本書は、今年で作家人生40年を迎えたのを記念して出版した。これまでの創作数は「数え切れない。万単位」といい、本書では、思い出に残る60種類以上のパズル305問を抽出した。クロスワードの黒マス、ナンプレの数字の配置を左右対称か点対称にするなど、見た目のこだわりも随所に感じられる。
1988年に考案した「お絵かきロジック」は45問取り上げた。縦と横の数字をヒントにマス目を塗りつぶすと、絵や文字が浮かび上がるオリジナルパズルだ。美術も数学も好きだからこそ編み出された自信作で、各国に多くのファンがいる。このほか「徹也の酔いどれトーク」というタイトルでパズルにまつわる国内外のこぼれ話も盛り込んだ。1954年、和歌山市生まれ。幼いころからパズルが好きで、「知恵の板」という図形パズルなどで遊んだ。大学進学に伴い上京すると、洋書店を巡り、外国のパズル雑誌を入手した。「こんなパズルが日本にもあれば」と考え、83年に創刊された「パズラー」の問題作成に携わった。同時期に別のパズル雑誌を創刊し、数独の名付け親の鍜治真起さん(2021年に69歳で死去)とは酒席をともにし、パズルのあり方を議論したという。
92年に始まった世界パズル選手権にもほぼ毎年、日本選手団のキャプテンやコーチなどとして出場。98年にトルコで開催された世界選手権では問題を作成する側に回った。現在は日本パズル連盟代表理事を務めている。08年からは毎日新聞で掲載が始まったクロスワード(現在は毎週日曜朝刊)を制作している。西尾さんは創作にあたって「パズルの魅力は、知識や記憶力を問うクイズと異なり、考える喜びだ。解き手が想像力を働かせやすいよう、ヒントをあえて曖昧にすることがある」と解説。「次の10年に向けて、新しいタイプのパズルを生み出したい」と意気込んでいる。』
余談記事/先生のペンネームは、「平綾・真理」(平謝り)と「仲田・瑠美」(中弛み)も使っている。
毎日新聞クロスワード出題者・西尾徹也氏のパズル本出版、新聞掲載される(23年当時)
■「次の10年に向けて新しいタイプのパズルを生み出したい」と意気込んでいる
投稿者はクロスワードが大好きで、新聞や雑誌などいろいろなクロスワードを解いている。毎日新聞のクロスワードに挑戦し始めたのは、300回台・2014年頃だった。最初は半分も解答できなかったが長きに渡る“訓練”(笑)とコツを覚えてから、段々と答えられる問数が増えて全問行けるようになった。好きが高じてとうとう図々しくも第640回(20.9.19)から、ブログに「解答」を載せている。さてパズルマスターと言われる、出題者の西尾徹也先生の教養の深さと博識なことに驚く。氏がパズルの本を出版され、毎日新聞に掲載されたのでご案内致します(23年の記事を再編集)。
『ナンプレやクロスワードなどのパズル作家として海外でも知られる西尾徹也さん(68※当時)=東村山市=の名作集「パズルマスター西尾徹也のザ・パズル」(世界文化社、1760円)が出版された。「傑作、快作、怪作を選抜した。考える醍醐味を味わってほしい」と話している。本書は、今年で作家人生40年を迎えたのを記念して出版した。これまでの創作数は「数え切れない。万単位」といい、本書では、思い出に残る60種類以上のパズル305問を抽出した。クロスワードの黒マス、ナンプレの数字の配置を左右対称か点対称にするなど、見た目のこだわりも随所に感じられる。
1988年に考案した「お絵かきロジック」は45問取り上げた。縦と横の数字をヒントにマス目を塗りつぶすと、絵や文字が浮かび上がるオリジナルパズルだ。美術も数学も好きだからこそ編み出された自信作で、各国に多くのファンがいる。このほか「徹也の酔いどれトーク」というタイトルでパズルにまつわる国内外のこぼれ話も盛り込んだ。1954年、和歌山市生まれ。幼いころからパズルが好きで、「知恵の板」という図形パズルなどで遊んだ。大学進学に伴い上京すると、洋書店を巡り、外国のパズル雑誌を入手した。「こんなパズルが日本にもあれば」と考え、83年に創刊された「パズラー」の問題作成に携わった。同時期に別のパズル雑誌を創刊し、数独の名付け親の鍜治真起さん(2021年に69歳で死去)とは酒席をともにし、パズルのあり方を議論したという。
92年に始まった世界パズル選手権にもほぼ毎年、日本選手団のキャプテンやコーチなどとして出場。98年にトルコで開催された世界選手権では問題を作成する側に回った。現在は日本パズル連盟代表理事を務めている。08年からは毎日新聞で掲載が始まったクロスワード(現在は毎週日曜朝刊)を制作している。西尾さんは創作にあたって「パズルの魅力は、知識や記憶力を問うクイズと異なり、考える喜びだ。解き手が想像力を働かせやすいよう、ヒントをあえて曖昧にすることがある」と解説。「次の10年に向けて、新しいタイプのパズルを生み出したい」と意気込んでいる。』
余談記事/先生のペンネームは、「平綾・真理」(平謝り)と「仲田・瑠美」(中弛み)も使っている。