食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

マイナ⑫役所にカードを取りに行かない人が首都圏だけで72万人、2万円のポイント目的だった/少数派

2024年06月04日 | 暮らし
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/暮らし
マイナ⑫役所にカードを取りに行かない人が首都圏だけで72万人、2万円のポイント目的だった

M20230731

■まず投稿者の文章|カードを取りに行かなかったりカード返納では失効せず重大な落とし穴がある
今号から、荻原博子氏の著者「知らないと一生バカを見るマイナカードの大問題」を抜粋したページをご案内致します。荻原氏は著書のあちこちで、マイナカードを知らないととんでもないことが身に降りかかると言っています。当カテゴリでは、約8回に渡りお伝えします。まずは、著書の「まえがき」をお読み下さい。
まえがき/「マイナカードの大問題」とは、このカードで、私たちの暮らしがどんどん不便になることです。2024年秋以降、「保険証」が廃止されると、病院の窓口は「マイナカード」に搭載された「マイナ保険証」だけでなく、「暗証番号のないマイナ保険証」「被保険者資格申立書」「資格確認書」「資格情報のお知らせ」、さらに1年間は「保険証」にも対応せねばならず、受付業務が何倍にも膨れ上がります。患者も、今まで月に1回「保険証」を持っていけばよかった病院の窓口で、毎回、前述のような書類やカードの提出を求められます。しかも2024年秋までには、まだまだ必要なカードや書類が増えそうです。「保険証」だけでもこんなに不便になるのですから、『パスポート』や『運転免許証』までついたら、どれだけ不便になるのか想像もつきません。本書では「便利」が売りのはずの「マイナカード」が、なぜ、どんどん「不便」になっていくのか、その大問題の本質に迫ります。
プロフィール/荻原博子・経済ジャーナリスト、明治大。1954年、長野県生まれ。家計経済のパイオニアにして第一人者。テレビ、新聞、雑誌でレギュラーや連載を多数持ち、生活者の視点から難しい経済と複雑なお金の仕組みを分かりやすく解説。『投資なんか、おやめなさい』(新潮新書)など、著書多数。

今号に関する記事について、首都圏だけでも役所にマイナカードを取りに行かない人が72万人(23年7月現在)もいます。彼等はカードを活用する気はなく、単なる2万円相当のポイントが目的だったのでしょう。またマイナカードの信頼性、セキュリティーが問題視されたことから、慌てて自主返納された方も多数います。ここに大変重大な落とし穴があり、おいおいお伝えします。実はカードは返納・あるいは取りに行かなくてもマイナポータル(大本のデータ)は残っており、「マイナカードを保持している」と見做されるのです。後号の最大のテーマになりますが、分かりやすい例では今後「紙の保険証」が廃止された場合は、マイナ保険証が手許になければ、病院などで「10割負担」になってしまいます。例えば街のフィットネスクラブや商店街の会員証を返せば、会員から外れます。しかしマイナカードは返却しただけでは、簡単に「失効」しないのです。次回以降を、お読み下さい。

荻原博子氏の著者「知らないと一生バカを見るマイナカードの大問題」を抜粋したものです
 





Sankoub
次号/マイナ⑬カードを自主返納しても・取りに行かなくても「マイナ保険証」から解除されない
前号/マイナ⑪1258機能のうち自治体が半数以上活用した機能はたった3%、むしろ負担に

Ntopkeiji

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