食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

食べ残しを減らすドギーバッグの普及やマイドギーバッグが増えている/食品のカラクリ・食料廃棄7

2014年02月12日 | 食料廃棄・地球資源
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食品のカラクリシリーズ 食料廃棄を減らす
食べ残しを減らすドギーバッグの普及やマイドギーバッグが増えている
時代が変わったのだから店側も客側も食べ残しの対策を講じよう

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■少しでも食料廃棄を減らすため私達の意識を変える簡単な行動
少しでも飲食店の食料廃棄を減らすため、私達の意識変革や簡単な行動をご紹介します。皆様も飲食店や結婚式などの料理を余らせてしまい、“もったいない”と思ったことはありませんか?そんなことから、「ドギーバッグ(doggy bag)」が人気です。

ドギーバッグとは、文字通り犬の餌にすることをタテマエにして、食べ残しを持ち帰って後で食べることです。ショートケーキ数個が入る大きさや形態で、オシャレなデザインになっています。店によっては無料で用意しており、またデパート等のグッズ売り場では、プラスティック製で折り畳んで何回も使える“マイドギーバッグ”が800円前後で置いてあります。アメリカではかなり前から定着しており、日本でもやっと最近見直されてきました。

年配層は、昔から透明で平べったいランチパック(惣菜売場のパックと同じ)等で持ち帰っていました。でも若い方は、カッコ悪い・恥ずかしい理由などから進みませんでした。そんな彼等にも“もったいない”認識が高まり、またデザイン性のあるドギーバッグが認知されることになりました。食料廃棄全体の量からみれば大したことではないにしろ、廃棄を少なくする意識は貴重なことです。ただ普及には問題点もあり、次項でお伝えします。

■飽くまでも客側の自己責任のルールの下でドギーバッグの普及を
大量の食料廃棄を少しでもなくすため、飲食店の食べ残しを持ち帰るささやかな行動~「ドギーバッグ」の効果をお伝えしております。しかし飲食店側が、実に消極的なのです。嫌がる理由が、少なくとも3つあります。まず、食中毒の恐れ・腐りやすいことを理由にしています。客が持ち帰ったものでも、一旦、食中毒を起こせば、店は倒産や多大な被害を受けます。

2つめが、持ち帰った客側は早めに食べ、あるいは臭いを嗅いで判断すればよいものを、後になって“やれ腐った・腹を痛めた・どうしてくれるんだ!”と言い出す輩(クレーマー)が多いのです。トラブルが起きれば店の信用が落ち、売上がガタ落ちする懸念やクレーマーと関わりたくない気持ちは当然です。

残りの3つめが、板前さんやシェフはプライドが高いからです。彼等は、客の前で出すのが料理と思っています。そのため冷たくなった料理や後で食べられるのは、まさしく犬の餌・豚の餌のようで嫌がるのです。どうしても店側は、ドギーバッグなどによる持ち帰りを禁止する考えなのです。しかし時代が変わったのですから、店側も客側も食料の大切さを理解し、飽くまでも客側の自己責任のルールの下で、ドギーバッグやランチパックの持ち帰りの普及が望まれます。

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