食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

ユッケに厳しい提供条件・レバ刺しなど牛の生レバーは遂に提供禁止/食品のカラクリ・食肉8

2014年04月14日 | 食肉・揚げ物・玉子
Ntpkarakuri

食品のカラクリシリーズ ユッケの提供条件・牛の生レバー禁止/食肉
ユッケに厳しい提供条件・レバ刺しなど牛の生レバーは遂に提供禁止
生肉は美味でも食中毒による死亡や重症化のリスクが高い

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■衛生基準を守らない店が多く生肉食中毒のリスクを再認識すべき
ユッケに厳しい提供条件が設けられたことに続き、「牛の生レバー(肝臓)」は2012年7月から店の提供が禁止されました。生肉などの食文化は国や行政が規制するものではない、個人の自由の考え方もありますが、あまりにも酷かった焼肉チェーン店の集団食中毒死亡事件から規制が強化されたものです。好きな方や若い方には不満があっても、やむを得ないことと考えます。

家畜・家禽(かきん)は、どんな肉でも食中毒菌を持っています。取り扱いの衛生基準があっても、昨今の飲食店やチェーン店は食べ物をいい加減に扱い、安全・衛生管理体制がなされていない、全く守る気さえない店が多いのも事実です。焼肉チェーン店の死亡事故は、氷山の一角に過ぎません。牛肉の腸管出血性大腸菌(O157など)による食中毒は、死亡や重症化させてしまいます。

牛の生レバーは、内臓以外の牛肉の23倍以上も食中毒を多発させているからです。このような現状から今回厳しい規制を掛け、抵抗力の弱い高齢者や子供達だけに留まらず、一般の方も生肉の食中毒死亡や被害を防がなければなりません。若い方は今は菌への抵抗力が強くても、将来のご自分の加齢を見据え、生肉のリスクを下げる規制や提供禁止は重要と考えます。

■あなた一生の肉食生活を考え“母親の言葉”を大事にしよう
鶏肉・豚肉・馬刺しは、どうでしょうか?豚肉は寄生虫の危険性が高いことから、皆様も母親から「よく焼いて食べろ」と言われませんでしたか?豚の生レバーはE型肝炎ウイルスや食中毒菌の恐れがあるため、2015.6から禁止されました(2015.5追記)。馬刺しは、生肉の衛生基準が適用されています。馬刺しは店自体が相当厳しい管理を行っているので、食中毒は発生していません。鶏肉はカンピロバクターという病原菌が問題でも、食中毒になっても死亡や重症化する例は少ないようです。しかし今後は、どうなるか分かりません。

私達は、安易に違法となる飲食店の生肉文化に乗らずに、生肉や食中毒の怖さ・悲惨さを再認識すべきでしょう。確かに肉はあまり焼かないほうが美味しくても、長い一生の肉食生活を考えるべきです。生肉を食べ続ければ、いつか食中毒になる恐れが高いでしょう。食中毒は、必ず子供が巻き添えを食います。自分だけでなく可愛い我が子を守る上で、遠い昔に聞いた“母親の言葉(肉はよく焼く)”を大事にしたいと思います。

Sankoua 豚の生レバーもE型肝炎ウイルスや食中毒菌の恐れから食べることを禁止

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