食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

中国が尖閣諸島の海域で挑発するのは自国領土ではないと知っているから/少数派

2019年03月26日 | 東アジア・海外の知識
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/東アジア・海外の知識
Part1 領海・接続水域・排他的経済水域2
中国が尖閣諸島の海域で挑発するのは自国領土ではないと知っているから

M5189159 東京湾に停泊の巡視船

前号のように、1895年、明治政府が尖閣諸島を日本の領土としたのに、長い間、中国・台湾は全く文句を付けませんでした。1968年、国連が東シナ海一帯の海底に、石油や天然ガスなど海底資源が埋蔵されていることを発表しました。すると1971年、中国と台湾は、突然、掌を返したように尖閣諸島は自国の領土だと言い始めたのです。その後、見事に中国の地図帳も教科書も自国領土に書き換えられていきました。彼等は尖閣諸島もさることながら、東南方向に波及する最大半径370kmにも渡る、広大な海域の「排他的経済水域」(後号説明)を狙っているのです。

この急変は、歴史も経緯もかなぐり捨てて、資源目当てで支離滅裂なことを言い出したのです。漁業権を始め、海底資源の確保、軍事活用が目的です。そのため連日のごとく、中国の公船(海洋監視船・漁業監視船など)が「接続水域」(同じく後号説明)や領海を強硬姿勢で航行しているのです。皆様の中にも、中国の強引なやり方に憤りを持っているのではないでしょうか!でもこのように冷静な眼で見ると、中国の“軍事的威嚇”を伴う主張には全く根拠がなく、“大国である故の傲慢さ”であることが透けて見えてきます。そして、“ルールなき大国・中国”の哀しさを感じます。

つまり中国が本当に自国の領土と言い張るなら、あんな大人気ない(無駄な行為)ことをせず、さっさと「国際司法裁判所」に訴え、白黒付けてもらえばいいだけの話です。それをしようとしないことは、彼等は公に出れば必ず“負ける”ことを、誰よりも知っているからです。そのため力尽く(実効支配を目論む)でやるしかなく、あんな強引なことを続けるのです。日本も、“領土問題は存在しない”の一点張りではなく、堂々と世界に主張していくべきです。彼等は現場海域での突発的な衝突を、今か今かと待っているのです。従って、けっして中国の挑発に乗ってはいけないのです!

ところで話は逸れて、大阪以西の地域をなぜ「中国地方」と言うのでしょうか?(地元出身の方はご存じでしょうが) 平安時代に、都(みやこ)から距離に応じて「畿内・近国・中国・遠国」と分けたことからです。言わば、都から中程度離れている地ということです。現在の中国地方だけでなく、当時は北陸・静岡・四国の東部も含まれていました。また別の地名の呼び方も京都から見ることによる南海・東海地方、あるいは現在でもヨーロッパから見た近東・中近東・中東・極東(日本から見た場合と逆)のようなものです。これだけ「中国」の横暴さが目立つのに、「中国地方」に住む大勢の方は“改名”しようとする動きはないのでしょうか?(苦)

Ntopkeiji

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 尖閣諸島は歴史や根拠を探れ... | トップ | 中国公船が無断で領海・接続... »
最新の画像もっと見る

東アジア・海外の知識」カテゴリの最新記事