コンビニにて

2013-06-09 | 
買い物に付き合っている間、本棚を見ていたら隅の方に大輔君の本があった。

真ん中の目立つところに置いてきた。隣が松本清張の本だった。

トラベルチップス

2012-06-21 | 


「探検家・橋大輔」が、秋田さきがけ新報に書いたエッセイをまとめたもの。
旅先のあれこれや、旅にまつわるあれこれを書いている。
探検家らしく旅のやり方がちょっと普通と違っているのが面白い。

彼は海外に出かけるときは必ずカツ丼を食べてから行くそうだ。

「カツ丼」・・・・   私にとってカツ丼の思い出は高校時代。
旧北高正門前に下宿していた当時、すぐ近くに食堂があった。
そこで一番高いメニューがカツ丼で確か120円だった。
最初に行ったときはラーメンを食べ、2度目に行ったときカツ丼を食べた記憶がある。
店の構えはたいしたこと無かったが非常にうまかった。
また食べたいと思えども当時の高校生には高すぎて、迷ったあげく注文するのは丼物で一番安いたまご丼(80円)だった。
カツ丼は高校の3年間で5回くらい食べたように思う。
毎年10円ずつ値上がりしていたように思う。

学生時代、小樽では「栄六」のカツ丼。
600円で、ものすごく高かった。
臨時収入があったときや、パチンコで大勝ちした先輩におごってもらった時だけ口に出来た。


この本を読みながらカツ丼のあれこれを思い出した。




受験算数

2012-03-20 | 
「受験算数」ということは中学受験である。秋田県ではほとんど耳にすることの無い言葉である。
都会では中学受験をする小学生が少なからずいる。
塾で講師をしていた高橋氏が、所謂「○○算」と呼ばれる文章題について書いたものである。
タイトルはそのまま『受験算数』(岩波科学ライブラリー)1260円
「鶴亀算」「旅人算」「植木算」「過不足算」「てんびん算」「ニュートン算」等々の歴史や解説などのあれこれについて。


ほとんどが和算にあると思ったが、半分は明治になってからのものだとこの本で知った。
著者の高橋氏とはNiftyのフォーラムで知り合って以来の友人である。
前作の『かけ算には順序があるのか』(岩波科学ライブラリー)が好評だったので、
この『受験算数』も売れてくれることを願ってやまない。
あとがきを含めて、当時の知り合いの名前が数名見えた。ハンドルネームや本名だったり。
ちなみに著者のハンドルネームは「メタメタ」で、「メタメタの日」というブログも書いている。

昨年話題になったK中学のニュートン算の問題については、今でも本当の正解はどれだろうと時々分からなくなるが、丁寧に解説がされている。

無理な注文と知りつつも例えば「植木算」のこぼれ話、変な解き方、なんていうコラムがあれば楽しかったかな?等と無責任なことを思ったり。
(言うだけなら何とでもいえるなあ)



『かけ算には順序があるのか』

2011-06-02 | 
「メタさん」こと高橋誠さんが岩波科学ライブラリーから本を出した。

タイトルは『かけ算には順序があるのか』と、そのものズバリ。
これまでの教科書や指導書、学習指導要領を丹念に調べ、膨大な文献にあたり、明確な答えを導き出した労作である。
これが本になってよかった、というか、本にしてくれる出版社があってよかったと思う。

章立てや本としてのストーリーを思うと、第1章を二つに分け、その間に第2章と第3章を入れ、それを引き継いで最後に第1章の結論を持ってきたら推理小説のような面白さが出たのではないだろうか。

算数教育に影響を与えること間違いない!!

算数を面白いと思う子供が増えるといいのだが。



後退り(あとずさり)

2010-06-15 | 
「後退り」を普段私は「あとずさり」と読み、話す時もそう言っていた。しかし、たまに本や新聞で「後じさり」と書いてあるのも目にすることがあった。
気になっていたが、どうせどっちでもいいのだろう、くらいに考えていた。が、ふと、単独で「ずさり」や「じさり」という言葉は聞いたことがないなあ、と思ったらどうにも気持ちが悪くなって広辞苑に当たってみた。
結果は・・・
広辞苑を持っている人は調べて貰うこととして、「後しざり」あるいは「後しさり」が本来の言葉ということだった。しらんかったあぁ。

2010-05-24 | 




ロビンソン・クルーソーのモデルになったセルカークの住居跡にたどり着いた過程を、その時の心理描写も含めて詳しく書いてある。なるほど探険はこうしてやるものか、と思わせる内容。途中なんども困難に遭遇するがその都度知恵を出し工夫をし、また助けも受け、決定的な証拠を発見するのは感動的ですらある。欲を言えば、最後の部分をもう少し盛り上げたほうがよかったと思う。しかし、物語ではなく作者自身のことだから、どこぞの民放のドラマのように大げさな書き方はしたくなかったということかも知れない。前作よりも読み物としてスリリングで面白かった。