円楽の思い出

2009-10-31 | 日記
三遊亭円楽が亡くなった。
師匠の円生に従って落語協会を脱退したあと、いわゆるドサ回りで当地に来たことがあった。
演目は「浜野矩隨」だった。今にして思うとどんな心境で、あれを語ったのだろうか。今思い出してもいい出来だった。
師匠が師匠なだけに、どうしても比べられてしまうのはちょっと気の毒だが、分かりやすい語り口だった。師匠譲りで持ちネタも多かった。
後年、自分の生命保険までも担保に入れて寄席(若竹)を作ったりしたのは男らしく格好良かったが。
本来なら70代は落語家として一番いい味を出せる時期だったのに、病気そして引退は本人にとっても残念だったろう。
そういえば息子は小学生の頃、円楽の「万金丹」や「死に神」を子守歌代わりに聞いていた。

水晶

2009-10-30 | 出来事
方解石は複屈折が見られることで知られているが、ごくわずかだが水晶も複屈折が見られる。これによってガラス玉と区別が出来る。
水晶玉ということになっているもので確認してみた。(どうにか線が二重に見える)

方解石は石灰石とほぼイコールで、中国の大理で採れたので大理石とも呼ばれる。一方、水晶は石英とほぼイコールで、主成分は二酸化珪素。
その昔、理科で習ったモースの硬度計を友人と覚えたやり方は頭からの暗記。
呪文のように「カ・セ・ホ・ホ・リ・チョ・セ・オ・コ・ダ」と何度か唱えて覚えた。46年経った今でも覚えている、というか、それしか覚えていない。
方解石の硬度は3。硬度4の「ホ」は「蛍石」。石英は7。水晶はかなり硬いということになる。

新聞記事

2009-10-26 | 出来事
一昨日、友人が個展を開いている酒蔵ギャラリーに行った。しばらく話をしていたら地元新聞の女性記者が取材に来た。記者は最後に十数枚の写真を撮っていった。人がいた方がいいとかで、その場に居合わせた5~6人が絵を鑑賞しているモデルになった。
きょう、近所の人がその記事を見たらしく報告してくれた。しかし、うちではその新聞をとっていない。どんな記事になり、どんなふうに写されたのかまだ見ていない。このまま見ないでおく方が身のためかな。

鮭の腹皮

2009-10-25 | 出来事
薫製を作るため鮭(オス)を5本(5尾)買った。浜の直売所に予約しておいたら、入荷する直前に別のところから2本もらった。1尾はメスだったので、酒や醤油で味付けをして、いくら丼を堪能した。6尾分(半身で12本)は塩漬けにし、もう少し寒くなるのを待って薫製を作ることにした。半身1本は贅沢にもしゃぶしゃぶにして食べ、翌日おじやを楽しんだ。残りの半身1本は切り身にして冷凍保存。
一番美味しい腹皮の部分は全部味噌漬けにした。
今日の昼、その腹皮をほんの少し取り出して焼いて食べた。これが、涙が出るほど美味いのだ。ありとあらゆる鮭料理の中で、この腹皮の味噌漬けが一番美味いと思う。美味いものはほんの少し食べるのがいい。

自動○○○機

2009-10-18 | 出来事
学園祭に行ってみた。
自動○○○機だそうだ。機械は常に改良の余地があるものだが、これは相当改良の余地がありそうだ。
食べ物を自動で作るのは、考えただけでも難しそうだ。
この試作機にたどり着くまで、どれだけの時間と労力を費やしたのだろう。
学生さんにとっては、その課程こそが貴重な財産となることだろう。

さて、○○○機だが、何の機械か分かるだろうか。ひらがなでは○○の部分が6文字になる。

ガス湯沸かし器

2009-10-11 | 出来事
ある日突然湯沸かし器がつかなくなった。よく見ると点火用の火花が出ていないように見える。
さっそく乾電池を買ってきて取り替えた。しかし、つかない。
何度かやっているうちについた。
そこで、電池に原因があるわけではないかも知れない、と思い元の電池に取り替えてみた。同じように何度かやるうちについた。
分解してみようかと思ったが、道具もないし、下手にやって元も子も無くしてはつまらないので、何とかだましだまし使ってみることにした。
しかしその後、やっぱり点火しなくなった。と思っていると突然つくようになったりし、一向に機嫌の善し悪しが分からない状態がつづいた。
これでは使い物にならないので、たまりかねて業者に来てもらった。
原因はやっぱり電池だった。
ということは、買ってきた電池の電圧が無かったということになる。
買ってきたばかりの電池にテスターを当ててみようという発想はなかった。
そこで、遅まきながら業者の持ってきた電池と、古い電池と、買ってきた電池にテスターを当ててみた。業者の電池もそんなに新しい物ではなかったが、買ってきた電池は古い電池と同様、ほとんど電池ッ気がなかった。
う~~む、である。

方言 「~え」と「~えね」

2009-10-05 | 日記
「え」は可能を表す助動詞で、「えね」はその活用形で不可能を表す。
「え」や「えね」が付いた動詞は自動詞の意味を表す。

使い方の例としては、
「くえ」「かえね」、「すえ」「さえね」、「えぐえ」「えがえね」
「みるえ」「みらえね」、「かぐえ」「かがえね」などなど。
ここには「れる」とか「られる」のような使い方はなく、「ら抜き言葉」
とは無縁の使い方がされていて、方言では端から「ら抜き言葉」なのである。
「くえ」「かえね」は勿論「食べられる」「食べられない」のことであり、
「えぐえ」「えがえね」は「行かれる」「行かれない」のことである。
そして「みるえ」「みらえね」は「見られる」「見られない」である。
おおむね動詞の終止形に「え」は付けられ、未然形や連用形には付かない
あたりが方言の方言たる面白いところ。
それなのに「えね」はちゃんと未然形に付く。
「書く」を例に採ると、連用形は「書き」だが「書きえ」とは言わない。
あくまでも「書くえ」なのである。しかし、否定形は「書くえね」では
なく「書がえね」となる。
サ行変格活用の「する」は標準語では し、し、する、する、すれ、せ
と活用するが、方言では さ、し、す、す、せ、せ ときっちり活用し、
れっきとした五段活用になるのである。

方言を聞き取りにくくしているのは、単語が分からないことより、こうし
た助動詞や助詞の使い方の分からないことの方が、原因としては大きいの
かも知れない。勿論発音の難しさ、聞き取りにくさもあるだろうが。

・・・<以上は、ぼんやり考えただけのことで、きっちり調べたわけではない>・・・

渋皮煮

2009-10-03 | 料理
1週間前の栗が、
一部はクリご飯になり、近所に少し分けられていった。
一部は茹でられたあと、数人に分けられていった。
一部は栗のまま食べられた。
中にはこうしてオブジェになっているのもある。


一部は渋皮煮になった。




以前作ったときに比べると、かなり良くできた。
鬼皮を取るのも以前より楽に出来、それほど難儀を感じなかった。
おまけとして、重曹を使うので鍋がきれいになった。