ひでさんの気まぐれ日記

旅の様子や趣味を書いていきます

中山道10 2日目

2022-05-06 22:25:23 | 街道歩き

2日目
今日は日出塩からのスタート。
中山道を国道に沿ってしばらく進むと「是より南 木曽路」の碑が現れ、いよいよ中山道は木曽路に入ります。
 

少し進むと趣のる建物が見えてきます、「明治天皇桜沢御膳水」と書かれた碑がある邸宅は明治天皇が休憩をされた御宅だそうです。
しかし明治天皇は日本中色々なところを旅していらっしゃいます、街道歩きをすると至る所に明治天皇御小休所なる場所が存在します。


中山道は国道沿いを進んだと思えば脇道に入ったり、時にはこのような道もあるのでこまめにチェックして歩かないと延々と違う道を歩くことになります。

 

贄川宿を過ぎたところに贄川のトチの看板が、道をそれた小道では電気工事中なのでどうしようかなと思ったが工事の方々の横を通り抜け奥へ進んでいくとそれは見事なトチの木が姿を現しました、推定樹齢1000年というそれは見事な大木でした。

 

贄川宿あたりから漆器の看板が増えてくる、道沿いには大きな漆器の会社、工場?が何件も、どうやらこの辺が木曽漆器の地域のようだ、花屋漆器の駐車場にあった自販機でコーヒーを飲んでリフレッシュして歩き出すと間もなく道の駅ならかわが現れた、いつもこんな感じ。せっかくなので中を物色すると漆で塗られたスバル360が展示されていました。木曽といえば「御岳百草丸」我が家の常備薬ですが、近所の薬局では見かけない御岳百草丸<分包>が売っていたので旅のお供にちょうど良いということで購入しました。
道の駅から少し進むといきなり趣のある建物だらけの街が現れました、ここは漆工町 木曽平沢(国選定重要伝統的建造物群保存地区)です、600mくらいの間に漆器屋さんがたくさん並んでいる町並みはとても見ごたえがありました。

 

木曽平沢を後にするといよいよ今回の目的地奈良井宿です。

 

奈良井宿駅を基点としてその先に奈良井宿の町並みが広がっています、そこは観光地化されていて多くの人でにぎわっていました。
名物五平餅のお店(残念ながらこの手前にあったお店で食してしまった)、懐かしい看板、木曽ならではの百草丸を販売しているお店などなど風情のある街並みが続きます。いつも買っている百草丸は全国のドラッグストアでも買える長野県製薬の御岳百草丸、百草丸は複数のメーカーが有ることは知っていましたがここには日野百草本舗の販売店があり色々お話を聞かせていただきました、何と歯磨き粉まで売っていたので試しに小さいのを購入しました、使い心地がよかったら次回大きいのを買ってみよう。というか次回は百草丸も。


 
 
1日目でも書いたけど木曽には湧き水が多くここにもきれいな水が沸いています。

もう昼時、おいしい水と言ったらやっぱり酒と蕎麦、酒蔵は無さそうなので蕎麦屋を物色ですが平日ということもあるのか何軒かお休み、いくつかあるお店はどこも行列、宿場町をどんどん先に進んで最後の蕎麦屋が空いていたのでそこで昼食。なぜかすんなり入れましたが美味しいお蕎麦を頂くことができました。

今回の中山道歩きはここまで、次回は奈良井宿からのスタートですがあまり間を開けずに旅を再開したいと考えています。

本日の歩行データ
日出塩駅 - 奈良井宿駅
距離:14.31Km
時間:3:27 (休憩含む)
歩数:21900


中山道10 1日目

2022-05-05 20:59:00 | 街道歩き

中山道10

何と4年ぶり、諸事情でなかなか続きができないままコロナ渦に突入し、泊りでの旅行がなかなかできず月日が経ってしまいましたがやっとの再開、今回の出発地である下諏訪宿へは車と電車で移動、上諏訪に宿をとっているのでそこまでは車で行きます。
途中の佐久で何と気球がたくさん飛んでいました、そういえばニュースで言っていた「佐久バルーンフェスティバル」、壮大な光景です。


またまた道草で、前回の中間地点「和田宿」でおトイレ休憩ついでに本陣前で記念撮影


上諏訪のホテルに車を止めて歩き旅の準備をして下諏訪へ電車移動し4年越しの中山道スタートです、なぜ上諏訪?ここには温泉ホテルが多く、今夜の宿も温泉旅館です。疲れた体を癒すにはもってこいです。


下諏訪を歩いていると、あるのぼりがあちこちに見受けられます、そう!今7年に一度の御柱祭真最中の諏訪ですが寄り道せず中山道を進みます。


先ずは下諏訪を歩いて目指すは塩尻ですが途中の塩尻峠が想像以上に地味にきつい上り坂で結構体力を消耗しました、それもそのはずこんなに上ってきたのですね。


下諏訪から塩尻の間の街道沿いには古い立派な家が沢山ありそちらも人が住んでいる一般住宅のようでした、それらの家々には特徴があり「本棟造」という建築様式で「ゆるい勾配の屋根、雀おどしと呼ばれる棟飾り、正方形の間取りなどが特徴。」だそうです。


塩尻に入りましたが街道沿いには昼食をとれるところがなさそうで街道をそれて町中に足を延ばします、町中には山賊焼の有名店があるのでそちらを目指しますがwebで見ると昼の営業は無し、近くの店がランチ営業やってそうなのでとりあえず歩いてみます。
やはり目指す「山賊」は閉まっていましたがその先の福和家が開いていたので念願の山賊焼を頂きました、ボリュームいっぱいで大満足です。
今日は気温も高くいい汗かきながらの歩き旅、塩尻を過ぎると街道は南を目指します、途中平出一里塚や平出遺跡などがありますが街道歩きの天敵は真っすぐ続く国道や県道、暑さと相まって心が折れそうになりますが山々をバックにブドウ畑の中を走る特急しなのに癒されたりもします。




しかし、長野に入ってからはコンビニがない、宿場町や茶屋のない現代にコンビニはオアシスなのですが長野に入ってからめっみり少なくなりましたので、こういうところが本当にハッピー、こちらで冷たいドリンクを購入し少しリフレッシュしたところでまた歩きを再開、するとすぐに7/11が現れるという何とも皮肉な展開に。。。


本山宿にはいると道幅が広くなりますが国道からそれた側道なので交通量は殆どなく、でも暫く宿場らしき雰囲気は感じされませんがそれは突然で出てきます、昔の宿場町の風情を残す建物が数件並んでいますがどれも一般の方が住んでいる家のようです。


本山宿を過ぎると本日の目的地日出塩、着時刻を予測し電車の時刻を2候補考えていましたが残り2分で早いほうの電車に乗れました。
今日は峠超えもあり結構疲れたので、明日に備え早めに帰って宿でゆっくりすることにします。


本日の歩行データ
下諏訪駅-日出塩駅
距離:26.64Km
時間:7:06 (休憩含む)
歩数:43400



中山道9 2日目

2018-05-06 17:52:00 | 街道歩き
2日目は和田峠、和田宿を7時半ごろに出発。

昨日の作戦通り湧水をペットボトルいっぱいに補充しようとしてしゃがんだらビリッ!ズボンが破けました、長い間山や街道で酷使してズボンもいっぱいいっぱいだったようです、汗だくのまま帰るのも何なのでという事で予備に持ってきていたズボンにバス停で着替えてさあ出発。

暫く一般道を進むといよいよ今回の旅のハイライトである和田峠の入り口、これから山道となります。


ここで靴も履き替えます。
わたしは長時間歩くと踵が痛くなってしまうので、アスファルトの上を長時間歩くときはリーボックのDMX-MAXと決めてます、今ので4代目くらいです。しかしこれは山道に向かないのでニューバランスの503に履き替え、さすがに山用はがさばるので。

暫く山の中を進みますがそこは街道、険しい山道のような道ではありません。


暫く歩くと一般道に出てそこには接待(和田峠永代人馬施行所)がありちょっとした休憩が出来ます。


ここにも水場が有ったので水を補給です、和田は水には困りませんが、実は和田峠前後は売店はおろか自販器も無いので昼食は民宿で作っていただいたおにぎりが頼りです。

接待を超えると渓流沿いの道が続きとても気持ちのいい山歩きです。








峠には
東餅茶屋と西餅茶屋が有ります。
東餅茶屋はこんな感じの廃墟で今はやっていませんでした、途中出会った女性たちは餅茶屋の餅を楽しみにしていた様ですが、西の茶屋は史跡でした。碓氷峠は峠下にドライブインみたいなひなびた餅屋が一件、峠上には立派な茶屋が今も健在ですのでちょっと残念。
ちなみに写真の自販機も使われていません。


途中国道をくぐる為のこんな道もありました。


和田宿から峠までは見どころ満載で登りは大変ですが、気持ちよく頂上まで行くことが出来ました。

峠の頂上からは南アルプス?か雪をかぶった山々を見ることが出来ました。




問題は下り諏訪方面、見どころもあまりなく延々と下る感じで西餅屋茶屋跡という少々開けたところに朽ちかけた木のベンチが有ったので昼食タイム、先ほど追い越した女性2人組も到着し、残念な西餅茶屋跡を見ながらおにぎりをほおばりました。




街道などでと書いたけど下りは結構道幅も狭くこのような危険な個所もありました。


下諏訪には2時半ごろ到着、

民宿で出会ったご夫婦(上諏訪在住とのこと)に教えて頂いた塩羊羹を購入し、下諏訪大社でお参りをし駅から上諏訪へ。


鷺の湯というホテルでひとっぷろ浴びてさっぱりしたところで少々諏訪湖見物。

帰りは新型のスーパーあずさで。





中山道9 1日目

2018-05-05 17:43:00 | 街道歩き
中山道9回目、前回から2年と間が空きすぎです。

今回は八幡宿からスタート。

八幡宿を抜けると142号線に合流します、脇道のちょっとした集落を抜けた後に山が、車道はトンネルに入りますが中山道はわき道にそれてちょっとした山越えとなります、その峠を越えると望月宿です。


望月宿には街道の雰囲気を色濃く残す歴史のありそうな建物がいくつも残っていました、この建物「犬神家の一族」や「君を忘れない」でしようされた旅館とのことです。


注目は茂田井間の宿、中山道の望月宿から芦田宿へと続く旧中山道の間の宿であり中山道の宿には出てきませんが、今回の旅の中で一番昔の雰囲気を色濃く残している宿でした。
しかし他も引けをとらず、望月宿から和田宿はどこも宿場町の雰囲気を色濃く残しています。
ここには武重本家酒造や大澤酒造などの酒蔵が有り、大澤酒造には資料館などが有り見学ができました。
ちょっと試飲しましたが歩き旅なので酒を買うわけにもいかず。。。





芦田宿に入ると本陣が今も残っていました、現存している建物は寛政十二年に建て替えられた客殿のみという事ですが、当時の本陣の建物が残っているだけで大変貴重です。



芦田宿をでると笠取峠でここは松並木が残されていますが、ここの峠が延々と緩い登りが続くので地味にダメージを受けました。松並木を抜けると一般道の歩道を延々と上り続けます。


長久保宿です。
ここは宿場町が一直線に続いた後に左に90度曲がります、昔からこうだったのか謎ですが両脇に古い建物が続くのでそうなのか?

ここには珍しい建物が2つ、一件は屋根の上に石がたくさん乗ってます。


2件目はこれ、うだつが上がらないのうだつです、当時は結構賑わっていたことがうかがえます。


和田宿の手前に気になる店が2つありました。
一件目はすでに売り切れで閉店後だったのですが卵のお店らしいです、入って見たかった。


2件目はこの旅で事前にチェックしてあったお店で中山道より200mほどそれるのですが古民家パン屋さん&カフェのむく堂、パンを買ってカフェオレと共に中のカフェスペースで頂きました、パンは温めてくれます。また来てみたいいい感じのカフェでした。実はここ、本日のお宿のすぐ近くなのですが今日は和田宿まで行きたいのでお宿はスルーします。




いよいよ和田宿、和田宿に入ると所々に水場が有ります、滾々と流れているのですが飲める水なのか?
で和田本陣に到着し見学がてら聞いてみると和田宿に沸いている水場はすべて飲用可能とのこと、明日はここで水補給してから峠に向かうことにします。


本日お世話になる民宿みやは和田宿近辺唯一の宿、中山道歩きの宿泊者が多いらしく前日は満室で日程変更での中山道チャレンジでした、本日の宿泊者は私含め2組3名、民宿のご主人のご厚意で、もう1組のご夫婦と夕朝食一緒の席となり楽しくお話させて頂きビールまでごちそうになりました。



中山道8

2016-05-07 20:11:00 | 街道歩き
3年半の時を経て中山道の旅を再開しました。

今回は2012年11月に到達した軽井沢宿からのスタートです。

9時過ぎに歩き出し軽井沢でモーニングを頂こうと思いましたが、旧軽井沢を出発して1分も経たないうちにいい感じのベーカリーカフェを発見!しかしまだ流石に歩き出したばかりなのでここはパス。

バスで旧軽に向かう途中に何軒もモーニングをやっているお店を見かけたので(歩くルートとは違いますが)先に進みます。

しかしこれが失敗、モーニング9時までの店、振替休日の店、結局軽井沢エリアを抜けてしまいました、中軽井沢駅を超えたところにベーカリーが有り喫茶コーナーもあったのでここで一服。

haruta


中軽井沢を抜け暫くすると追分です、ここは中山道と北国街道の分岐点で街道らしく整備されています。


ここにいい感じの蕎麦屋があったので入ってみました。
これが大正解、地元の蕎麦が一番と思っていましたが水が違うんでしょうね、粗びき蕎麦はとても美味でした。

ささくら


この店の前に有ったのが旧油屋旅館、中山道追分宿の脇本陣だったという由緒正しいこのお宿は現在ギャラリーとなっていました。


国道18号線から佐久方面に折れると暫くして御代田一里塚がありました。


一里塚から少し歩くとその先は小田井宿です。
歴史のある建物が残っていました。


それから暫く歩くと岩村田宿、佐久の市街となります。
本日の宿はここに取りましたがまだ2時過ぎ、歩き足りないので本日の目的地は望月宿としていました、しかし佐久市街まで帰るバスの時刻と残りの距離を計算すると八幡宿までか。

とりあえず先を急ぎます。
佐久市街を抜けると畑が広がります、その先にはリンゴ畑と山々が伺えます。


千曲川手前の塩名田宿には橋の脇に少しだけ街道っぽい通りが有りました。


後は本日の目的地八幡宿を目指します、次回はここからスタートです。