超ベストセラーで話題の村上春樹「1Q84」を読みました。
村上作品は結構好きで
「羊をめぐる冒険」(上、下)
「ノルウェイの森」(上、下)
「海辺のカフカ」(上、下)
「アフターダーク」
村上の翻訳では
「グレートギャツビー」
「キャッチャー・イン・ザ・ライ」
などを読んでます。
さて「1Q84」は
Book1<4月ー6月>
Book2<7月ー9月> となっていて、
Book1の帯には
「心から一歩も出ないものごとは、この世界にはない。
心から外に出ないものごとは、そこに別の世界を作り上げていく。」
と書かれている。
Book2の帯には
「「こうであったかもしれない」過去が、その暗い鏡に浮かび
上がらせるのは、「そうではなかったかもしれない」現在の姿だ。
と書かれています。
この小説にはモデルがあるようです、実際に起きた事件も取り入れ
られているので何となく分かりやすい感じがするのですが
物語に登場する多くの人は暴力の犠牲者であり、DV、児童虐待、
宗教的狂信等などで心と体を無残に破壊されている。
物語は特殊な才能を持つ風変わりな女性と、小説家志望の予備校の
数学教師の男が各章ごとに入れ替わり別々に描かれる
読者としてはこの二人が何処でどうつながるのかが興味深く
物語を一気に読み進めてしまう
読者にはやがて二人の関係が明らかにされるが
物語の中では二人が出会う機会はなかなか出てこない
物語で描かれる世界は1Q84年
1984年との違いは何か、この物語を通して作者の言いたかった事は
何か・・・
済みません、良く分かりませんでした、
でも長い小説ですが一気に読ませる面白さがありました。