BLOWING WIND・風のふくまま

風の吹くまま気まぐれな日々     
  明日も良い日になりますように。

映画 『デザート・フラワー』

2011-01-15 11:31:30 | 映画


映画 『デザート・フラワー』@新宿武蔵野館

製作国 ドイツ=オーストリア=フランス

監督 シェリー・ホーマン
出演 リヤ・ケベデ (Waris Dirie)
  サリー・ホーキンス (Marylin)

オフィシャルサイト 『デザート・フラワー』

デザート・フラワー - goo 映画


「VOGUE」など数々の一流ファッション誌の表紙を飾った世界的トップモデル
ワリス・ディリーの自伝「砂漠の女 ディリー」を映画化した。
エチオピア出身の現役トップモデル、リヤ・ケベデがワリス役を演じている。




ソマリアの貧しい遊牧民家庭に生まれたワリスは、父親にラクダと引き換えに
結婚させられそうになって家を飛び出し、砂漠を横切り命からがらお婆ちゃんの
住む町へたどりつく。
内戦で激動するソマリアを離れ何とかロンドンでメイドとして働くチャンスを得る。

やがて一流ファッションカメラマンに見出されトップモデルへと転身を遂げるが、
その胸中には衝撃的な過去が秘められていた。


 ソマリアの砂漠で遊牧民の娘として生まれたワリス
ワリスの名前はソマリアの言葉でデザート・フラワー(砂漠の花)だという
自分の美しさには何の関心も持たない素朴な潔癖さが一流ファッションカメラマンの
目に留まる。

貧しくて生きる事に精一杯のワリスはモデルもお金のために引き受けたのだが
彼女の美しさは直ぐに一流ファッション誌の表紙を飾るようになる。
しかし彼女は重い悩みを抱えながら生きてきたのだった。


1997年、ワリスは雑誌のインタビューで5歳のときにFGM(女性性器切除)を受けた事実を
告白し、大反響を呼ぶ。
これがきっかけとなり、当時のアナン国連事務総長によりFGM廃絶のための特別大使に
任命され、以来、世界中を駆け回って女性の人権問題を提起し続けている。


日本に居てはほとんど知る機会も無い女性の割礼儀式・FGMだが
現代でも世界で年間200万人以上の女性がFGMを受けるという。
知らなかったでは済まされない問題を提議したワリスの勇気と行動に瞠目する。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
思わず調べちゃいました。 (矢菱虎犇)
2011-01-18 01:11:38
なんでそんなことする必要があるのか??
思わずウィキで女性器切除について調べてしまいました。
中国の纏足と同様、そこに美や価値を見出している限りなくなりませんね。文化として擁護する人もたくさんいるみたいだし、地域によっては切除していない女性は結婚対象にならないみたいだし。
男性も女性も意識改革していかなくては。そのためにも映画や教育などが必要ですね。

ちなみに僕は今日、告白、特攻野郎Aチーム、ヤギと男と男と壁と、ヒックとドラゴン、板尾創路の脱獄王の5本をレンタルで借りてきました。さらにAmazonから注文していたフォローミーも到着。さあ、どれから見ようかな?ワクワク。
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矢菱虎犇さんへ (tatsu)
2011-01-18 10:08:30
矢菱虎犇さん
まだまだ知らない事がたくさん有りますね。
無知は罪だと言われますがその通りだと思います。

矢菱さんの映画のまとめ借りもすごいですね
寝不足にならないようにご注意を。
返信する

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