開催中の展覧会、オススメ情報です。
東京国立博物館で開催されている「空海と密教美術展」、マスト・ゴーです。
展示作品の98.9%が国宝、重文というだけでも貴重なラインナップですが、そのボリュームに圧倒されます。
展示の方法も美しく、照明もこだわりが随所に感じられ、さすが、トーハク!です。
個人的には、書画より何より仏像群が白眉です。
360度楽しめる配置が嬉しいです。
1番驚いたのは、八幡三神像の女神像が展示されていること!
これは・・・私が長年憧れていた神像なのです。
写真でしかその姿を眺めていなかったのですが、実物は想像以上に大きかったです。
そしてそのフォルムのなめらかでたおやかな曲線・・・、うっとりします。
顔立ちもザ・倭!で、他の像と明らかに出自が異なっているように感じられます。
いつまでも傍にいたかったです。
まあとにかく内容・ボリュームともに超弩級なので、見学後はズ~ンと疲れます。
覚悟してお出かけください。
もうひとつ、国立新美術館で開催されている「ワシントンナショナルギャラリー展」、こちらもオススメです。
モネの3作品「日傘の女性、モネ夫人と息子」、「ヴェトゥイユの画家の庭」、「太鼓橋」の3作品が1つの壁にずらっと並んでいるのですが、光がキャンバスから溢れているような輝きが感じられました。
癒されます~。
スーラの2作品、夢と現実の境界線がキャンバスに閉じ込められたような世界です。
点描画ならではの、乱反射する光のキラキラ感が見事に再現されているようで目が離せませんでした。
あまり好きではなかったルノアールですが、「踊り子」は必見です!
少女の視線の強さが、周囲のあいまいな輪郭の中で際立っています。
その視線に釘付けです
国立新美術館は月曜日がオススメです。
他の美術館が閉館している中、ここは火曜日が休館。
意外と空いているのでゆったり観覧できます。
リフレ~ッシュ