三三独演会@内幸町ホール。
まず「蔵前駕籠」。マクラで駕籠かきの符牒でお腹が空いたが「キザエモン」、歌舞伎の世界の符牒でご贔屓を「花(花はカタカナのヒイキで構成されているから)」というそうだ。噺自体はテンポ良く展開。特別な演出は施されていなかったように感じた。
そして「茶の湯」。師匠譲りのおかしみがあった。お茶を飲む時の茶碗の持ち方、親指を茶碗の中に突っ込んでつまみあげ、茶碗を腕でグラン、グランと3回廻す仕草、滑稽。他の噺家もあのスタイルなのか?
中入後に「豊志賀」。三三のドロドロ噺はいつも期待しているのだが、豊志賀の演出は背筋をぞっとさせるものがあってその点は楽しめた。観客席からは時折恐怖におののく声があがっていた。それにしても、落語での新吉は心底豊志賀に尽くしているようでいて唐突にお久に寝返る。これがどうも腑に落ちない。円朝の本で読むと新吉はかなりの曲者で、やや女にだらしのない雰囲気、それなら突然の心変わりも納得できるのだが。
夕飯は六本木ヒルズの片隅にある古奈屋でキノコ入りカレーうどん。最近といっても随分前からだが古奈屋はすっかりどこでも食べられるようになった。ヒルズ店ではカレーをあますことなく楽しめるようにと玄米ご飯がオマケとしてついてくる。メニューの品数も増えて便利にはなったが、なんとなく巣鴨でしか食べられなかった頃が懐かしい。やっぱり一番オーソドックスなカレーうどんが一番おいしい。バナナの天ぷらは悪くない。
まず「蔵前駕籠」。マクラで駕籠かきの符牒でお腹が空いたが「キザエモン」、歌舞伎の世界の符牒でご贔屓を「花(花はカタカナのヒイキで構成されているから)」というそうだ。噺自体はテンポ良く展開。特別な演出は施されていなかったように感じた。
そして「茶の湯」。師匠譲りのおかしみがあった。お茶を飲む時の茶碗の持ち方、親指を茶碗の中に突っ込んでつまみあげ、茶碗を腕でグラン、グランと3回廻す仕草、滑稽。他の噺家もあのスタイルなのか?
中入後に「豊志賀」。三三のドロドロ噺はいつも期待しているのだが、豊志賀の演出は背筋をぞっとさせるものがあってその点は楽しめた。観客席からは時折恐怖におののく声があがっていた。それにしても、落語での新吉は心底豊志賀に尽くしているようでいて唐突にお久に寝返る。これがどうも腑に落ちない。円朝の本で読むと新吉はかなりの曲者で、やや女にだらしのない雰囲気、それなら突然の心変わりも納得できるのだが。
夕飯は六本木ヒルズの片隅にある古奈屋でキノコ入りカレーうどん。最近といっても随分前からだが古奈屋はすっかりどこでも食べられるようになった。ヒルズ店ではカレーをあますことなく楽しめるようにと玄米ご飯がオマケとしてついてくる。メニューの品数も増えて便利にはなったが、なんとなく巣鴨でしか食べられなかった頃が懐かしい。やっぱり一番オーソドックスなカレーうどんが一番おいしい。バナナの天ぷらは悪くない。