ひびのあれこれ・・・写真家の快適生活研究

各種媒体で活動する写真家の毎日。高円寺で『カフェ分福』をオープンするまでの奮闘記、イベント情報などをお伝えします。

仕事納め

2010年12月30日 | Weblog
今年最後の内装工事は28日、現場で石鍋さんにお目にかかれず仕舞いとなってしまいましたが、現場は随分様変わり!
天井がすっかりキレイになりました。
ぶらーり垂れ下がっている作業灯はもちろん仮のもの。
実際の照度がどれくらいのものになるか、やや心配ではありますが・・・。

配線については電気・ガス・水道すべてざっくり整いました。
微調整は新年持ち越しです。
カウンターはプラスターボードが貼られ、左官さんにモルタルを塗っていただく日を待つばかりです。
コンロ回りは不燃性のボードを張り巡らし、防火対策万全です。
って、そうしないと消防署の許可が下りないので必須です。
カウンターからにょっきり飛び出しているのはガスホースです。



コンセントスイッチ系も、まだワサワサしています。



床に至っては、とんでもない有り様です
こちらはすべて整ってからの最終工事、表面を研磨してオイル塗装で仕上げます。
そうすることでナラ材が持っている風合いをナチュラルに生かします。



施工は日々進化しているのですが、一番もたついているのが提出必須の書類関係。
消防署、保健所、青色申告会、税務署等々、目白押しです

施工前に提出しなければならなかった消防署提出書類は昨日ようやく提出完了。
そんなこと、誰も教えてくれないですもんね
調べていたはずだったのに、完全に調査ミスです。
やっぱり新規参入は手抜かりだらけ、ですかね・・・




立川談春独演会@NHK大阪、プラス諸々

2010年12月27日 | Weblog
25・26日と大阪で開催された立川談春独演会。
1000人超えのホールは2日間両日ともにほぼ満席。
『長短』『桑名舟』とともに、年末恒例の『芝浜』を熱演した。
今年最後の独演会、思い出に残る高座だった。

26日は落語の前にNHK9階でアーカイブズを閲覧。
お目当ては春野百合子の『女殺油地獄』。
ずっと見たかった映像、そして久しぶりに聞く春野百合子の声に身体がシビレル。
油と血にまみれた殺しの場面は闇の中で揉み合う男女のぬらぬらした妖しい底光りがぞくっとするほどリアルに浮かび上がってくる。
物語的には「え?これで終わっちゃうの??」というぐらいあっけない幕切れではあったけれど、春野百合子の凄まじさに打ちのめされてしまった。

同録の『高田馬場』は決闘シーンが痛快に描かれていて、春野百合子も演じながらニッコリ笑顔を見せたりする。変幻自在な春野百合子の声もさることながら、曲師大林静子の三味線の音色がまた大迫力。心の琴線が切れてしまいそうなぐらい揺さぶられた1時間だった。

27日は老舗洋食店グリルモリタでランチ。
ハーフシチューコースで蟹クリームコロッケとタンシチューをいただく。
どちらも味わい深く、大満足。
皆でシェアしたビフテキサンドのビフテキなるものの厚さとミディアムレアな焼き加減が絶妙だった。

食後は単独で珈琲研修。
仕入れ先の方が、この忙しい年末に、わざわざ2時間もの時間を割いて、しかも無料で講習会を開いて下さいました。
スペシャルティコーヒーを伝えることに対する真摯な取り組みに頭が下がります。
前半はスライドレクチャー中心、後半はカッピング中心。
カッピングとは、日本茶で言うなら鑑定です。
ただ、日本茶では鑑定=欠点探しですが、コーヒーのカッピングは優れているポイントを探す作業。
前向きでいいですね。



ロースト、アロマ、欠点と、フレーバー、後味の印象度、酸の質、口に含んだ質感、カップのきれいさ、甘さ、ハーモニー・均衡性、そして総合評価をチェックします。
これは・・・、かなり経験が求められる作業・・・。
なんてったって、素人にはどこに基準を置けばよいのかさっぱり分かりません。
9種類の豆をご用意いただき、見様見まねでトライしてみましたが、面白い経験ではあったものの、好き・嫌いプラスαぐらいしか判定出来ませんでした。
課題山積です



着々と

2010年12月24日 | Weblog


今日は電気工事担当のケンさんが現場に初めて入ってくださいました。
お蔭で配線がすっかり整い、宙ぶらりん状態だった配電盤も壁に納まりました。



数日前には水道工事担当のノリさんが黙々と配管を施工してくださいました。
変化が地味だったので写真ではお伝えしにくいのですが・・・。

電気の配線が出来上がると、天井に手を付けられるようになります。
白く塗装した杉の板をランダムに貼っていきます。
継ぎ目をどこに持っていくか、センスが問われる作業です。

カウンターには天板が!
古材の雰囲気を大切に、素材感を生かして仕上げます。



私は終日ペンキ塗り。
B型人間の神経質さを発揮し、自分なりに満足のいく仕上がり。
仕上がりはいいんだけど、気が付くと服のみならず床にも壁にも家具にもペンキの跡が・・・。
これだからB型ってやーねーと言われるんだな、とちょっと反省。

ケンさん、左官を「しゃかん」と発音します。
へ~、落語のまんまなんだ、と思って聞いてみると、石鍋さんは「さかん」と読むそうです。
世代の差(ケンさんは47才、石鍋さんは37才)
落語では、大工と左官は仲が悪いということになっています(ex.『三方一両損』)。
「なぜなんでしょうね~」なんて聞いてみたら、ケンさん曰く
「左官は砂を扱っているでしょ。靴底に砂がついてて、磨いた床の上をそんな靴で歩くと一発で木がダメになる。だから大工は左官が出入りすることを嫌ったみたいですよ」
へ~~~。そういう理由だったんだ~

「昔は随分大工は威張ってて、現場のピラミッドの頂点が大工だったんだよね。棟梁に挨拶なしで現場で作業してたら、靴の上から釘打たれたりすることもあったんだよ」
お~~~、いたたたたた

職人さんの世界は本当に面白いです。
時代の流れとともに、随分大工さん達も丸くなったようですが、ひとむかし前までは江戸っ子気質の棟梁が現場で威張ってたんだな~と思うと、なんだかワクワクしてしまいます。

さて、25日から大阪へ。
コーヒーの仕入れ先で研修を受けてきます!



手動水洗トイレ

2010年12月18日 | Weblog
ここしばらく水道がストップしているので、トイレが使えない状態でした。
緊急時は近所のセブンイレブンに出かけていました。
そんな私を見るに見かねて(?)、石鍋さん(Iさん)がトイレを使える状態にしてくれました!



とりあえず壁で目隠し、使用時は出入り口を板で塞ぎます。
入る時は撒水栓からバケツに水を汲んでおきます。
用を足したらバケツの水を勢いよく便器に流して終了~。



ん~、アナログ
しかし、このトイレどっかで経験したな・・・。
あ!そうそう、セネガルがそうでした。
トイレに行く前は必ずバケツに水を汲んでから。
何だか懐かしいです。

次は来週の火曜日以降、ということで、しばらくメニュー開発に専念します。
最近カクテル作りに力を入れています
先日は水出しの福寿山冬茶とディタライチ、フレッシュレモンのカクテルを作ってみました。
想像以上に華やいだ味わい!おいしい!!

開店する頃には体重がかなり増加していそうです・・・





セールス

2010年12月17日 | Weblog
今日は水質検査の予定があったので、朝9:30から現場で待機。
まだ残っていた壁紙をぼちぼち剥していると、10時過ぎに業者さん到着。
早速タンクを開けて水採取、と思ったら、タンクの蓋が開かない!
どうやらネジが錆びついてバカになってるらしい。
業者さん孤軍奮闘、しかしバカネジの力に敵わず完敗。
わざわざ横浜から来てくださったのに、無駄足を踏ませてしまいました
なんてったって現場の蛇口が全部撤去されているものですから。
元々の貯水タンク施工会社に電話し相談してみたのですが結局ラチがあかず。
来年仕切り直しとなりました。ヒエ~~~

『物事は順序が肝要です。見切り発車に気を付けましょう』
贈る言葉for meです。

なんと本日4件のセールスがありました。
ダスキンさん、アコムさん、読売新聞さん、有線さん。
初めてだったので、こちらも物珍しく、色々お話をお伺いしました。
あ~、まだまだ勉強しなければいけないことだらけです。

Iさんが工場で作った材料が明日到着予定。
どんなニューアイテムが加わってくれるのかな~







カウンター

2010年12月16日 | Weblog
到着したら、カウンターの枠組みが既に出来上がっていました。
先日幅や高さを綿密に調整したお蔭で、実際厨房スペースに立ってみるとイメージ通り!
Iさんのアイデアで徹底的にデッドスペースを排除します。
こんなところにも物が置けるようになるんだ!と感心することだらけでした。



壁面、カウンター側面は左官さんが仕上げてくださいます。
そうするとぐっと雰囲気が変わって、完成イメージが伝わりやすくなると思います。
今のツギハギ状の壁じゃ、全然イメージ湧かないですよね。



こうやって、壁に直接施工レベルを書くということだけでも新鮮でした。

そうそう、壁紙剥しの面白味を今日ひとつ発見しました。
それは、剥した残骸を床面にポイポイ捨てられること!
ごみ箱~とか、なにも考えずに足元一杯散乱させても問題なし、ここです。
子供気分を楽しめるってことですかね。
剥し終わった後はきっちり掃除、大人ですから。



施工3日目

2010年12月15日 | Weblog
お昼前に高円寺に到着、トイレの枠が出来上がっていました。
壁無しの単なる木枠でも、あると空間がイメージしやすくなります。
まずは便器の位置と洗面台の位置を打ち合わせ。
この洗面台が、トイレの面積に比べて巨大過ぎる!!!
小さな洗面台で何度も手洗い時にストレスを感じた経験が災いしたか・・・。
Iさん、無事おさめてください。

私は壁紙剥し担当。
日焼け後の皮膚をはがす要領です。
上手に剥せると爽快っ!なのですが、トイレの壁紙はチマッチマッチマッチマ・・・。
しかしそれがおおきく剥せたときの喜びにつながるのだ、と自分に言い聞かせながら、モクモクと剥します。



もう少し手伝えることがあるといいんですけどね。

配電盤が宙ぶらりんになってます。
何となく不安です。








施工2日目

2010年12月11日 | Weblog
今日は水道工事が入る予定。
工務店Iさんは「8時頃来ます!」ということでしたが、私は出遅れて10時到着。
するとトイレの壁が既に撤去されていてビックリ!
意外なほど脆弱な作りなのですね。
階段の下に、上手に組み込まれていて、大人のプラモデルのようです。
普段なかなか目にすることの出来ない建物の構造を見ることが出来て、面白かったです。

ここのトイレはちょっと変わっていて、通常は流した水が床を抜けて排水される床排水タイプが多いのですが、ここは便器の後部に排水パイプが壁沿いに這わせてある壁排水タイプ。
本当は便器本体を取り換えたかったのですが、どのタイプを購入すればよいのか全然わからず(買ったものの設置出来ませんでした、が一番コワイ)、結局便座だけシャワートイレに替えることにしました。洗面台も新しく設置し、一回り広くして、飲食スペース同様居心地の良いトイレを目指します。

撤去されたトイレまわりの品々・・・。



洗面台は飲食店の厨房に必須のL5に再利用します。

次回工事は来週の火曜日です。
しばらくトイレが使えないのが不安です




施工スタート!

2010年12月10日 | Weblog
カフェの内装工事がいよいよスタートしました。
物件取得が11月15日、以降写真展で神戸に出かけて不在だったり施工をお願いしているIさんも別件で忙しかったり・・・、今日を迎えるまで気持ちが落ち着きませんでした。
しかし、始まると早い!
壁のクロスはほぼ剥がし終えていたのですが、柱にベッタリ貼り付けられている鏡を外すのが一苦労。
くっつける時は外す時のことなんて考えていないから仕方がないのですが。
無理矢理剥そうとすると、破片が飛び散って結構危険

合間に近隣のお店にご挨拶に。
皆さん応援してくださって、「楽しみにしています!」と笑顔で言われると、素直に嬉しくなります。
2軒隣のタコスカフェの方も、「一緒に商店街を盛り上げましょう!」とありがたいお言葉。
商店街の事務所でも親切にご対応いただき、いい場所を選んだなぁ、としみじみ

しかし、店の中はゴミと什器で大変なありさまです
私の頭の中には完成予想図がはっきり浮かんでいるけれど、この写真だけでは想像しにくいと思います。




イメージはパリの気取らないカフェ。
漆喰の壁、フローリングの床、木のぬくもりが感じられるアンティークの家具を集めた居心地のよい空間になる、はず!
壁と天井の内装が終われば、かなり雰囲気が変わってくるのではないか、と。

明日は水道の業者さんが来てくださいます。
着実に前進してます!

現時点で、同時進行しているのは
ロゴデザイン→発注済
食材の仕入れ先探し
メニュー開発
什器確保
各種見積りetc.

寝ている間以外はほとんどカフェのことしか考えていません。
カフェのため以外の支出もほとんどゼロ!
ある意味とてもストイックな生活です






カフェ開業計画、いよいよスタート

2010年12月07日 | Weblog
カメラマンになる前から憧れていたカフェの仕事。
今年の11月に資金の目処がたち、あれよあれよという間に物件が決まり・・・。
いよいよ12月10日から内装工事がスタートします。
どうなることやら、楽しみであり、不安でもあります。
開業に至るまでの経過を、少しずつ発表していきますので、応援よろしくお願いいたします。

ちなみに、物件はこんな感じです。





元アクセサリーショップだった物件、飲食は初めてだそうで、完全にスケルトン状態からのスタートです。
この空間がどのように変化していくか、思い描いているイメージをいかに具現化いていくか、棟梁との二人三脚です。

施工は12月10日からスタート、年末年始を挟んで2月オープンを目指します。
詳しくは、また改めて!