分福に新たな本が加わりました
1冊目は、
噺家のポートレート写真家として最も評価されている橘 蓮二さんの写真と、リリー・フランキーさんの文章で構成される『どうぶつぶつ』。
吹き出し型にカットされたページに文章が掲載されている装丁。とても凝っています。
一瞬のふとした仕草や表情を捉える橘さんの高座写真とは対照的な、ゆる~い動物たちの姿(とはいえ全ての動物がカメラ真っ正面視線きってます)に癒されます。
2冊目は、
星野青さんの『月光川の魚研究会』。
『東京カレンダー』を出版していたアクセスパブリッシングの『生本』に連載されていた短編をまとめた作品です。
星野さんは雑誌『東京カレンダー』の元編集長。創刊間もない頃からお世話になり、私は温泉取材を多く担当させて頂いた恩人です。
当時はまだ雑誌として知られておらず、取材先で「カレンダーの撮影ですか?」と聞かれ説明に苦労しました(笑)。
不思議な名前のバーで語られる不思議な物語は誰もがどこかに置いてきてしまったほろ苦い記憶を呼び起こします。
木村伊兵衛賞受賞作家、岡田敦さんの詩的な写真も素敵です。
1章ずつご来店ごとにゆっくりお楽しみください。