ひびのあれこれ・・・写真家の快適生活研究

各種媒体で活動する写真家の毎日。高円寺で『カフェ分福』をオープンするまでの奮闘記、イベント情報などをお伝えします。

食べ納め@ラ・グラップ

2007年12月30日 | Weblog
毎年恒例、年末最後はラ・グラップ@西麻布。
店はなかなか盛況、我々は4人チーム。今夜はお店も最後の営業、ということで加藤シェフに全てお任せ。
アミューズにガレット、タラモともうひとつ何だったかな。ブーダンが出なかったのでメインに期待を寄せる。
メインはまずお魚、キハダの塩釜焼き、絶品。魚の肉がもっっっちりしていて旨味が凝縮されている。そしてお肉に期待のブーダン・ノワール登場。パリのビストロに匹敵するボリューム、しかし味は比較にならないぐらい滋味豊かで全く臭みなし。幸せだ。
素直に幸せを感じられる貴重なフレンチレストラン、ラグラップに来年も望みをかける。

ピエール・ガニエールの夕べ

2007年12月29日 | Weblog
今夜の夕食はピエール・ガニエール@青山、初陣。
青山通りプラダビルの隣、スタイリッシュなファションビル。エレベーターに乗った途端ヘアサロンのにおいが。4階、レストランに到着、ドアが開くとすぐに入口。レセプションを通りフロアへ。渦巻きモチーフのカーペットと壁。その壁は大きくアーチを描いている。坐って周囲を眺めていると平衡感覚が失われてクラッとする。グラマラスな空間。場所柄か客層が若い。20~30代のカップルが目立つ。空間の音の反響が不思議。我々は壁際の一番奥のテーブルだったのだが、入口付近に座っていた外人カップルのひそひそ声が響いてくる。
メニューは読み方が難しい。それぞれの項目の下に小さな字で数種の皿の名前が書かれている。あとで納得、全部出てくる。その皿数の多いこと。凄いのは「雷鳥」がメニューに印刷されていること。店の仕入れ力を見せつけられる。
私は前菜に野菜のコンポジション、メインに仔羊をオーダー。
まずアミューズ・ブーシュ。5皿プラスα登場。テーブル上はお皿でいっぱい。しかし・・・、食べ難い。器が高めで、しかも「このお皿から食べてください」といわれた皿が奥に並べられている。周囲には、器を持って食べている人が!ちなみに、私はキュウリが苦手と申告しておいたので、キュウリのムースに変わりワタリガニのジュレに、大正解だった。内容は忘れてしまったが、スープがおいしかった(メニュー名はいいかげんにしか覚えていない)。
野菜のコンポジション、最も目を見張ったのは野生のキノコとタマネギのグラタン、見た目はパイ包み焼き。大きな皿がパイで覆われ登場、すごい迫力と香り。味もすばらしい。中身とパイ生地の蓋部分と、別々に誂えられてサービスされるので二度おいしいのも魅力。
仔羊は3皿。しかしメインの前に食べることに疲労を感じ始める。ノワゼットのクスクス仕立てはおいしくいただいたが、まだ快復しきっていない私のお腹にはこの時点で隙間がなくなり、ロックフォール風味が強いソースでいただく背肉は一口で断念。
全体的に味は実験的で、最近のフレンチでは珍しくなくなったオリエント、エスニックの影響がそこかしこに感じられる。特筆すべきは料理のプレゼンテーションのあり方。最初から最後まで驚きに満ち溢れていてとても楽しい。サービスもフレンドリーで色々な疑問にいつも笑顔で応えてくれる。唯一の難点は食べにくいこと。ここの料理を美しく食べるのは至難の業。諦めて楽しむに限る。
ちなみに、鳥居のようなロゴマークはテーブルを横から見た形。
昼は自然光が入りとても明るい雰囲気になるとのこと。裏を返しに訪れたいレストラン。

東京駅で行き倒れ

2007年12月24日 | Weblog
12月は取材旅行でほとんど休みゼロ。20日からの奈良、ならまち取材で風邪をひき、名古屋で談春独演会を聞いた帰りの新幹線で具合が悪くなる。「風邪かな?」と思ったら突然全身の力が抜けて改札手前で倒れる。そのまま救急車でお茶の水の三楽病院で点滴を打ってもらうが結局快復せず何とか家には帰らせてもらったが数日寝たきり状態に。ブログは休止、忘年会も大掃除もままならず使い物にならない状態で新年を迎える。年末はいつも体調がおかしくなるが今回は最悪。食欲が回復するまで1週間かかった。思い返せば昼に中日劇場1階のレストランで食べたハンバーグの味が微妙におかしかった。風邪で味覚がおかしくなっているのかと思ったのだが・・・。危機回避能力がすっかり退化している自分が情けない。