気分はガルパン、、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ヴァイキング水産高校 ノイバウファールツォイク 作ります!! その2

2022年04月10日 | ガルパン模型制作記

 ステップ3およびステップ4では車体の底面や背面を組み立てます。ステップ5では履帯などを組み立てます。前照灯のA28は展開と収納のいずれかを選べますが、劇中車は収納して閉じていますのでそれに合わせます。

 

 ステップ3およびステップ4の工程はまとめて行ないました。

 

 背面部が仕上がりました。

 

 前面部が仕上がりました。

 

 ステップ5に進み、履帯以外のパーツを全て切り出して準備しました。

 

 順に組み付けてゆきました。上部転輪は、履帯とのかみ合わせ位置がよく分からなかったため、履帯の組み立てが終わるまで仮組みのままで保留しました。

 

 そして個人的には苦手な、連結式履帯の組み立てに進みました。何度やっても慣れず、いくら経験を重ねても難行は難行であって、「六根清浄」の仏教用語を心で唱えつつ、無心の境地で取り組むほかはありませんでした。

 ちなみに「六根」とは私欲や煩悩、迷いを引き起こす目・耳・鼻・舌・身・意の六つの器官を指します。「清浄」とは煩悩や私欲から遠ざかった、清らかで汚れがない境地のことを言います。

 

 大型車輌だけに履帯の数も多く、片側だけで124枚を繋ぎます。「六根清浄」だけでは足りずに、奈良の東大寺二月堂修二会の有名な声明の観音法号「南無観自在菩薩」の繰り返しをひたすら唱えつつ、パーツをピンセットでつまんで繋いで、接着剤をチョンと垂らして、またパーツをピンセットでつまんで、の修行に打ち込みました。

 一緒にプラモを作っていた嫁さんの話によれば、観音法号「南無観自在菩薩」だけでも3種類の旋律と抑揚をつけてリズミカルに唱えていて、あたかも奈良仏教の明るい読経を聴くようだった、といいます。

 それもそのはず、奈良県出身で奈良の仏教文化に親しんで仏教美術や仏教考古学を学び、奈良の古社寺の祭儀や民俗にも色々と参加して大体の経文や祝詞は暗誦出来るほどに学んだ私です。天平時代の情熱的かつ躍動的な仏教信仰のパワーと牧歌的精神に憧れて長年の研究課題にしていた私です。東大寺の声明の観音法号などは基本知識のひとつに過ぎませんでした。

 

 観音法号「南無観自在菩薩」連呼の法悦のなかで、あっという間に仮組みが仕上がった履帯です。やっぱり奈良仏教の青春が満ちたお経は、唱えているとなにか不思議な力が湧いてくるようで、難行も次第に快感に転じて作業効率が飛躍的に上がります。
 履帯の片側を上図のように組み上げるまでの所要時間は、左右の平均で33分でした。私自身としてはかなり早い方だったと思います。

 

 ひっくり返した状態です。このように繋いだものを、接着剤が乾いて固まるまでに車輪に巻き付けて形を作り、各所でテープを貼って仮組みしました。三ヶ所でわざと繋がずに、全体を三つに分割して外せるようにしました。これらは、塗装後に再び組み付ける予定です。

 

 外した履帯パーツです。御覧のように三つに分割しています。最初は起動輪巻き付き部分、誘導輪巻き付き部分、上部直線部分、下部直線部分の四つに分割する積りでしたが、起動輪巻き付き部分と下部直線部分を繋いでも支障がなかったため、分割は三つになりました。  (続く)

 

コメント
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