気分はガルパン、、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

黒森峰女学園 Ⅱ号戦車F型 作ります !!  その1

2024年04月21日 | ガルパン模型制作記

 前回のパンターG型に続いて今回も黒森峰女学園チームの戦車を作ります。最終章第4話の無限軌道杯準決勝戦に臨んだ逸見エリカ率いるチームの上図のⅡ号戦車F型です。ガルパンにおいては、コミック版の「リボンの武者」にて既に同チームのシュバルツバルト戦闘団のⅡ号戦車F型が活躍していますが、アニメ本編では初の登場でした。

 

 車体カラーもアニメの黒森峰女学園チームにおいては初のグレーです。史実のドイツ軍の初期の車体カラーでもあり、これまでブラウン系のカラーばかりであった黒森峰女学園チームに新たな彩りを添えています。

 

 Ⅱ号戦車F型そのものは、アニメシリーズにおいては既に西住家の車輌、青師団高校チームの車輌が登場していますが、最終章第4話にて黒森峰女学園チームの所属車輌として参戦したことにより、いよいよドイツ軍装甲部隊の末裔たるに相応しい陣容の一角を表してきた、という気がします。

 試合には2輌が参戦して逸見エリカ直率のの遊撃部隊に属し、うち1輌には前の試合で逸見エリカと搭乗車を交替した入間アンナが搭乗して果敢な威力偵察を試みるなどの活躍を行なっています。

 

 その健闘をたたえて、今回はアカデミーの新製品で製作にチャレンジしてみました。

 これまでガルパンのⅡ号戦車F型の製作においてはタミヤ、ドラゴンの製品を利用してきました。それらに対して、2021年9月に発売されたアカデミーの新キットではいかなるクオリティにて仕上がるのかに興味があり、キットも発売日直後にすぐ2個を確保して、しばらく手元に置いていました。

 最初はこの2個で「リボンの武者」のシュバルツバルト戦闘団の5号車と6号車を作ろうと考えていましたが、嫁さんが作りたいというので1個を渡しました。残り1個は、別の車輌に仕上げるか、と思案しつつも月日が流れてしまい、最終章第4話の公開上映の時期に至ってしまいました。
 ですが、幸いにも逸見エリカ率いる黒森峰女学園チームの新陣容の一翼としてⅡ号戦車F型がアニメでの初登場を果たしてくれましたので、その劇中車を再現するという流れに落ち着いた次第です。

 ガルパンのアニメの劇中車は、西住家の車輌、青師団高校チームの車輌、そして今回の黒森峰女学園チームの車輌のいずれも仕様は共通で、つまりは元ネタと推測されるドラゴンの実車準拠の仕様であるようです。今回のアカデミーのキットも、北アフリカ戦線仕様となっていて劇中車と同じですので、基本的にはストレート組みでもいけそうだと判断しました。細部の異なる箇所のみ小改造やパーツ差し替えで対応しよう、と決めました。

 

 キットの中身です。ドラゴン並みのパーツ分割がなされていますが、細密化には至っていないのでパーツ数はそんなに多くはありません。取扱い易さ、組み立て易さ、への配慮がなされていることが分かります。

 

 組み立てガイドは安定のA4サイズ、印刷はカラーで、最近の海外メーカー製品の一つの傾向を顕著に示しています。コスト削減に血眼になるあまり、サイズも質も落としてゆく国産メーカーの凋落じみた斜陽化傾向との格差が歴然としています。

 

 こういう大きなサイズで、カラー印刷ですから、見やすく、扱いやすく、プラモデル製作も楽しくはかどるというものです。これが重要なポイントですが、タミヤもファインモールドも、同じような品質では作ろうとしないのでしょうか。それとも、衰退する日本企業の常で、作る余力すら無くなっているのでしょうか。

 

 ステップ1およびステップ2では、下部車体を組み立てます。背面部のフックのB14は劇中車のと形が違いますので、ドラゴンのジャンクパーツと交換します。

 

 ステップ1で組み合わせるパーツは上図のごとくです。

 

 ステップ2までのパーツも一緒にして一気に組み上げることにしました。車体は箱組みですが、中に組み入れるパーツB24、B25にはダボが付き、それをはめ込むダボ穴もB1、B2、B28にそれぞれ完備しており、カッチリと確実に組み合わせられるようになっています。タミヤやドラゴンのキットには無かったこの一点だけでも、アカデミーの「本気」を感じさせられます。

 

 あっという間に組み上がりました。合わせる面に凹凸が付けてあったりしますから、ズレや歪みや付け間違いが起こりようがありませんでした。これは組み立て易いキットだな、と感じました。

 

 ひっくり返して底面を上にしました。このように底面のリベットやバッチ類も精巧にモールドされています。ドラゴン並みの精度であり、古くてモーターライズ品であったが故に底面の表現が完全省略されているタミヤ製品とは大きな隔たりを見せています。

 隣国のメーカーがこのように頑張っているのですから、タミヤさんもそろそろ本気を出して、Ⅱ号戦車F型のキットに関しては劇的なリニューアルを敢行していただきたいところです。  (続く)

 

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