「伊豆のくちばし」と称される御浜岬は、沼津市戸田に所在します。それを北から見下ろせる展望所が、外沢海地区に2ヶ所あります。一ヶ所が「夕映えの丘」、その少し上にもう一ヶ所の「出逢い岬」があります。両者は100メートルぐらいしか離れておらず、同じ丘陵の尾根上に位置します。それで広義的には両者をひっくるめて「夕映えの丘」と呼ぶことが多いようです。
私が入った広い方の駐車場は、「出逢い岬」のそれでした。眺望が「夕映えの丘」よりも広く開けていて、カーナビや観光雑誌ではこれを「夕映えの丘」として示していました。
とにかく景色がよくて楽しい場所でした。記念の自撮りでも笑顔を抑えきれませんでした。テンションが上がっているので、どうしても笑ってしまうのです。ですが、笑っていた方が幸せになれますし、福も寄ってくることでしょう。
「出逢い岬」の公園は広くてトイレ施設もあり、北側にも眺望がきくので、上図のように富士山も望まれました。
園地の北側へいくと、初めて見るのに既視感バッチリの石造物があります。ああ、あれだ、と嬉しくなって近づいてゆきました。
ゆるキャン△原作コミック第9巻の80ページ、第50話の扉絵になっているのがコレです。各務原なでしこと犬山あおいが石造物の中心の円環を両手で繋いだダイヤモンドの中に収めて、円環の中には富士山が見えるという、カッコイイ有名なシーンです。
実際に富士山が石造物の中心の円環の中に見えました。まったくもって素晴らしい。
かくしてテンションはマックスへ。最高です。もう何も言うことはありません。はるばるやって来た甲斐がありました。
デジカメの望遠モードで富士山を撮りました。全然見飽きません。
まだ行程の最初の段階なので、あまり長く居られませんでした。名残惜しかったですが、10時42分に車に戻って、次の目的地へ向かいました。戸田街区を南へ抜けて県道17号線沼津土肥線に進み、海岸沿いのカーブ続きの山道を30分余り走り続け、土肥市街を走り抜けました。
そうして11時28分、上図の黄金崎クリスタルパークに着きました。現代のガラス美術をメイン展示に据える美術館施設です。常設展や企画展のほか、万華鏡の体感スポットやガラス作り体験工房、ショップ、カフェなどを併設しています。
その無料見学ゾーンのフリーギャラリースペースに、西伊豆ゆるキャン△コラボ企画のパネル展示の一つ、大垣千明&犬山あかりのパネルがありました。
周知のようにアニメ2期の堂ヶ島トンボロを背景にしたキービジュアルの6人を、5つのパネルに分割して西伊豆堂ヶ島エリアの各所に配置してあり、ここにその一つが設置されていたわけです。
個人的には、5つのパネルのなかで最も価値があるのがこのパネルだと思います。山梨県エリアでの設置パネルには出ていない犬山あかりの姿が見られるからです。 (続く)