11時48分、黄金崎クリスタルパークから黄金崎公園の駐車場に回りました。2019年9月の聖地巡礼で訪れた「馬ロック」も再び見下ろして、散策路も途中まで歩いて海の景色を眺めました。
林越しに東の黄金崎キャンプ場を見ました。黄金崎公園とは150メートルぐらいしか離れておらず、遊歩道からも行けるようです。
駐車場の東にある休憩所「こがねすと」に向かいました。原作コミック第9巻30ページ5コマ目に、志摩リンがその横を歩いているシーンがありますが、早朝なので施設内には入らなかったようです。
ですが、ホシノは入ります。入るのでした。西伊豆ゆるキャン△コラボ企画のパネル設置箇所の一つであったからです。
入ってすぐ右の壁に上図のタペストリーが。原作コミック第9巻31ページ目、第48話の扉絵ですね。コミックのはモノクロですので、カラー原画は初めて見ました。画の右上に描かれる灯台は、今は無き仁科灯台?
「こがねすと」は休憩所施設のカフェの名前です。店内は御覧の通りです。店内から黄金崎海岸の景色を楽しめます。
各務原なでしこのパネルがありました。展望窓を背にしているので逆光になってしまいます。店内の反対側に置いたほうが良かったのでは・・・?
ゆるキャン△のミニコーナーも設えてありました。キービジュアルのポスターと、原作コミックと・・・、あれ?
これはフィギュアですかね・・・?フィギュアというより彫塑作品といった雰囲気です。公式発の立体品では見た事がないので、たぶんファンの手作り品でしょうね・・・。
しかし、これ既視感ものすごくあるなー、と思ってあれこれ記憶をまさぐり、コミックの2巻か3巻のカラー扉絵じゃなかったかなあ、と考えました。コーナーに並べてあるコミックを開いて確かめたところ、やっぱり3巻のカラー扉絵でした。犬山あおいと原作者あfろ氏(グラサン犬)の組み合わせです。
素晴らしいというか、凄い出来栄えです。よく見るとフィギュアのようなプラ樹脂製ではなく、クラフトペーパーを用いたような、紙粘土または石膏の造形みたいな、そういう硬質感のある彫塑作品に見えました。私自身も芸大に行っててこういう作品はよく見ていますので、キャラクター立体像にしては相当手の込んだ、丁寧な造形作業のあとに見入りました。
これは間違いなく彫塑だ、盛り上げて形を作って削ったり貼ったりしてある、仏像でいうと塑造と乾漆造の併用じゃないか、と感心しました。作者は芸大出か、芸術系専門学校出クラス、それでなくても相当の芸術的センスの持ち主だろうな、と思いました。
見事な作品です。これは芸術です。こんな素晴らしい立体造形は初めて見ました。誰が作ったんだろう、と思いながらカフェのお姉さんに聞いてみると、松崎の旅館の御主人が作られたんですよ、と教えてくれました。旅館の名前は「しんしま」だそうです。
ああ、なんか聞いたことあるな・・・、と2019年9月の堂ヶ島エリア巡礼での宿泊地探しの候補施設のなかにその名前の宿があったことを思い出しました。その時は西伊豆松崎伊東園ホテルに泊まりましたが、そのもう少し南の那賀川沿いにその「しんしま」があったかな、と思い出しました。
後日、その「しんしま」の公式サイトを探して見てみましたら、なかなか良さげな旅館のようでした。機会があったら泊まってみたいですね・・・。
12時25分、堂ヶ島公園に着きました。2019年9月の巡礼時にはトンボロを渡るのがメインでしたが、今回はこちらの観光案内所にパネルとラッピング車輌があるということで、公園の駐車場に車を停めて、見に行きました。 (続く)