花色が豊富で寒さに強いレシュノルティアはオーストラィアからやってきた、春から秋にかけて咲く
新しい鉢花です。’初恋草’の名で知られています。
各枝の先端にまず花が咲くため、株のまわりから花が咲き始めます。
その後わき芽の先端に花を付け、徐々に株の中心部が咲くようになります。
冬の低温期に咲く二番花のほうが秋の一番花より大きくなります。
強い生命力
砂漠に自生している植物なので乾燥には非常に強く、暑さ・寒さにも強い植物です。
ただ、日本の気候では、戸外で地植えすると夏の多湿や冬の霜でダメージを受けるので、
鉢花やコン テナガーデン、吊り鉢の
素材として利用されます。
特殊な花の構造
蕾のとき、雌しべは雄しべの下にあり、開花とともに雌しべが伸長して柱頭横のポケットに花粉袋が入るというおもしろい
構造になっています。
花弁の中心の奥に蜜があり、昆虫が蜜を取りにきたときに、雌しべに他の株の花粉がつき、種を作ります。