和名はワタスギギク、通称コットンラベンダーですが、ラベンダーとは別品種です。全草が香り高く、空気をさわやかにするハーブとして古くから生垣や花壇に植えられてきました。枝は虫除けになるので乾燥させて棚やたんすの中にいれて利用します。花はドライフラワーにも適しています。
シルバーサントリナは常緑で寒さ・霜にも強いため、周年楽しむことができます。
初夏に黄色の丸い花を咲かせます。
自然樹形ではブッシュ状となりますが、この商品はクリスマスデコレーションにもぴったりの仕立てになっています。小さなオーナメントなどを飾ってお楽しみください。毎年刈り込んで形を整えていただくと長く楽しめます。
タイプ:キク科サントリナ属の耐寒性の常緑低木
開花期:5~8月
用途:鉢植え、庭植え
日照:日当たり~半陰
栽培方法:
よく日のあたる場所で、水はけのよい土に植えてください。春または秋に刈り込みます。寒さには強いのです。外気がマイナス15度以下になる場所では冬は鉢植えにして室内に取り込むか、フレームかけをして保温します。
スターラベンダー(学名:Pratia puberula)やエクボソウ(学名:Pratia angulata)と同じプラテア属の仲間です。
1cmほどの丸い赤紫色の果実が美しいほふく性の植物です。
クランベリーに似ているので、パープルクランベリーの名で流通していますが、まったく別種で、クランベリーがツツジ科で加工用として果実を利用しますが、本種はキキョウ科で食用にはなりません。5~7月ごろ淡紫色の小さな花が咲きます。
学名:Pratia nummularia
和名:オオムラサキコケモモ
タイプ:キキョウ科プラティア属の常緑ほふく性多年草
草丈:6~7cm
開花期:5月~7月
結実時期:7月~10月
植え替え適期:3月~4月
用途:鉢植え
日照:強い日光を避けた日向から半日陰
栽培方法:
耐寒性がなく、冬越しには10℃以上温度が必要です。春と秋は日なたに、盛夏は半日陰に置き、冬は明るい室内に置いてください。適度に湿った肥よくな土壌を好みます。過乾や過湿には弱いので水やりに注意し、一年中、乾きすぎないよう適度に水やりをして下さい。
施肥は春と秋に与えて下さい。
真珠の木(ベルネッチア)は、ツツジ科の植物で、
春遅くに吊り鐘状の白い美しい花を咲かせ、
秋から冬にかけ小さい真珠のような実をたくさんつけます。
実は、白、桃、赤、紫など、いろいろな種類があります。
好みの鉢で、鉢植えとして楽しんだり、
クリスマスや正月の寄せ植えにも美しいです。
■真珠の木(ベルネッチア)の育て方、栽培方法
・置き場所
真珠の木は、寒さに強いです。
冬は日当たりの良い窓辺に飾るか、
屋外で越冬する場合は、
雪囲いを簡単にしましょう。
・水やり
表土が白くなってきたら与えます。
冬も極度に乾燥させないよう気をつけます。
・肥料
肥料も少なめでだいじょうぶです。
鉢植えの場合は、少量与えたほうが育ちが良いです。
春~秋に少量ずつ与え、真夏はストップします。
・剪定
真珠の木の株が小さいときに、
芽の先端を摘むと小枝が横に伸び、
形良くバランス良く茂ります。
芽を摘む適期は3月頃です。
後は、放っておいても、樹形がまとまります。
盆栽仕立てでも、楽しめます。
・結実のコツ
確実に結実させたいなら人工授粉をします。
また、2品種を植えると結実しやすくなります。
雨や水を花にかけないようにすると、よく実がなります。
・植え替え
植え替えは5~6月に行います。
用土は酸性土を好みます。
ピートモスや鹿沼土を混ぜ、保水性のよい土にします。
真珠の木は、根が細く弱いので、
根鉢を崩さないように、そっと植え替えます。
・増やし方
挿し木、タネまき、株分けで増やせます。
挿し木は、6月頃に、枝を5cmほどの長さに切り、
ピートモスか鹿沼土に挿します。
タネまきは3月頃に果実からタネを採りだし、
細かい用土にまき、乾かさないよう注意し、
発芽、育苗します。
ベロニカ インカナ
■ 学名 : Veronica ornata
■ 別名 : 洞庭藍(トウテイラン) 秋咲きベロニカ
ベロニカ オルナタ(オルナータ) など
■ ゴマノハグサ科 宿根草(耐寒性多年草)冬期落葉種
■ お届けの規格 9~10.5cmポット苗
■ 主な花期 : 夏~秋
■ 草 丈 : 50cm前後(生育後の高さで花丈も含む)
■ 耐寒性 : 強
■ 耐暑性 : 強
■ 日 照 : 日向~やや半日陰
■ 代表的な原産地 : 日本
澄んだ青色の花と銀色がかった葉がとても美しい
丈夫で育て易いトラノオの仲間だが自生地(近畿
から山陰地方)では絶滅が心配されている
寒さ、暑さに強く、強健で育て易い多年草です。
花穂が伸びる特徴的な草姿が美しく、宿根草
ガーデン、イングリッシュガーデンには欠かせ
ない植物です。
主に秋に咲くベロニカです。白に近いシルバーリーフと
ブルーの花のコントラストが爽やかで、とても美しい
です。
名前は花色の美しいブルーが中国の洞庭湖の湖面の
色に由来すると言われています。
スノードロップは、今にも滴りそうな雪のしずくに似た純白の花を咲かせる植物です。「本来のスノードロップ」と言うか、英語でコモンスノードロップと呼ばれているのは南東ヨーロッパ原産のガランツス・ニヴァリスという植物ですが、15種ほどあるガランツス属の植物すべてを「スノードロップ」と総称することが多いようです。
日本で「スノードロップ」という名前で販売されている苗・球根は、多くが写真のガランツス・エルウィジーのもののようです。日本で普及している理由は、ほかのガランツス属の植物と比べて球根が比較的乾燥に強く、扱いが容易だからです。ガランツス・エルウィジーの花は、筒状に重なり合った内側の花弁の先端から付け根にかけて連なった(あるいは先端と付け根に分かれた)緑色の模様があるのが特徴です。さらに葉の付け根が反対側の葉の付け根を包み込むこと、全体に大型であるのも特徴で、ほかの種(しゅ)と区別することができます。なおコモンスノードロップ、ガランツス・ニヴァリスの場合は、内側の花弁の先端のみに緑色の模様があり、また葉の付け根が反対側の葉の付け根を包み込むことはありません。
先に書いた通り、入手しやすい苗や球根はガランツス・エルウィジーのもの。もし球根を入手したら、冬の間日がよく当たるような場所、落葉樹の根元などに植え付けてみましょう。もちろんプランター植えでも構いません。植え付け時期は9月~11月で、開花期は2~3月。花が終わった後は6月くらいまで葉を付けていますが、このころが球根に栄養を蓄える大切な時期です。日当たりのよい場所で管理しましょう。ガランツス属の植物の場合、休眠期にも球根を植えっぱなしにしておいた方がよいとされます(エルウィジーに限っては球根が乾燥に強いので、掘り上げて秋まで保存することも可能)。地植えにした場合は、2~3年に一度、株分けするために掘り上げるくらいで十分でしょう。
雪の化身のような花は古くから人の目を集めてきたのでしょう、スノードロップにはさまざまな言い伝えが残されています。いくつかを挙げてみましょう。いわく「アダムとイブがエデンの園から追放された時、雪が降りしきっていた。永遠に続くかと思われる冬に絶望して泣きじゃくるイブを慰めるため、天使がひとひらの雪に息を吹きかけた。それは地に落ちて春の兆しのスノードロップとなり、そして≪希望≫が生まれた」。スノードロップの花言葉は「希望、慰め」です。
またドイツの言い伝えでは、「雪にははじめ色がなく、花たちのもとを訪れて、色を分けてくれるように頼んだ。しかしどの花もそれを拒み、ただスノードロップだけが自分の花の色を分け与えた。雪はそれに感謝し、スノードロップに春一番の花を咲かせる栄光を約束した」。また、ロシアの詩人・劇作家のマルシャークによる童話劇『森は生きている』で、主人公の少女は継母に言い付けられ、咲いているはずもない大晦日にスノードロップの花を摘んでくるように言い付けられます。森の中で出会った12の月の精に助けられ少女は幸運をつかむのですが、これなどは「新年の前にスノードロップを見た者は幸福になる」という言い伝えを踏まえているのかもしれません。
スノードロップは、聖母の花としてキリスト教の聖燭祭(2月2日・聖母御潔めの祝日)には祭壇に撒かれ、純潔の象徴とされました。その一方でイギリスなどでは、「花の色が死装束を連想させる」ため死の象徴として嫌われることもあるようです。このために人に贈ってはいけないなどとも言われるので、気にする方に対してはご注意を。
ところで「スノードロップ」という名前ですが、一見、これには説明の必要もないようにも思われます。花弁が「雪のしずく(ドロップ)」そのもので、何のひねりもない名前のように思われるからです。ところが意外なことに、この説明は間違いのようです。この場合の「ドロップ」は「イヤードロップ(耳飾り)」の意味で、つまりスノードロップとは「雪の耳飾り」を意味する名前だったのです。学名のガランツスは、ギリシア語のgala(乳)とanthos(花)の合成語で、白い花を表現しています。なお余談ですが、英語のGalaxy(銀河系、天の川)という言葉はギリシア語のgalaと関係があります。古代ギリシアでは、女神・ヘラの乳房からほとばしった乳によって生まれたとして、天の川のことをガラクシアス(乳の川)と呼びましたが、それが変化して英語のGalaxyになったというわけです(「天の川」の英語の別名Milky Wayは、まさにガラクシアスの直訳です)。
学名 英名 科名 属名 原産地 開花期 |
Eremophila nivea |
鉢植えでも1.5m~2mくらいにはなる低木です。耐暑性・耐寒性があります。
年間を通じて日当たりの良いところで管理してください。寒さの厳しい地方でも屋内なら心配いりません。
ただし、梅雨や台風シーズン・秋雨前線など長期間の断続的な雨にさらされると、時に樹木の表面がやや黒っぽくなり、白銀の産毛に覆われたようなこの樹本来の景観を損なう場合がありますので、注意して下さい。 春と秋の生育中は月1回、緩効性肥料を置き肥えします。効き方が、ゆるやかで長期間持続性のあるもの。
水やりは大変乾燥に強く、過湿を嫌いますので土の表面が乾き枝先がしおれたら、鉢底から水がしみだす位たっぷりと与えてください。失敗は水のやり忘れよりかけ過ぎのほうが多いようです。地植えの場合は水はけのよい場所に植えるようにして下さい。冬の間の水やりは、鉢が凍るのを防ぐため天気の良い午前中に済ませましょう。 真夏をのぞき4月~10月が植え替えの適期です。根の発育は遅いほうなので、2~3年に一度2)根鉢をくずさずにひとまわり大き目の鉢に植え替えます。
用土は市販の培養土で、ピートモスのあまり入っていないものに、荒めの赤玉土か、パーライトを少し混ぜあわせ水はけ良くした位の土が適度な植え土です。植替え直後も過湿になり過ぎないように注意して下さい。
せん定は、植物の性質上あまり好まないようで、刈り込んだ所から少し枯れこむ場合があります。5号鉢位なら枯れてしまうことは少ないですから、それまで小株の時はしないほうが無難です。春から初夏に咲いた花後に伸びた枝を軽く整える程度にし、今年伸びた枝に、翌年春から花を咲かせますので、夏後のせん定は避けてください。せん定した切り枝は、今年延びた枝なら挿し木が可能ですので、5cmくらいに切ってついでに挿しておくと万一の場合に株を残す事が出来ます。
特に大きな被害の出るものはありませんが、冬場にカイガラムシが付く場合がありますので、市販の殺虫剤で予防のために、冬期数回散布しておくとよいでしょう。