パッションフルーツ Passionfruit
- 分類:トケイソウ科トケイソウ属
- 原産地:ブラジル地方
- シーズン:国内産は7月~8月、11月~12月頃
- 主な産地:鹿児島(奄美)、沖縄、東京(小笠原)
さわやかで濃厚な香りが特徴のパッションフルーツ。名前を聞くと「パッション=情熱」フルーツと思う人も多いのではないでしょうか。しかし、パッションフルーツのパッションは「情熱」という意味ではありません。この場合のパッションとは「キリストの受難」のことで、花の形がイエスキリストが十字架にかけられた姿に似ていることからその名が付けられました。
なお、日本では花が十字架ではなく「時計」に見えたので、「トケイソウ(クダモノトケイソウ)」とよばれています。こちらの名前のほうが可愛らしいですね。
果実は丸いボール形をしています。半分に切ると、種を包んだゼリー状の果実と果汁が入っているので、それをスプーンですくって食べましょう。パッションフルーツの甘酸っぱい香りが広がります。なお種はそのまま飲み込んでもいいですし、パリパリと噛んでもOKです。
原産地である南米では古くから自生していましたが、世界に広まったのは17世紀以降です。「パッション」の名が付いたのもこのころで、1610年頃にスペイン人の宣教師が南米を旅行中にこの花を見て「パッションフラワー」と名付けました。
日本では明治時代から導入され、主な産地は沖縄や奄美諸島といった亜熱帯地方です。
主な栄養成分(可食部100g中)
βカロテン当量(1100mcg)、カリウム(280mg)、ナイアシン(1.9mg)、葉酸(86mcg)、ビタミンB6(0.18mg)
主な効能
老化防止、視力保持、高血圧予防、心筋梗塞予防
パッションフルーツにはβカロテンが豊富に含まれています。βカロテンは体内でビタミンAに変わり、老化防止や視力の保持に役立つといわれています。また、カリウムも多く含まれているので、高血圧予防や心筋梗塞予防にも期待できそうです。
血管を広げて血液の流れをよくするナイアシンや、妊娠中の女性に欠かせない葉酸、アミノ酸の合成と代謝に必要なビタミンB6も含まれているので、健康維持に役立つ果物といえるでしょう。
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