オーストラリアを中心としてニューカレドニアまで、およそ30種類が分布する常緑性の低木~小高木です。切り花の他、庭木や鉢植えとして利用され、生垣のように仕立てる事もできます。試験管ブラシのようなユニークな姿の花を咲かせるのが特長です。
剪定はしなくてもあまり樹形は乱れません。剪定の目的は不要な枝の整理で、細くて弱々しい枝や株元近くから勢いよく伸びてくる枝(ひこばえ)を付け根から切り落とします。不要な枝を切ることで、これから伸びる若い枝に栄養が行って丈夫に育ち、花付きがよくなります。作業の適期は春に新芽が伸びる前、3月上旬頃です。今年伸びた枝に花を付けるので、この時期の作業なら失敗で花が付かないと言うことは少ないと思います。
木が若いうちはなかなか花が咲きませんが、花を付けはじめると、それ以降はほぼ毎年咲きます。
日当たりのよい場所を好みます。地植えにする場合はよく日の当たる場所を選んで植え付けます。耐暑性が強いので、夏の暑さ対策は特に何もする必要はありません。
特に問題なく地植えで育てることができますが、寒風のあたるような場所は避けた方がよいでしょう。また、苗が小さいうちはやや耐寒性が弱いので防寒を行います。