10月10日(木)、サン・さん倶楽部 5名の参加で木曽駒ヶ岳に行って来ました。雨の日の合間の絶好の登山びよりとの予報のもと向かいました。
菅の平からAM7:15発のバスにもすぐに乗車でき快調な滑り出し。つづら折りの坂道をゆっくりと登って行く車窓からは 猿の親子とニホンカモシカを目撃することができました。バスからロープウェイへの乗継も、紅葉シーズンで混雑を予想してたのですが ほとんど待つこともなくクリアー。この日は両方とも臨時便が出ていたもよう。
しらび平から千畳敷付近の紅葉は今が見頃でしょうか。平日にしては、たくさんの観光客、登山者でにぎわっていました。黄葉も紅葉もきれいでした。ナナカマドは前日の台風の影響なのか葉っぱが落ちてしまっていましたが、赤い実の色が鮮やかでした。下りのロープウェイから眺めた紅葉も、白く長くすじをひく滝とマッチしてきれいでした。
千畳敷の駅に降りて歩き始める頃は目の前の岩峰の 中腹から上にかけてかかっていたガスが、八丁坂の登りにかかる辺りからだんだん下の方に降りてきて乗越浄土にでる頃には辺りがガスで霞んできてしまいました。駒ケ岳頂上までの尾根歩きは ガス混じりの風が吹いて寒かったです。頂上に着いてからもガスが切れる気配もなく眺望が残念でした。
頂上からの帰りは馬の背方面を通り 頂上山荘に下りてきました。この辺りは広々とした斜面にハイマツの緑がとてもきれいでした。馬の背で折り返したすぐ先に 遭難記念碑 聖職の碑がありました(帰って調べたら、大正2年に地元の小学校の校長先生以下11名が遭難した所だそう。新田次郎の小説になった)。中岳の巻道は、谷側は急斜面で岩場の登りなどもあって転倒しないようちょっと緊張しました。
秋の空は変わりやすいと言いますが、山の上での天候もなかなかいい天気に巡り合うのは難しいようです。紅葉は楽しめましたが、頂上からの展望が全くきかなかったのが残念でした。これは またの機会に託したいと思います。
割り込み 岩場コースです