2014年7月28日(月)~31日(木)
北アルプス・後立山連峰南部の針ノ木岳(2,820.6m)・蓮華岳(2,798.6m)の花と展望の稜線歩きを楽しんできました。
1日目(28日)
岐阜を13時前出発、15時15分扇沢着。車中とテントで前泊、少し冷える。夕日に映えた爺ヶ岳が見える、明日の天気はよさそうだ。
2日目(29日)
4時過ぎに出発 爺ヶ岳登山口で登山届を提出して柏原新道に取り付く。いきなりのジグザグの急登で寒かった体が薄っすらと汗ばんでくる。登山道にはいくつもの標識が現れ、疲れを紛らわしてくれる。その一つ「ケルン」に着くと種池山荘が見え、スバリ岳、針ノ木岳、蓮華岳が見えてくる。雪渓を渡り、土留めのタイヤが登山道脇に見えるとひと登りで種池山荘に着く。荷揚ヘリが来るのであおられないよう山荘の中で薬30分の休憩を取る。9時20分山荘を出発。ここから百花繚乱のお花畑が始まります。中でも小ぶりですがキヌガサソウの多さには興奮しました。晴天の中、足元には一斉に咲きだしたお花が、大迫力の剣岳・立山を眺めながらの稜線歩きは最高でした。岩小屋沢岳(2,630m)は近くに見えても奥が深くやっと到着したという感じ。ゆっくり眺望を楽しんだ後、下って13時前に新越山荘着。私たち6人で1部屋 貸し切り状態で快適でした。
3日目(30日)
朝食事前、小屋の前からモルゲンロートに染まるスバリ岳、針ノ木岳を見る事が出来た。今日も期待できそう。小屋を出て10分もすると針ノ木峠に槍の穂先が見え始める。岩稜を登ると6時20分鳴沢岳(2,641m)に着。ハイマツとザレ場の登山道を登ると3等三角点のある赤沢岳(2,678m)。ここまでくるとやっと眼下にコバルトブルーの黒部湖が見え、立山から五色ヶ原・薬師岳そして水晶岳・鷲羽岳等が見える。
眼下の黒部湖には遊覧船がゆっくり行き交い、その向うには立山ロープウエイ駅が見える。スバリ岳の取り付きあたりでコマクサの群生に出会う。スバリ岳から年配の女性が下山してきたので、思わずお年を聞いたら、79歳と元気な答えが返ってきました。私もあやかりたい。
断ちふさぐようにそそり立つスバリ岳(2,752m)の急登を約300m上り、小スバリ岳を巻いて針の木岳(2,821m)山頂に着く。山頂では鯉のぼりがお出迎えしてくれました。これから小屋までの下りが長く感じましたが、13時過ぎに針ノ木山荘に到着。山荘前にはパトロールの女性、登山道整備の男性がおられおしゃべり、この方たちのお蔭で安全な登山が出来ると感謝。
4日目(31日)
朝食後、もやっとガスがかかる中、蓮華岳(2,799m)に向かう。山頂は小屋から確認した場所より奥にあり、コマクサが群生していました。北アルプス方面はガスがかかりで残念でしたが、北葛岳から七倉岳方面の縦走路は良く見えました。
下山後、鯉のぼりを目印に雪渓を下る。雪渓歩きはガスも切れ順調でしたが、アイゼンを外して大沢小屋までが結構厳しい登山道でした。小屋でところてんを食べるのを楽しみに来たのに、名物おじさんもいなく、ところてんもなく残念でした。少し下にある名水の湧き水をいただき無事扇沢に着く。今回の稜線歩きは天気にも恵まれ、大展望を楽しめ、花の時期がまたぴったりで皆喜びいっぱいの登山でした。
薬師の湯で3日分の汗をながし、長野と言えば「そば」をいただいて19時20分帰路につく。
出会った花
花の名前がよくわかりません 教えてください