中道登山道~裏道登山道コース
花崗岩の変化に富んだ景観と藤内壁の大岩壁
4月12日(日)、天気:晴れのち曇り。4名で御在所岳(1209m)に行って来ました。
k隊長と光っちはもう何度も登っておられるということで、御在所がいいね、と行く前から登ることを楽しみにしておられた様子。私はといえば、今回 のぼりは中道ルートでの2度目の登山ですが、花崗岩の砂礫の上の歩きにくさと、キレットを越えた時のおっかなかった思いがよみがえり、下山はロープウェイでもーーと弱気で来たのですが、強気な隊長にロープウェイでという発想は端からなく、当然と言えば当然か。下りは裏道コースで下山する事に決定。しかしこのコースを行けたのは大正解でした。
東面の藤内壁の大露岩の光景は私に強烈なインパクトを残しました。標高800~1100m、高さ250m、幅1、5kmに及ぶこの大岩壁は国内有数のロッククライミング場のひとつとのこと。この日もきりたった壁の頂上に青や黄色の人の姿が確認でき、垂直の壁にぶら下がっている姿も点々と見えました。危険な事を好んでする人達がいるんですね。見上げているだけでドキドキでした。
藤内小屋へと続く登山道を含むこの辺り一帯は数年前の自然災害で崩壊、と案内にはありましたが登山道も今では復旧されて大丈夫でした。多くの方の尽力があったのでしょう。上流から流されて来たのでしょうか、山小屋の脇には とてつもない大岩がドーンとありました。
この日は風は無かったのですが、頂上はガスっていて眺望はありませんでした。しかしそれ以上に初めての裏道登山コースを歩けたおかげで自然の造る激しさにも触れ新たな鈴鹿の魅力を発見できた良い山行でした。歩行時間:5時間30分
〈追記〉
帰りのお楽しみは温泉ですが、この日立ち寄った湯の山温泉「希望荘」がこれまたユニークでとても楽しかったです。なんとケーブルカーに乗ってお風呂のある棟まで移動するのです。宿泊者の為の風呂場も、山に沿って階段状にあり、風情のあるユニークな造りになっているようでした。高台にあるホテルの大浴場周辺に広がる山桜を眺めながら湯に浸かりさっぱりとしたところで帰路につきました。