盆を前に仏壇磨きながら思った事。
まめっこが使っている仏壇は、父が40年ほど前に知人から安く買った中古品である。
仏壇が中古と言うと、「え~?」と思うが、父はそれはそれは嬉しそうに、両手で大事に抱えて持って帰ってきたのを覚えている。
それまでは、小さな木箱だった。
朝晩きちんとおまいりするように言われるが、年寄り臭くて仏壇の前に座るのはイヤだった。
今仏壇を磨きながら思うが、こんな私の姿なんて、きっと父は想像したこともないだろう。
親が亡くなって後悔することが多い。
あの時あんな事を言わなければ良かった、とかあーすれば良かったとか、いろいろと後悔ばかり。
父が亡くなって20数年。喜んでる顔が見たくても、もうこの世にいなければと哀愁と懺悔で心沈む。
『孝行したい時に親は無し』と言う昔からの言葉があるが、全くその通りで、本当に理解できるようになった時は、時すでに遅し。
人生その繰り返しだろうね。我が子供たちも、将来悔やむ事が多いことだろうな。