リュウ庵

尼崎市住む猫大好き人間。
駄文を書くのも好きです。

ロックダウンしか道はないのか

2021-08-21 13:16:00 | 日記

コロナはどこまで広がっていくのだろう。

専門家は「もう制御不能の段階で、大災害並みだ」と、恐ろしいことを言いはじめた。

制御不能とは、人知を尽くしても治めることができないとこと。

ウイルスの暴れるままに任せ、自然に消滅するのを待たなければならないということだ。

もし本当なら大変なこと、暗澹とせざるをえない。

 

「人流を半分に減らしてください。企業はテレワークで」と、いくら「お願い」しても限

界がある。

外国では一人でも感染者が出たら即その街にロックダウンを実施したと報道されていた。

日本でも、知事会などで「ロックダウンのような強い対策を」という声も出始めている。

ある世論調査では80%がロックダウンすべきと答え、現在の政府の対策に反発、より強

力なコロナ対策を求め始めた。

ロックダウンは強制的に都市を封鎖して人の出入りを禁止することで、破ったものには罰

金などを科し、経済活動も大きく制限する強権手段だが日本にはそれを可能にする法律は

ない。

野党は私権を著しく制限するロックダウンの法制化を強く反対している。

政府も、避けたいのが本音だろう。

でもこのまままん延防止や緊急事態宣言の網をだらだらかぶせ続けるだけでは、感染はお

さまらず、国民生活は疲弊するだけ。

街の居酒屋や食堂、小売店、観光業者など総倒れし始めている。

企業活動制限され、文化イベントは長期停滞、芸このままでは術文化も日本経済も崩壊す

る危険性をはらみだした。

頼みのワクチン2回接種完了はいつになるかわからず、2回接種者の「有効期限」も切れ

始め、3回目の必要性さえささやかれ始めた。

 

ロックダウンによる私権制限の不自由さは耐えがたいことだろうが、感染でばたばた倒れ

ていく社会崩壊の方がもっと恐ろしい。

出血を伴うロックダウンしか、国難から逃れる道がないように追い込まれていく日本。

強力なショック療法を望む人たちが増えていくのを感じる。

やる気があるのかないのか、のらりくらりの菅総理、クビを懸けてロックダウンに踏み切

る覚悟はおありか。

 

    ☂…長雨で元気に育つフジバカマ…☂


お天気はず~~~~っとお天気

2021-08-19 12:37:23 | 日記

上方落語の至宝だった桂枝雀さんの有名な語り口に「お天気はず~~~~っとお天気

だった」というのがあります。

師である人間国宝の故桂米朝さんは「アイツは弟子やない、ライバルや」と言わしめた

のは有名な話だが、枝雀さんはそれほど師に迫るの実力者だったのでしょう。

その枝雀さんは、59歳で自裁してファンに衝撃を与えた。

 

枝雀さんは人間の進化の過程を独特の口調でしゃべって、その後につけた言葉が

「その間、お天気は、ずう~~~~~~~とお天気だった」というもの。

人類の歴史はせいぜい1000万年、天気は地球誕生以来数十億年も天気であり続け、

雨を降らし、風を起こし、晴天を広げて地球の万物を育ててきた。

人間が頑張って科学技術を発達させどんなに進んだスーパーコンピュータを創っても、天

気を支配きるはずもない、ということを枝雀さんは言いたかったのでしょう。

 

そのお天気に、最近は振り回され続けている。

わずか1週間で、年間総雨量の半分の雨をぶちまけた。

雨量が軽く1000ミリを越えたところもあり、まるで日本列島を水没させるかのような

すさまじ水量だ。

山郷の斜面を削り、川を泥水で満たし、田畑を押し流し、人家を容赦なく踏み倒す。

逃げ惑う人たちを無情に飲み込み、一瞬のうち人命を奪っていく。

 

晴れると予想して甲子園の高校野球を再開すれば、そんな楽天気分をあざ笑うように土砂降

りとなって、球児たちを泥んこにして試合を流す。

雨が降ると予想して初めから試合を中止すれば、一向に降らず晴天が覗く・・・見事な空振り。

もうこんな混乱が1週間も続いています。

 

お天気は空に壮大な虹を架け夢と希望を描いたり、穀雨になって百穀をうるおす半面、恐ろし

い牙もむく凶器にもなりうるのです。

   三月の風と四月の雨で五月の花が咲く(ヨーロッパの格言)

人間の思惑なんぞどこ吹く風、己の思惑通りのシナリオを描くのが「お天気だ」。

これからも人々は生きていく限り、「お天気」にず~~~っと振り回されていくでしょう。

 

   おや、もう実りの秋の兆し

   


夢を見ますか

2021-08-17 12:06:11 | 日記

ほぼ毎晩、夢を見ます。

そして、朝起きて「夢を見たけど、どんな内容だったっけ?」と、ほとんど覚えていない

のです。

強烈な印象の夢だったら、記憶の底に刻まれるのか覚えているのですが、ほとんど忘れて

しまうのは、夢が大した内容じゃないからでしょう。

 

でも忘れることがほとんどの中には、強烈に記憶に刻み込まれているのもあって、なかな

か忘れられないのもあります。

その最たる夢は、何かの事件に巻き込まれて、自分の首がチョン切られて川を流れていく

内容です。

「ああ、俺は首を切断され、流されていくのだなあ」と、ぷかぷか流れに浮かぶ感覚を伴

って、生々しく感じたもんです。

何ともはや醜悪な怪奇小説のようだけど、悲しいとか怖いとか痛いとかの感情はなく、と

ても客観的な?穏やかな気分で見ることができました。

もう何十年も前に見た夢だけど、決して消え去る事のない「夢の記憶」です。

 

他に繰り返して見る(悪)夢は・・・

・大学生のころ遊び惚けて、ほとんど講義に出ていなくて期末試験で何も書けなくて、これ

では卒業できず就職もおぼつかないと焦りまくっている

・ゴルフしていてミスショット、石ころだらけの林に打ち込んで脱出しようと四苦八苦して

いる

・新入社員時代に、仕事がはかどらず時間ばかり無駄に過ぎ去ってうなされている

思えば、みんな失敗に絡む「悪夢」、よほどトラウマになっているんでしょうね。

 

西條奈加さんの小説だったかな、夢を忘れないために枕元にメモ帳を置き、前夜に見た夢を

書き留める僧侶がいたが、あれはよい方法だなあ、と感じ入ったものだ。

メモして夢の記憶が残っていったら面白い日記になるかも、と思うけど実行に至っていない。

畑中恵さんの名作「しゃばけシリーズ」(日本ファンタジーノベル大賞受賞、新潮文庫)は、

愛すべき妖(あやかし)がたくさん出てくる楽しいファンタジー時代小説ですが、その中に夢

を見ている人の中に侵入してその人の夢を食べる獏(バク、小説では「場久」)という妖がい

ます。

夢の中に勝手に入り込まれたら困るけど、面白い設定だと思ってシリーズを愛読しています。

あなたはどんな夢を見ていますか。

 

♪…陽水は歌っています。

   夢の中へ 夢の中へ

   行ってみたいと思いませんか?

 

   宝塚大橋の彫刻


雨続きに思う

2021-08-15 13:50:06 | 日記

もう何日降り続いているんだろう。

オリンピックの閉幕を待っていたような全国規模の雨、雨、雨。

高校球児の夢、甲子園の全国大会が3日間も延期するという異例の事態。

今日15日はやっと晴れ間が覗いて、甲子園に久しぶりに歓声が響いたが。

 

梅雨の末期のような大雨になる、と気象台の警告通りになって、九州や中国地方には

連日「大雨特別警報」が相次ぎ、テレビはどこも大雨被害の様子を伝えている。

1日で8月一カ月の雨量の何倍も降ったところもあったようで、こんな降り方は

端じゃないね。

これまで経験したこともない異常な状態に「どこで大災害が起きてもおかしくない」

と、気象庁は警告していた。

テレビのアナウンサーも「危険が迫っています。命を守る行動をとってください」と、

繰り返し呼びかけている。

昔は視聴者に直接避難を呼びかけるこんな内容のアナウンスはしなかったのに。

 

豪雨はドイツなどヨーロッパにも及び、ドイツでは未曽有の被害をもたらし多くの死者

も出たとか。

一方ではギリシャやアメリカのカリフォルニアでは、50度前後の信じられない熱波が

襲い、大規模な山火事も発生して広大な森林が焼失したという。

地球全体の気温が不気味に上昇、北・南極の氷も溶けて白熊君たちの居場所も奪われて

滅の恐れも指摘され始めた。

 

地球の断末魔を見ているような、昨今の巨大な自然災害ではないか。

こんな中で貧しい国々では武力衝突を繰り返し、ますます貧しくなり戦火に追われて

大量の難民が生まれている。

愚かな人間たち、地球規模の危機が迫っているのも気づかず殺し合ってどうする。

 

行くところまで行かないと、気が付かないのだろうか。

気が付いたときには、もう手遅れだというのに。

 

   📚 心に響く名文 📚

明恵(鎌倉初期の高僧)に「あるべきようは」という言葉がある。

人は阿留辺幾夜宇和と云ういう7文字を持(たも)つべきなり。僧は僧のあるべき様、

俗は俗のあるべき様なり。

という文章は有名だ。「あるべきよう」に背くからひとは悪いことが起きるのだとい

う。くだけて言うならば、ビートルズのーLet  it  be だろうか。

あるがままにあらしめよ、という意味だともとれる。さらにやわらかく言えば、「その

ままでいいよ」かもしれない。          葉室麟「古都再見」(新潮文庫)

 

   🌞 やっと晴れた!青空が眩しい

 


からだのメンテ

2021-08-13 11:53:34 | 日記

一昨日(11日)は、毎年1回受けているMRI検査の日だった。

加齢とともにお脳も歳をとり記憶力がだんだん衰えるのは仕方がないけど、脳に変な

病気が出来たら厄介なので、脳外科クリニックで毎夏に定期検査てもらっている。

ガーガーギーギーブーブーカンカンカン、ものすごい音と閉塞感のある不気味なトン

ネルの中で約10分、脳の断層写真を撮り脳梗塞などの病巣を調べる。

数年前に見つかった脳梗塞の疑いあるわずかな「影」があるが、進行していないから

「毎年決まった時期に検査を受ける必要があるが、心配することはないでしょう」と

の診断結果だったので、まずは安心。

 

健康管理に関して、人並みに注意している(つもり)。

20年ほど前、ひょんなことから胃がんが見つかって緊急入院、胃の3分の2を切除

したが、その時の主治医が「もう1か月発見が遅れていたらアウトだったよ」と言わ

れ、偶然見つかった悪運の強さ?と、九死に一生を得た幸運を感謝したものだ。

それを機会に体のメンテにも気を配るようになった。

小さい時から悩まされていた不整脈(頻脈)治療で入院、カテーテル手術を受け不整

脈の素を焼き切ってもらった。

それ以降頻脈も起こらず当時夢中だったゴルフも安心してプレーできるようになり、

「もっと早くしておければよかったなあ」と悔やんだ。

MRI検査も年に1回受けるようになったほか、虫歯治療を機会に歯の定期検査(3か月

ごと)、糖尿検診(1か月ごと)、白内障手術を機会に眼科検診(不定期)も受けてい

る。

まだ左目の白内障が残っているが、糖尿数値(ヘモグロビンA1C)が下がらないので、

お預けとなっている。

糖尿治療は不摂生のため一進一退だけど、他の健康メンテはまずまずというところか。

 

13日朝、広島に大雨特別警報が出た。

もう「特別」じゃなく、常態化してきたような異常気象が続く。

「特別」が日常化していくことの恐ろしさを思う。

 

    📚 心に響く名文 📚

  遺棄死体数百といひ数千といふ

        いのちふたつもちしもなし   

歌人土岐善麿が昭和15年の日中戦争の報道写真を目にして詠んだ一首。

 

  ☀ 雨の日が続くと、こんな空が恋しくなるなあ