<「女性平均寿命86歳=健康寿命74歳+要介護期間12年」+1年
=87歳>
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BBC News
米連邦最高裁は18日、ルース・ベイダー・ギンズバーグ判事が亡くなったと発表した。87歳だった。大統領選を目前にしたその死去は、今後のアメリカの国のあり方に大きな影響を与える可能性がある。
最高裁の史上2人目の女性判事で、女性や少数者の権利を強力に擁護したギンズバーグ判事は、すい臓がんのため亡くなった。最高裁によると、ワシントンの自宅で家族に囲まれて息を引き取ったという。
「私たちの国は、歴史的な法曹家をたったいま失いました」と、ジョン・ロバーツ最高裁長官は声明を発表した。「最高裁の私たちは、大切な同僚を失いました。今日はみんな悲しみにくれています。しかし、ルース・ベイダー・ギンズバーグの記憶は、未来まで続くと確信しています。私たちが知っていた通りの彼女を。疲れ知らずで決然として正義を守る彼女のありのままの姿を、未来の世代も記憶し続けると」。
判事の訃報が伝わると、最高裁の前には数百人が次々と集まり、黙祷(もくとう)を捧げたり、「アメイジング・グレイス」を歌ったりしている。
ホワイトハウスは追悼のため半旗を掲げた。
ギンズバーグ判事は近年、がんや骨折のため入退院を繰り返しながら、その都度、職務に復帰していた。
今年7月に、がんが再発したため治療を再開したと発表していたが、公務は続けていた。7月の時点でギンズバーグ判事は、治療は「良好な結果」が出ており、職務遂行は「まったく問題ない」と発表。「全力で仕事ができる間は、最高裁の判事を続けるとこれまでも繰り返していた。今も全力で仕事ができる」と述べていた。
最高裁判事を27年間務め、近年では最高齢だったギンズバーグ氏は、アメリカを代表するフェミニストの1人で、リベラル派にとって象徴的な存在だった。たびたび重病を患いながらも、口頭弁論に病床から参加するなど、最高裁での口頭弁論をほとんど欠席したことがなかった。
「男性平均寿命80歳=健康寿命72歳+要介護期間8年」、「女性平均寿命86歳=健康寿命74歳+要介護期間12年」厚生労働省は2018/3/9、介護を受けたり寝たきりになったりせず日常生活を送れる期間を示す「健康寿命」が、2016年は男性72.14歳、女性74.79歳だったと公表した。前回(13年時点)と比べ男性が0.95歳、女性は0.58歳延びた。
平均寿命と健康寿命の差は、介護などが必要となる期間。この差を縮める「ピンピンコロリの生活=要介護期間0年=にする」ことが社会保障費の抑制につながる。16年の平均寿命と健康寿命の差は男性8.84年、女性12.35年。13年と比べると男性0.18年、女性0.05年改善した。研究班の代表を務める辻一郎・東北大教授(公衆衛生学)は「要介護の大きな原因となる脳血管疾患の患者が、生活習慣の改善で減っている」と指摘。「高齢者の社会参加の場が広がっていることも健康寿命の延びにつながっている」とみている。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27899950Z00C18A3CR0000/