桜が、ふわりフワリと風に舞う。
見る見るうちに、蕾から、満開、そして花吹雪。
いずこより 生れ出ずるか 愛しひとひら <© 相原恭子>
先日聞いた「仏教語」のお話を、また思い出しました。
すべてのものは刹那ごとに生れては滅亡し、滅しては生まれ、
その連続がすべてのものを造っている。
刹那消滅・・・
刹那とは、古代のインドで用いられた最小単位の時(とき)で、
指を一回弾く間の65分の1だそうです。
花びらの舞を眺めながら、
あっという間に過ぎつつある美しい桜、
花咲き、花びらがチラチラと蝶の様に舞う、
その「刹那」に感じ入りました。