「三田評論」2011年10月号
~執筆ノート~
「京都花街ファッションの美と心」(淡交社)
記事整理の続きですが、
本棚に入りきれなくなり、
横積みにしたり、奥へ入れたり・・・。
そんなこんなで、
中々見つからなくなる事が多々あります。
でも、
おかげさまで、
全部は無理ですが、できる範囲でスキャンして、
ブログにアップすれば、
自分の記録にもなるのでは?
と思うと、少し励みになります。
執筆ノートには、
家庭教師を頼まれて、
そのお月謝で、
横浜駅西口「X島屋」で
着物2枚
(レモン色の綸子に若草色の暈し、金の露芝の刺繍のと、臙脂色の紬)を
買った話も書きました。
デパートの人が、
「まあ、そんなに地味では、お母さんのを着てると思われますよ!」
と言ったのだが、
私は“奇麗な落ち着いた色”のが欲しかった。
(今も、その好みは変わっていないと思う。)
ああ、これが、
今の着物熱の伏線になっていたのだと、
改めて思いました。
そのレモン色の着物は、
たくさんの着物が有る今でも気に入っていて、
2007年NHK教育TV「知る楽」
~京都花街歴史を作った奥座敷~ に
4回シリーズで出演することになったとき、
「着物は一枚で通してください!」
と言われて、
悩んだ挙句、
このレモン色の着物にしたのです。
着物は、その人と一緒に年を重ねる、と言いますが、
それを実感。