そうそう、
大晦日からお正月といえば、福玉(ふくだま)です。
大晦日に舞妓さんが
「おことうさんどす
(=お事多うさんどす=いろいろと忙しい時期ですね)」と
日ごろお世話になっているお茶屋さんへ挨拶回り。
すると、ご贔屓筋から福玉が届いていて、
お茶屋のおかあさんが舞妓さんに渡してくれる。
売れっ妓の舞妓さんは
たくさんぶら下げて
屋方へ帰る・・・。
その姿が愛らしい。
毎年、私も福玉をいただく。
(ご贔屓筋ということかしら・・・?)
紅白の愛らしい珠。
これを、元旦のお雑煮を食べる前に割る。
まさに
桃から生まれたモモタロー
みたいに、
金の龍が生まれ出た!
「金運 辰」
とありました。
開けてびっくり、玉手箱。
このように、干支のものが入っていたり、
宝船、お蔵、俵など縁起物が入っていることもあります。
今は、大晦日には里帰りしていて、
「おことうさんどす」と
挨拶回りする舞妓さんは、めっきり減りました。