ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「太陽の坐る場所」

2024年07月07日 | 日本映画
2014年公開の日本映画の紹介です

監督は、矢崎仁司。
辻村深月の小説が原作の、ドラマ映画です。
主演・出演は、水川あさみ、木村文乃、三浦貴大、森カンナ。


(あらすじ)
2人以外誰もいない体育館で、バスケットのボールをつきながら高校生の高間響子は言います。
「私を閉じ込めてくれない?あなたにはその権利がある。」
響子は体育館倉庫に閉じこもり、少し時間をおいて鈴原今日子は立ち去ってしまいます。
----------------------------------
山梨県。10年後。
響子は地元で、ラジオパーソナリティやお天気お姉さんとしてテレビ局で勤務していました。
ある時同級生の島津から電話を受け、出席者が足りないから同窓会に出てほしいと言われますが断ります。
しかし、東京で女優/キョウコとして活躍している今日子のポスターを眺め出席することにするのです。
同窓会で懐かしい顔ぶれがそろう中、水上由希がうわさ話をするのを耳にした響子は叱責します。
嫌な思いをした由希は、今日子が出席して響子が憤慨すればいいとつぶやくのでした。
----------------------------------
10年前。
控えめな今日子に話しかけ、「りんちゃん」とあだ名をつけて響子は仲良くなります。
人気者の響子はいつも友人に囲まれ、由希やみち子も取り巻きでした。
ある時由希が告げ口したことで、響子は友人の一人を体育館倉庫に閉じ込めてしまうのです・・・

*******************************************************
誰にも思い出がある、学生時代。
いろいろ懐かしいことも思い出しながら観ていました。
時々回想を含む学生時代にこだわる映画を目にしますが、
やはり「何十年もたって現在の人間関係はどうよ?」と思ってしまいます。
2人の立場が逆転というのがテーマの一つのようですが、
私には“ラジオパーソナリティ”はすでに輝かしく・・

≪ 付録 辻村深月(つじむら みづき) 映画化作品 ≫

地元が山梨県だったんですね。
『鍵のない夢を見る』で直木三十五賞を受賞しています。

「ツナグ」(2012)
監督:平川雄一朗
出演:松坂桃李、樹木希林、佐藤隆太

「朝が来る」(2020)
監督:河瀬直美
出演:永作博美、井浦新、浅田美代子

「ハケンアニメ!」(2022)
監督:吉野耕平
出演:吉岡里帆、中村倫也、柄本佑

「かがみの孤城」(2022) ※ 劇場アニメ
監督:原恵一
声の出演:當真あみ、北村匠海、吉柳咲良

今年9月公開予定のようです

「傲慢と善良」
監督:萩原健太郎
出演:藤ヶ谷太輔、奈緒、倉悠貴




皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
映像化で難しいのは、この映画のような演じる俳優さんが時代によって違う部分と思います
はい、なかなかついて行けなくなりましたです

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「首」

2024年07月02日 | 日本映画
昨年11月公開の日本映画の紹介です

監督・主演・脚本・編集は、北野武。
原作も監督の小説、時代映画です。
他出演は、西島秀俊、加瀬亮、中村獅童、木村祐一、浅野忠信、大森南朋、
小林薫、岸部一徳、桐谷健太、遠藤憲一、寺島進、柴田理恵。


(あらすじ)
天正七年。
1年3か月にわたって織田信長に対し反乱を起こしている荒木村重は、
信長に不満を持つ毛利輝元に助けを求めます。
しかし応援は来ず、村重は逃げ出しました。
それを知った信長は怒り狂いますが、明智光秀らはされるがまま辛抱強く耐えています。
間もなく旅芸人・左衛門に見つかって捕らえられた村重は、
秘密裏に茶室を構える千利休から光秀に引き出されたのでした。
左衛門はその後村を襲われた百姓・茂助と行動を共にし、
千利休の使いとして羽柴秀吉のもとを訪ねます。
そこで一案が浮かび、〝信長の手紙〟を左衛門に託すことになるのです。
「死ぬだろう」と思われた左衛門は再び手紙を手にして戻り、秀吉は呆れます。
「生きていたのか、しぶとい奴だな」

********************************************
なんじゃ、こりゃぁ~
という感想はほぼ、劇中ずっとでした。

この映画は、
カンヌ国際映画祭「クィア・パルム」ノミネート、
アジア・フィルム・アワード「助演男優賞/中村獅童」「衣装デザイン賞」のノミネートがあります。
※ “クィア・パルム”は独立賞のひとつでLGBTQ(特定の性的少数者)に関連した映画に与えられる。

とても分かりやすいので、
映画紹介記事から抜粋させて頂きました。

【こんな狂った戦国時代、観たことない――!】
北野武監督、構想30年の“集大成的一作”
“誰も見たことがない本能寺の変”
 有名武将たちの“全員、狂人”も凄まじい総製作費15億円のエンタテインメント超大作

≪ 付録 北野武 監督作品 ≫

20本近くもあったんですね
ほとんど観ていないことに気づきましたです
主な映画の抜粋です

「その男、凶暴につき」(1989)
出演:ビートたけし、白竜、川上麻衣子

「HANA-BI」(1998)
出演:ビートたけし、岸本加世子、大杉漣

「菊次郎の夏」(1999)
出演:ビートたけし、関口雄介、岸本加世子

「座頭市」(2003)
出演:ビートたけし、浅野忠信、夏川結衣

「アキレスと亀」(2008)
出演:ビートたけし、樋口可南子、麻生久美子

「アウトレイジ」(2010)
出演:ビートたけし、椎名桔平、加瀬亮

「龍三と七人の子分たち」(2015)
出演:藤竜也、近藤正臣、中尾彬





皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
女性陣が柴田理恵だけなのも、納得でしたん

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「舞妓はレディ」

2024年06月27日 | 日本映画
2014年公開の日本映画の紹介です

監督は、周防正行。
舞妓を目指す少女の、ミュージカル風ドラマ映画です。
主演・出演は、上白石萌音、長谷川博己、富司純子、田畑智子、草刈民代、渡辺えり、
竹中直人、髙嶋政宏、濱田岳。



(あらすじ)
京都。花街の“下八軒”。
会社の社長達が芸妓と舞妓の芝居を楽しんでいる時、
舞妓の百春(ももはる)は年を取り過ぎではないかと言われます。
10年以上舞妓の百春は、「芸妓になりたいが新しい舞妓がいないから」と京都弁で話します。
社長たちが帰る頃、1人の少女・春子が“下八軒”を訪ねてきて「舞妓になりたい」と方言で女将に話します。
しかし紹介でもない為、女将は故郷へ帰るよう春子に言います。
すると別部屋で聞いていた言語学者の京野は、津軽弁に鹿児島弁も混じっている春子の方言に感激し、
向かいの社長にある話を持ち掛け春子は舞妓になる為の修行が出来ることになるのです。
京野はまず、三単語である“おおきに”“すんまへん”“おたのもうします”を春子に教えます。
着付けももままならない春子は、三味線、長唄、踊りなど休む暇なく稽古に励みます。
なかなか発音もままならない春子に、京野は
「甘いものでも、食べようか」
と茶菓子を差し出し、春子はにっこり笑うのでした・・・

***********************************************
舞妓さんが踊るミュージカルシーンは、華やかでとても楽しませてもらいました。
出演者ほぼ全員が歌うシーンは、全て本人達の生声のようです。

日本アカデミー賞では、
「最優秀音楽賞」「優秀助演女優賞/富司純子」「新人俳優賞/上白石萌音」を受賞しています。

春子役は上白石萌音。
800名以上を集めて半年をかけて行ったオーディションで決まったようです。
2011年の東宝「シンデレラ」オーディション審査員特別賞を受賞しているんですね。
「溺れるナイフ」(2016)、「泣き虫しょったんの奇跡」(2018)などの出演、
「L(ハートマーク)DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。」(2019)、「スタートアップ・ガールズ」(2019)、
今年2月「夜明けのすべて」などの主演があります。

あらすじには載せきれませんでしたが、春子は百春のブログを見て舞妓になりたかったようですよ。

≪ おまけ 舞妓さん とは? ≫ 

芸妓(げいぎ、げいこ) の見習い修行段階の少女たちの事。
仕事は、京都の五花街(上七軒、先斗町、宮川町、祇園甲部、祇園東)で舞踊・御囃子などの芸で宴席に興(きょう)を添えること。
ルーツは約300年前の江戸時代、京都の八坂神社(当時は祇園社)の周辺の、
神社仏閣へ参詣する人や街道を旅する人にお茶をふるまった水茶屋の茶立女(ちゃたておんな)だとか。
※ 芸妓は舞踊や音曲・鳴物で宴席に興を添え、客をもてなす女性。




お立ち寄りありがとうございます
くじけず頑張る春子の姿に、とても元気をもらいました
サクセスストーリーは、お気に入りです

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「プラチナデータ」

2024年06月22日 | 日本映画
2013年公開の日本映画の紹介です

監督は、大友啓史。
東野圭吾の小説が原作の、ミステリー映画です。
主演・出演は、二宮和也、豊川悦司、生瀬勝久、杏、水原希子、
和田聰宏、遠藤要、鈴木保奈美。


(あらすじ)
殺人現場に到着した刑事・浅間はその後署で、あるシステムについて説明を受けます。
開発者神楽は、遺伝子情報による犯人の容姿や性格など緻密に分析し、
現れた映像を基に警察は犯人を逮捕することが出来ました。
浅間は神楽に会いに行き、違法ではないかと話しますが、
神楽は警察よりもシステムが犯人逮捕に有効であり間もなく合法となると話すのです。
3か月後。いろいろな情報から人々の遺伝子が登録されていきます。
ある日、新世紀大学でプログラマーの蓼科兄と妹/早樹が殺害される事件が起きました。
早樹の爪から犯人の皮膚片が採取され、神楽は意気揚々とシステム解析します。
ところが映し出されたのは神楽本人で、警察の訪問を知った神楽は逃げ出しました。
一方浅間はシステムの政治的責任者・志賀から遺伝子を追って場所を特定するシステムを見せられ、神楽を追い詰めていくのです。
その後神楽が時々面会していた水上教授に会いに行った浅間は、
神楽の秘密を知る事になるのです・・・

************************************************
う~~ん、〇〇〇格の部分が微妙~~
原作読んでますが、実写化は難しいのではと思ってました。
ややこしいストーリーですが、わかりやすかったです。
逃亡劇にまさかの1時間。

登場と同時に他界していた蓼科早樹役は、水原希子。
生前の雰囲気は良かったですね。
ファッションモデルでもあって、『ミスセブンティーン2003』だったのは初めて知りました。
映画は、「ノルウェイの森」(2010)がデビュー作品です。
他、「トリック劇場版 ラストステージ」(2014)、「進撃の巨人」(2015)、
「高台家の人々」(2016)、「あのこは貴族」(2021)などの出演があります。




皆さま、お立ち寄りありがとうございます
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皆さまの応援のおかげでございますよ
感謝、感謝です

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「月の満ち欠け」

2024年06月17日 | 日本映画
2022年公開の日本映画の紹介です

監督は、廣木隆一。
佐藤正午の小説が原作の、ミステリアスなドラマ映画です。
主演・出演は、大泉洋、有村架純、目黒蓮、伊藤沙莉、
田中圭、柴咲コウ。


(あらすじ)
2007年、八戸。
水産会社に勤める小山内堅(おさない つよし)は、
帰宅すると車いすの母の世話をする看護士に挨拶します。
間もなく、瑠璃の高校時代の親友・ゆいからの電話に気づきます。
数日後タクシーで東京に着いた堅は街路木のそばに花束を置き、またタクシーに乗り込みます。
その後レストランでゆいとゆいの娘・るりと待ち合せた堅は、
言われて探し出した瑠璃の油絵を渡します。
油絵には男性が描かれていました。
--------------------------------------
東京で梢と結婚した堅は娘・瑠璃をもうけ幸せな生活をしていましたが、
昇進が決まった日、梢と瑠璃を事故で亡くしてしまいました。
八戸の実家に戻った堅は、ある日三角という男性の訪問を受けます。
三角は瑠璃は自分に会うために向かっていた、と堅には訳の分からない話をします、
しかしその後の話しで、堅は瑠璃の幼少期に起きたことを思い出すのです。

--------------------------------------
ゆいは堅に言います。
「この絵の男性は三角さんですよね。」

*****************************************************
う~~~ん、ふくにはややこし過ぎでした。
子供たち、怪し過ぎです。
原作読んでいませんが、読んだ方は実写化に驚かれたのではと思います。
ストーリーは、『生まれ変わり』が題材となっていました。

原作者・佐藤正午の映画化は結構あります。

「永遠の1/2」(1987)
監督:根岸吉太郎
出演:時任三郎、大竹しのぶ、中嶋朋子

「リボルバー」(1988)
監督:藤田敏八
出演:沢田研二、村上雅俊、佐倉しおり

「ジャンプ」(2004)
監督:竹下昌男
出演:原田泰造、牧瀬里穂、笛木優子

「彼女について知ることのすべて」(2012)
監督:井土紀州
出演:笹峯愛、三浦誠己、朴昭煕

「鳩の撃退法」(2021)
監督:タカハタ秀太
出演:藤原竜也、土屋太鳳、風間俊介

※ 「鳩の撃退法」だけ観てました。
負けず劣らずややこしかった~~~




皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
原作は直木三十五賞の受賞作品ですが、
生まれ変わり系は苦手なので多分読まないです・・

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「THE FIRST SLAM DUNK」

2024年06月12日 | 日本映画
2022年公開のアニメ映画の紹介です

監督・脚本は、原作者自らの井上雄彦。
原作漫画『SLAM DUNK』の最終回から26年!!、スポーツ・ドラマ映画です。
声の担当は、仲村宗悟(宮城リョータ)、笠間淳(三井寿)、神尾晋一郎(流川楓)、
木村昴(桜木花道 )、三宅健太(赤木剛憲)。



(あらすじ)
沖縄。
小学生の宮城リョータは、両親・兄ソータ・妹と暮らしています。
ある日父が他界し、ソータは「自分はキャプテンだから母を守る」と家族を元気づけます。
クラブチームのキャプテンでもあるソータは、リョータに指導しながらも海の事故で命を落としてしまいました。
ソータの死を悲しむ母をよそに反抗的なリョータ、その後家族は神奈川に引っ越すのです。
----------------------------------------------
広島県。
開催中のバスケットボール・インターハイに出場を決めた神奈川県代表・湘北高校は、
1回戦を突破し2回戦で秋田県代表、インターハイ3連覇の強豪・山王工業と競うことになりました。
前半が始まり、アタリが強くても負けじとリョータ、花道、赤城、三井、流川は活躍します。
しかし執拗なマークに皆体力を消耗していくのです。
後半、始まり3分間の山王の怒涛の攻めで一気に差は20点開いてしまいました。
マークがきつく、パスを出せないリョータに花道は「まだ、ボールに触っていない!!」と叫ぶ始末です。
しかしそれはそれ、一旦下げた花道に安西監督はやるべきことをそれとなく伝えるのです・・・

******************************************
いや~~~、
原作の「スラムダンク」ファンでしたのでね。
それはそれは終始“ジーン”とさせてもらいましたですよ。
懐かしいシーンがたくさん出てきましたし。
アニメは曲を聞くぐらいだったんですが、今回じっくり観て動きのすばらしさに感激しました。
絵コンテの始まりも、とっても良かったです。

原作は『週刊少年ジャンプ』で1990年~1996年の全276話、
単行本は全31巻です。
この映画のもとになった宮城リョータのストーリーは、
週刊少年ジャンプ1998年9号に掲載されていたようです。
しらなんだ。

ウィキの情報で、
『「オリコン週間Blu-ray Discランキング」で初回限定版などのパッケージを含めて1位~4位を独占。
同ランキングにて同一作品がTOP4を独占するのはオリコン史上初』
と在りましたが、“TOP4”の詳細分からず。





皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
ものすごい評判のよさでしたのでね、
やっぱりこれは観ないわけにはと
因みに14番のファンです

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「地獄の花園」

2024年06月07日 | 日本映画
2021年公開の日本映画の紹介です

監督は、関和亮。
原作は漫画・・ではない、バカリズムの脚本の、アクション・コメディ映画です。
主演・出演は、永野芽郁、広瀬アリス、菜々緒、川栄李奈、大島美幸、森崎ウィン、
勝村政信、松尾諭、丸山智己、遠藤憲一、小池栄子。



(あらすじ)
三富士株式会社に勤める普通のOL、田中直子の語りで進みます。
この会社では女子職員による派閥が激しく、
その日開発部の安藤一派が営業部の佐竹一派を倒し、
更に服役から戻った製造部の神田の一派も撃破しトップに立ちました。
ところが数日して中途採用で入社した北条蘭は、あっという間に安藤一派を蹴散らしてしまったのです。
ある日直子が盗撮されそうになったところを蘭が気付き、男を捻り上げてしまいます。
それから直子と蘭は仲良くなり、もともと話しやすい蘭は普通の同僚とも気軽に話すのです。
しかし夜一人で帰宅する直子は殴られ、連れ去られてしまいました。
蘭のもとに一人で来るよう一部上場企業・トムスン総務部の赤城から手紙が届きます。
一方、鎖で縛られた直子は目を覚まし、
『これって、ヒーローの友人が連れ去られて呼び出される、
最悪のパターンじゃんっっ!!!』

************************************************
学園モノかと思ってましたら、いやはやの展開でした。
なり切った俳優陣、素晴らしいです。
何か書くとネタバレしそうなので、この辺までで。

佐竹一派の佐竹紫織役は、川栄李奈(かわえい りな)。
AKB48の元メンバーだったんですね。
映画の出演、結構ありました。
「嘘を愛する女」(2018)、「人魚の眠る家」(2018)、「ステップ」(2020)、「変な家」(2024)などの出演、
「恋のしずく」(2018)の主演があります。
「ディア・ファミリー」が間もなく公開のようです。




皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
いやはや、菜々緒はダントツでカッコ良かったです

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「春画先生」

2024年06月02日 | 日本映画
昨年10月公開の日本映画の紹介です

監督は、塩田明彦。
珍しい“春画”が題材の一つの、官能コメディ映画です。
主演・出演は、内野聖陽、北香那、柄本佑、白川和子、安達祐実。



(あらすじ)
カフェで働く春野弓子は、地震で揺れる中トレイを持ったまま立ち尽くします。
すると、横に座る客の開いた書物が見え、浮世絵の性描写に目を奪われます。
直後、本を開いていた芳賀一郎に名刺を渡され、興味があるなら来るよう言われました。
カフェの同僚は、「変わり者の“春画先生(しゅんがせんせい)”」と、弓子に教えます。
翌日、勇気を出して日本家屋のような一軒家を訪問した弓子は、
芳賀にさまざまな風俗画を見せられたあと感想を聞かれます。
月謝がいらないという芳賀に反対した弓子は、家政婦としても働くことになるのです。
そして、美しい、他界している芳賀の妻・伊都に嫉妬するほど弓子は芳賀に恋心を抱いていくのです。
ある時芳賀の編集者で弟子でもあるという若い男性・辻村が芳賀の家に現れ、
承諾を得ていると言い弓子をあちこちに連れて歩きます。
態度がでかく、いけ好かない辻村ですが、
翌朝目を覚ました弓子は辻村の家のベッドの上だったのです・・・

*************************************************
あまり目にしたことがない“春画”に、実は驚きました。
更に、あまりに美しく若い安達祐実にも驚き、
有らぬところに行ってしまう展開にも驚くばかりです。

濡れ場にもチャレンジしている弓子役は、北香那(きた かな)。
あまり知りませんでしたが、ドラマ・映画など結構出演があるようです。
映画は他に、「罪の余白」(2015)、「バイプレイヤーズ ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~」(2021)などの出演があります。
「湖の女たち」が公開中のようです。

≪ “春画”とは ≫

特に江戸時代に流行した性風俗(特に異性間・同性間の性交場面)を描いた絵画。
浮世絵の一種でもあり、笑い絵や枕絵、秘画、ワ印とも呼ばれる。




皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
いやいや、安達祐実の美しさにびっくりですよ
“春画”もまっつぁお!!

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「怪物の木こり」

2024年05月28日 | 日本映画
昨年12月公開の日本映画の紹介です

監督は、三池崇史。
倉井眉介の小説が原作の、PG12指定・スリラー映画です。
主演・出演は、亀梨和也、菜々緒、吉岡里帆、
染谷将太、堀部圭亮、渋川清彦、中村獅童。


(あらすじ)
森の奥深く、たくさんの警官が一軒家に踏み込み、容疑者・東間翠を確認します。
遺体が見つかる中、翠は自害してしまいました。
----------------------------------------
山間で車を走らせる弁護士の二宮彰はつけてくる車に気づき、カーブで待ち伏せします。
追跡の理由を確認した二宮は、躊躇もなく手を下します。
その後駐車場で仮面の男に襲われ傷つけられた二宮は病院で目を覚まします。
自分の脳に埋め込まれた“脳チップ”の存在を二宮は医師から初めて知らされ、
知り合いの杉谷医師に“脳チップ”について詳しく聞きます。
更に、PCの画面を見た二宮が「この男だ!!」と指さしたのは、
童話『怪物の木こり』の表紙の怪物でした。
同じ頃、連続殺人事件を捜査するプロファイラーの戸城は、同一犯でサイコパスの可能性を示唆します。
遺体から脳がすべて取り除かれており、戸城は二宮の事件に行き当たります。
戸城の訪問を受けた二宮は適当にごまかし、その後“怪物の木こり”を先に探し出すと意気込むのです・・・

*****************************************
三池監督らしいグロさありストーリーでしたが、
想像させられる部分も多かった気がします。

原作の小説は、
2018年の『このミステリーがすごい!』大賞を受賞しています。

戸城役は、珍しくさばけた雰囲気の菜々緒。
この感じもカッコ良かったです。
アカデミー賞の受賞はまだないですが、
“ザテレビジョンドラマアカデミー賞/助演女優賞”は、
「インハンド」「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」などたくさんあります。
「白ゆき姫殺人事件」(2014)の出演が、映画デビューだったんですね。
他、「土竜の唄 香港狂騒曲」(2016)、「地獄の花園」(2021)、
「七人の秘書 THE MOVIE」(2022)などの出演があります。

≪ おまけ 『このミステリーがすごい!』大賞とは ≫

2002年に宝島社、NEC、メモリーテックの3社が創設したミステリー小説の賞で、
募集した新人作家の作品からの選択ようです。

【第17回(2018年)】

大賞:『怪物の木こり』倉井眉介
優秀賞:『盤上に死を描く』井上ねこ
U-NEXT・カンテレ賞:『名もなき復讐者 ZEGEN』登美丘丈
隠し玉:
・『キラキラネームが多すぎる 元ホスト先生の事件日誌』黒川慈雨
・『クサリヘビ殺人事件 蛇のしっぽがつかめない』越尾圭
・『勘違い 渡良瀬探偵事務所・十五代目の活躍』猫森夏希
・『偽りの私達』日部星花
最終候補:
・『砂塵のサアル 血の復讐』澤隆実
・『ライク・ライカ』朝倉雪人
・『セリヌンティウス殺人事件』小塚原旬

※ 同じタイトルで別受賞の「国内編/海外編」記載のモノは、
ミステリー小説のブック・ランキングのガイドブックです。
ランキングは投票形式で選ばれて、国内部門と海外部門よりそれぞれベストテンが選ばれるようです。

混乱しましたよ。
せめてタイトル変えて。





皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
ミステリーで読みたい作品はたくさん!!
やっと島田荘司 を読み始めたばかりです

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「みをつくし料理帖」

2024年05月26日 | 日本映画
2020年公開の日本映画の紹介です

監督は、角川春樹。
髙田郁の時代小説が原作の、ドラマ映画です。
主演・出演は、松本穂香、奈緒、若村麻由美、石坂浩二、中村獅童、浅野温子、
窪塚洋介小関裕太、藤井隆、永島敏行、松山ケンイチ、鹿賀丈史、薬師丸ひろ子、反町隆史。


(あらすじ)
享和2年(1802年)、大坂・上方。
少女・澪は幼馴染の野江といつも一緒に過ごしていました。
ある日井戸に片方の下駄を落として困っている澪をみて、同じく片方落とした野江は「いっしょや」と笑います。
しかし大変な水害がおこり、澪は両親を亡くし、野江の行方も分からなくなってしまいました。
文化9年(1812年)、江戸。
澪は蕎麦屋『つる家』の主人・種市に店で働いていました。
しかし澪の作る料理は評判が悪く、大阪と江戸の出汁の違いに戸惑うのでした。
試行錯誤の末たどり着いた料理“とろとろ茶碗蒸し”は大評判となり、瓦版に載るまでになりました。
ある日、吉原の料理人・又次が訪ね、外に姿を見せられない花魁の為に
“とろとろ茶碗蒸し”を作って欲しいと澪に頼みます。
更に又次は、同じ上方出身で土産話を聞きたいというのです。
澪の料理を持ち帰った又次は、花魁・あさひ太夫に澪から聞いた話をします。
それは井戸に落とした片方の下駄の話しで、あさひ太夫は大変驚くのです・・・

***************************************************
この時代の料理帖を初めて観ました。
テレビドラマ2本とも知らず原作も読んでいませんが、
配役は微妙と感じました。
おちゃらけ部分も、ノリが今一つ。
色艶のある花魁の凄さをもう少ししっかり表現してほしかったです。
ラストはとても良かった!!!

合間合間に料理の紹介があります。
クレジットにも、他のたくさんの料理が映ります。
この時代の“太夫”は、“花魁”と同じ意味のようです。

澪役は、松本 穂香(まつもと ほのか)。
「“それ”がいる森」(2022)で、日本アカデミー賞/優秀助演女優賞の受賞があります。
他、「風に立つライオン」(2015)、「おいしい家族」(2019)、「わたしは光をにぎっている」(2019)、
「恋のいばら」(2023)などの出演・主演が多数あります。

テレビドラマ情報です。

「みをつくし料理帖」(2012)
出演:北川景子、原田美枝子、貫地谷しほり、高橋一生

「みをつくし料理帖」(2017)
出演:黒木華、森山未來、安田成美、成海璃子、萩原聖人




皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
穂香ちゃんの映画はほとんど観ていないようです
少しづつ観たい女優さんです

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「終わった人」

2024年05月21日 | 日本映画
2018年公開の日本映画の紹介です

監督は、中田秀夫。
内館牧子の小説が原作の、ヒューマン・コメディ映画です。
主演・出演は、舘ひろし、黒木瞳、広末涼子、今井翼、笹野高史。


(あらすじ)
時計の針が夕方5時を指すのを待ち、
業務終了のアナウンスが入ると田代壮介は時計をしまい立ちあがります。
本日で定年になる壮介に従業員は花束を渡し、「お疲れ様でした」と声をかけます。
東大出の壮介はエリート銀行員でしたが、ライバルに負けて関連会社に移った状態での退職でした。
壮介が帰宅すると、妻・千草や成人している子供たちがごちそうを前に待っていました。
千草は美容師として働いていて、翌朝はそそくさと出て行ってしまいます。
ぼんやりする壮介はまだこんな時間かとつぶやき、夕方千草を迎えに行きます。
茶のみをするつもりでいた千草は、不機嫌になりながら壮介の車に乗ります。
子供が小さい頃よく来た場所に寄り、壮介は懐かしがりますが千草は早く帰ろうと言います。
更に翌日、公園やジムを覗く壮介は老人のたまり場を見つけますが、出来るだけ避けます。
その後現役で頑張っている同級生と再会した壮介は、やっとやりたいことを見つけました。
そうしているうちに今でもエリート銀行員で知られている壮介に、
ある会社の“顧問”の話が舞い込んでくるのです・・・

***********************************************************
この映画はモントリオール世界映画祭で、
「最優秀男優賞受賞/舘ひろし」の受賞があったようです。

内館牧子の原作は、ラジオドラマがあり、
舞台化が決定しているようです。
舞台は今年7月、
キャストは中井貴一とキムラ緑子、他。
“究極のキャスティングで面白過ぎる小説が面白過ぎる舞台に…”のフレーズが。

壮介役は今年74歳の舘ひろし。
元は歌手で、1984年の「泣かないで」で、NHK紅白歌合戦出場をしています。
ドラマ『あぶない刑事』シリーズの主題歌「冷たい太陽」「翼を拡げて」「夜を抱きしめて」なども歌っています。
岩城滉一と硬派バイクチーム『クールス』を総括、
矢沢永吉のロックバンド『キャロル』の親衛隊だったとかいうのは、初めて知りました。
今ではテレビドラマ・映画の出演も数多く、近年でも
「ヤクザと家族 The Family」(2021年)、「鋼の錬金術師シリーズ」(2022)、
「ゴールデンカムイ」(2024年)などの出演が目白押しです。
更に!!!
「帰ってきた あぶない刑事」が、間もなく公開予定です。




皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
興味津々のストーリーでもありました
避けて通れない、いろいろな立場でございますよ

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「半世界」

2024年05月16日 | 日本映画
2019年公開の日本映画の紹介です

監督は、阪本順治。
監督自ら書き下ろしたオリジナル脚本の、ヒューマン・ドラマ映画です。
主演・出演は、稲垣吾郎、長谷川博己、渋川清彦、池脇千鶴、石橋蓮司。


(あらすじ)
地方都市の、更に郊外の小さい町。
学生の頃同級生だった瑛介と光彦は、山中でタイムカプセルを探しています。
スコップを片手に持つ光彦は木の形を覚えていて、その根のあたりを掘り始めます。
3か月前。
地元で炭焼き職人を継いだ紘は、瑛介の姿を見かけ車を止めます。
今は誰も住んでいないボロボロの実家に久々に帰郷した瑛介は荷物を置き、
紘は片付けは後で手伝うからと言って自分の家に瑛介を連れて行きます。
紘の妻・初乃はもてなしますが、中学3年生の息子・明は紘に対しても反抗的な態度で部屋に入ってしまいます。
翌日、高校の同級生で3人でよくつるんでいた光彦も瑛介の実家を掃除しに来ました。
しかし瑛介は心ここにあらずで、その後も家に引きこもるところを、
紘は炭焼きを手伝わないかと声をかけます。
仕方なく手伝う瑛介ですが、大変な炭焼きの仕事を見て紘に感心するのです。
備長炭の営業にも回る紘に、瑛介は「俺も頑張る」と言い切ります。
ところが紘は声を出して笑ってしまい、後で後悔する事になるのです・・

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この映画は、東京国際映画祭コンペティション部門で、観客賞を受賞しています。

タイトルの『半世界』は、写真家の小石清の写真展の題名からつけられているようです。
意味するところは・・・、是非ご覧頂いて。

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公式HPから・・

諦めるには早すぎて、焦るには遅すぎる39歳という年齢の男3人の友情物語を軸に、
複数のエピソードを交えながらやがて命の通った夫婦のドラマとしても結実していく。
-------------------

撮影は三重県の南伊勢町、およそひと月。
東京生まれ・育ちの、紘役の稲垣吾郎曰く、
「伊勢志摩の土地の力が大きくて、本当に別世界にトリップしたような、
ファンタジーの世界に来たような感覚になりました」





皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
ブログ開設当初の記事を書き直して再アップしています
やはり懐かしく、再見したくなりますです

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「シャイロックの子供たち」

2024年05月11日 | 日本映画
昨年公開の日本映画の紹介です

監督は、本木克英。
池井戸潤の小説が原作の、ミステリー映画です。
主演・出演は、阿部サダヲ、上戸彩、玉森裕太、柳葉敏郎、杉本哲太、
佐藤隆太、柄本明、橋爪功、佐々木蔵之介。


(あらすじ)
舞台では『ヴェニスの商人』が演じられていました。
観終わった東京第一銀行・検査部次長の黒田の妻は、
「借りたのに返さないのがいいというのはおかしいわよね。」と感想を言います。
黒田は『金は返せばいいってもんじゃないんだよ』と思いながら、昔を思い出します。
黒田は競馬に夢中の頃、勤める銀行のATMのカートリッジから現金を盗み、
儲かったら戻すという事を繰り返していたのです。
しかしある人物に見つかり、改心したのでした。
-----------------------------------
東京第一銀行・長原支店。
いつもの業務が始まり、営業課長代理・西木は居酒屋で知り合った沢崎の来店を喜び、
ちゃっかり口座開設を勧めるとその後相談にのるため物件を見に行きます。
しかしどの物件もおかしなものばかりで西木は呆れるのです。
-----------------------------------
支店長を交えてお客様一課の会議の中で、業績の悪さを皆叱責されます。
その後、課長代理の滝野は他の支店の業務の時に知り合った石本から呼び出しを受け、
10億円融資の話を持ち掛けられます。
しかし全て偽装の書類でしたが、ある理由で滝野は断れなかったのです・・・

*******************************************************
このあらすじの後、まだまだあれやこれやの大展開があります。
サラっと詐欺の状況を正当化していく石本(演:橋爪功)の手腕は凄いです。
まかり通っちゃいけませんけどね。
表も裏もある企業の操り方は、やはり素晴らしい原作者の池井戸潤です。
全部読んではいませんが、「空飛ぶタイヤ」は後半の覆りに鳥肌が立ちました。

この映画は2022年にドラマ化もされています。
キャストは、井ノ原快彦、西野七瀬、加藤シゲアキ、三浦貴大などなど。

小説の映画化は、意外にも4本だけ

「空飛ぶタイヤ」(2018)
監督:本木克英
出演:長瀬智也、ディーン・フジオカ、高橋一生

「七つの会議」(2019)
監督:福澤克雄
出演:野村萬斎、香川照之、及川光博

「アキラとあきら」(2018)
監督:三木孝浩
出演:竹内涼真、横浜流星




皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
関わっていたことがある企業なので、
倍返し・・じゃない、倍の楽しみでした

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「ゴジラ-1.0」

2024年05月06日 | 日本映画
昨年11月公開の映画の紹介です

監督は、山崎貴。
“アカデミー賞/視覚効果賞”受賞という快挙を遂げた、パニック映画です。
主演・出演は、 神木隆之介、浜辺美波、吉岡秀隆、佐々木蔵之介、
安藤サクラ、山田裕貴、青木崇高、遠藤雄弥。



(あらすじ)
1945年、第二次世界大戦末期。大戸島・守備隊基地。
零戦を不時着させた敷島浩一は、整備兵の橘から故障がどこにもないと文句を言われます。
直後、“ゴジラ(呉爾羅)”と呼ばれる恐竜のような怪物が現れ、橘は浩一に戦闘機で撃つよう言われます。
しかし座席に着いた浩一は何もできず隊員たちは橘を残して皆殺されてしまいました。
終戦後、12月。東京。
地元に戻った浩一は近隣の澄子から空襲で皆死んでしまったと伝えられます。
呆然とする浩一は突然逃げ惑う女性から荷物を預けられ、赤ちゃんであることに気づき驚きます。
置き去りにも出来ない浩一のもとに戻った女性・典子はそのまま住みつき、
赤ちゃんも他人から託されたと話すのです。
1946年、春。
浩一が機雷の撤去作業の仕事に就いた頃、海外で“ゴジラ”が多くの船を破壊していることを知ります。
更に“ゴジラ”は日本海に向かっており、
浩一の乗る船は接収艦の重巡洋艦が到着するまで足止めをするよう言われるのです。
そして浩一が大戸島で見た深海魚が海面に浮く現象が現れ始め、
“ゴジラ”は姿を現すのです・・・

**************************************************
いや~~~~~~~~~~、面白かったです!!!!!
予備知識ほとんどなく観まして、ストーリーに大感動です。
自宅でしたが、ゴジラの動きで地響きが伝わる感覚でした。
“視覚効果賞”受賞は大納得ですね。

・アカデミー賞で、邦画・アジア映画史上初の視覚効果賞を受賞
・監督として視覚効果賞を受賞したのは史上2人目(もうお一方はスタンリー・キューブリック/2001年宇宙の旅)
・ゴジラ生誕70周年記念作品と位置付けられている
※ 『ゴジラ』シリーズでは37作目、日本の実写作品では30作目
・日本アカデミー賞では、最優秀で「作品賞」「脚本賞」「撮影賞」「照明賞」「美術賞」「助演女優賞/安藤サクラ」「録音賞」「編集賞」を受賞
・クリティクス・チョイス・スーパー・アワードで、「SF/ファンタジー映画賞『ゴジラ-1.0』」「悪役賞/ゴジラ」受賞
・ブルーリボン賞で「主演男優賞/神木隆之介」「助演女優賞/浜辺美波」受賞

などなど記載情報は、たっくさん。
でも、きっとみなさんご存じかと。
なので、日本の実写作品の列挙など、

≪ 『ゴジラ』シリーズ 日本映画30作品 ≫

1.「ゴジラ」(1954) 監督:本多猪四郎 出演:宝田明、河内桃子
2.「ゴジラの逆襲」(1955) 監督:小田基義 出演:小泉博、千秋実
3.「キングコング対ゴジラ」(1962) 監督: 出演:高島忠夫、佐原健二
4.「モスラ対ゴジラ」(1964) 監督:本多猪四郎 出演:宝田明、星由里子
5.「三大怪獣 地球最大の決戦」(1964) 監督:本多猪四郎 出演:夏木陽介、星由里子
6.「怪獣大戦争」(1965) 監督:本多猪四郎 出演:宝田明、ニック・アダムス
7.「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」(1966) 監督:福田純 出演:宝田明、水野久美
8.「怪獣島の決戦 ゴジラの息子」(1967) 監督:福田純 出演:高島忠夫、前田美波里
9.「怪獣総進撃」(1968) 監督:本多猪四郎 出演:久保明、小林夕岐子
10.「ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃」(1969) 監督:本多猪四郎 出演:佐原健二、矢崎知紀
11.「ゴジラ対ヘドラ」(1971) 監督:坂野義光 出演:山内明、柴本俊夫
12.「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン」(1972) 監督:福田純 出演:石川博、菱見百合子
13.「ゴジラ対メガロ」(1973) 監督:福田純 出演:佐々木勝彦、林ゆたか
14.「ゴジラ対メカゴジラ」(1974) 監督:福田純 出演:大門正明、青山一也
15.「メカゴジラの逆襲」(1975) 監督:本多猪四郎 出演:佐々木勝彦、藍とも子

16.「ゴジラ」(1984) 監督:橋本幸治 出演:小林桂樹、田中健
17.「ゴジラvsビオランテ」(1989) 監督:大森一樹 出演:三田村邦彦、田中好子
18.「ゴジラvsキングギドラ」(1991) 監督:大森一樹 出演:中川安奈、豊原功補
19.「ゴジラvsモスラ」(1992) 監督:大河原孝夫 出演:別所哲也、小林聡美
20.「ゴジラvsメカゴジラ」(1993) 監督:大河原孝夫 出演:髙嶋政宏、佐野量子
21.「ゴジラvsスペースゴジラ」(1994) 監督:山下賢章 出演:橋爪淳、小高恵美
22.「ゴジラvsデストロイア」(1995) 監督:大河原孝夫 出演:辰巳琢郎、石野陽子

23.「ゴジラ2000 ミレニアム」(1999) 監督:大河原孝夫 出演:村田雄浩、阿部寛
24.「ゴジラ×メガギラス G消滅作戦」(2000) 監督:手塚昌明 出演:田中美里、谷原章介
25.「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」(2001) 監督: 出演:新山千春、宇崎竜童
26.「ゴジラ×メカゴジラ」(2002) 監督:手塚昌明 出演:釈由美子、宅麻伸
27.「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS」(2003) 監督:手塚昌明 出演:金子昇、吉岡美穂
28.「ゴジラ FINAL WARS」(2004) 監督:北村龍平 出演:松岡昌宏、菊川怜
29.「シン・ゴジラ」(2016) 監督:庵野秀明/樋口真嗣 出演:長谷川博己、竹野内豊
30.「ゴジラ-1.0」(2023) 監督:山崎貴 出演:神木隆之介、浜辺美波

おまけ ハリウッド版

「GODZILLA」(1998) 監督:ローランド・エメリッヒ 出演:マシュー・ブロデリック、ジャン・レノ

調べながら、懐かしい俳優さんが並びましたねー




おめでとうございます!!

皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
「ゴジラvsモスラ」のラスト、娘が大泣きしたの思い出しましたよ

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「カラオケ行こ!」

2024年05月03日 | 日本映画
今年1月公開・配信中の日本映画の紹介です

監督は、山下敦弘。
和山やまの漫画が原作の、ドラマ映画です。
主演・出演は、綾野剛、齋藤潤、芳根京子、橋本じゅん、
やべきょうすけ、坂井真紀、北村一輝。


(あらすじ)
大雨の中傘もささず、濡れたシャツから入れ墨が浮かび上がっている男は、
聞こえてくる歌声に耳を傾けます。
コンサートホールでは“合唱コンクール・大阪府大会”が行われていて、
中学3年の岡聡実(おか さとみ)が参加する中学校は3位でした。
トロフィーを忘れた教師の代わりにとりに戻った聡実の前に、
男・成田狂児(なりた きょうじ)が立ちふさがります。
「カラオケ行こ!」
成り行きで本当にカラオケに来てしまった聡実は、
渡された名刺がヤクザであることにビビります。
狂児はカラオケ好きの組長が誕生日に開くカラオケ大会の悲惨さを滾々と語り、
X JAPANの“紅”を歌い始めます。
感想を聞かれた聡実は「裏声がキモイ」と言い、そそくさと退散しました。
聡実は合唱部では部長でソプラノ担当ですが、きちんと歌わないことで部員から文句が出ます。
聡実には悩みがありながらも、その後も狂児のカラオケに付き合っています。
するとある日、カラオケ店に入った聡実はたくさんのヤクザに驚き、狂児にしがみつくのです・・・

***********************************************
あっという間に配信になる、今日このごろ。
劇場ではなかなか観れない中、大変うれしい限りです。
綾野剛演じるヤクザがリアルなせいか、原作が漫画な感じがしませんでした。
組長はやっぱりあの方。キマってましたです。

聡実役は、今年16歳の齋藤潤。
叔父が中西哲生!!
テレビドラマは結構の出演があるようです。
映画は他に、「正欲」(2023)、「瞼の転校生」(今年3月)などの出演、
「からかい上手の高木さん」が来月公開予定のようです。




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