「犯人に告ぐ」

2007年公開の日本映画の紹介です

監督は、瀧本智行。
雫井脩介原作の、クライム・サスペンス映画です。
主演・出演は、豊川悦司、石橋凌、片岡礼子、小澤征悦、井川遥、笹野高史。

新宿。
少年が誘拐され、身代金を持つ母親をたくさんの刑事が監視していました。
場所は新宿から横浜に移動し、どちらにもいた男性を見つけ警視・巻島は後をつけますが、直後犯人がいたと連絡が入り見失ってしまいます。
結局接触したのは犯人ではなく、間もなく少年の遺体が発見されるのです。
その後の記者会見では巻島が責任をとることになり、避難を浴び逆切れしてしまいました。
6年後。
6年前の事件で小規模な署に左遷された巻島は、ある日本部長からの電話を受け本庁に出向きます。
世間をにぎわしている少年誘拐犯『バッドマン』事件を説明され、テレビで批判した女性キャスターに怪文書が届いたと見せられます。
そして、「テレビで情報提供を訴えて頂きたい」と言われるのです。
テレビ放送が始まり、事件の概要の後一般的な流れの中で巻島は打ち合わせ以外の発言をします。

巻島は「『バッドマン』と直接対話したい」と言い、画面に向かって、
「私にコンタクトして欲しい。
これはお前の為の番組だ。
主役が黙っていてどうする。」
そして大反響の中、『バッドマン』からの手紙が届くのです・・・

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この映画の原作は、大藪春彦賞を受賞しています。

≪　付録　雫井脩介　映像化作品　≫

｢クローズド・ノート｣(2007)
監督：行定勲
出演：沢尻エリカ、伊勢谷友介、竹内結子

｢検察側の罪人｣(2018)
監督：原田眞人
出演：木村拓哉、二宮和也、吉高由里子

｢望み｣(2020)
監督：堤幸彦
出演：堤真一、石田ゆり子

お立ち寄りありがとうございます

原作も、面白いでっせ～～～

「ローマ発、しあわせ行き」

2016年公開の映画の紹介です

監督は、エラ・レムハーゲン。
ロマンティック・コメディ映画です。
主演・出演は、サラ・ジェシカ・パーカー、ラウル・ボバ、クラウディア・カルディナーレ、ロージー・デイ。

シングルマザーのマギーは、反抗期の娘サマーとイタリアへやってきました。
外見が派手なサマーは、彼氏の事が気になり景色どころかスマホを見てばかりで、遂にマギーはスマホを車の外へほおってしまうのです。
揉めながらも2人は宿泊先の叔父の別荘につきました。
すると、マギーに声をかけてきた男性がいて、20年前付き合っていたルカでマギーは驚きます。
2人は懐かしく話し、マギーはルカの高齢の母親・カルメンも健在と知ります。
記憶が定かでないカルメンをサマーに任せて、マギーはルカのアトリエを見せてもらいます。
するとエンジン音が聞こえ、無免許のサマーが隣にカルメンを乗せて車を運転するのが見えたから大変です。
マギーとルカは追いますが、帰宅のため空港に行くと言うマギーの意見とは別に、ルカはローマに向かったと言うのです。
実際サマーが運転する為に車の鍵を探していると、カルメンが
「ローマに連れて行ってくれたら鍵を渡す」
と条件を出していたのです。
ルカの言うとおり、サマーの運転する車がローマに向かう道を走っていくのを発見し、2人は追いかけるのです・・

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原題は『All roads lead to Rome』
「すべての道はローマに通ず」なんですね。

カルメン役は、クラウディア・カルディナーレ。
この映画の頃は70代後半です。
チュニジア生まれのイタリアの女優さんなんですね。
｢ブーベの恋人｣(1964)、｢サンタモニカの週末｣(1967)、｢家族の肖像｣(1978)、｢ピンク・パンサーの息子｣(1993劇場未公開)、｢海の上のバルコニー｣(2010劇場未公開)などの主演、出演があります。

お立ち寄りありがとうございます

ホッと、息抜きのできる映画でございますです

「ジェントルメン」

今年5月公開の映画の紹介です

監督は、ガイ・リッチー。
12R指定の、実にスタイリッシュなクライム・アクション映画です。
主演・出演は、マシュー・マコノヒー、チャーリー・ハナム、ヒュー・グラント、コリン・ファレル、ヘンリー・ゴールディング、ミシェル・ドッカリー、エディ・マーサン。

薬業界の大物、ミッキー・ピアソンは、バーの席に着くと妻・ロザリンドに電話をしデートの約束をします。
後ろに銃を持った男が近付き、ミッキーのグラスには血が飛び散ります・・
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それより前。
ある日ミッキーのビジネス・パートナー、レイモンド・スミスが帰宅すると、私立探偵フレッチャーが忍び込んでいて取引を持ちかけます。
フレッチャーはあるネタのメモリーカードなどに対して2000万ポンドを要求し、その理由を映画のストーリー仕立てに説明します。
麻薬業界で名を馳せているミッキーの経歴から始まり、50トンの大麻を人知れずどこでどうやって栽培しているかフレッチャーは説明します。
ミッキーはその事業を大富豪、マシュー・バーガーに4億で譲る話を持ちかけ、隠された大麻の栽培場所にマシューを招待するのです。
ところがある日ミッキーの大麻農園が若者・アーニー達に襲われ、盗まれている動画がSNSに挙がってしまいます。
アーニー達をトレーニングしているコーチは驚いて、大変な事になる！とアーニーに即座に削除するよう言うのです。
しかしミッキーやロザリンド、レイモンドはすでに見た後で、誰の企みか調べ始めるのです・・

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他にもいろいろ登場しますが、あらすじに載せきれませんっっ

この映画は、ガイ・リッチー監督自身の原点に回帰した作品のようです。

ロザリンド役はミシェル・ドッカリー。
テレビドラマ『ダウントン・アビー』のメアリー・クローリー役で知られているようです。
映画では、｢アンナ・カレーニナ｣(2013)、｢アンナ・カレーニナ｣(2014)、｢ベロニカとの記憶｣(2018)などの出演があります。

お立ち寄りありがとうございます

探偵の語る話が時々脱線したり、珍しい展開の映画でございます

「エグザム」

2010年公開の映画の紹介です

監督・脚本は、スチュアート・ヘイゼルダイン。
ワンシチュエーションのスリラー映画です。
主演・出演は、ルーク・マブリー、ジェンマ・チャン、ジミ・ミストリー、ジョン・ロイド・フィリンガム。

その日、ある企業の就職試験の最終選考に残った8人の男女は、決意新たに試験会場に到着します。
窓のない一室には離れたイスと一枚の白い紙と鉛筆が置かれた机、扉の側には拳銃を腰にさした警備員が立っています。
試験監督の男性が説明します。
「与えられる質問は一つ、回答も一つ。」
更に3つのルールを破ると失格と伝え、男性が退場すると80分間の試験が始まりました。
受検者たちはさっそく紙を裏返しますが、白紙のままで何も書かれていません。
焦った女性1人は鉛筆で文字を書き始めると、警備員が腕を捕まえて退出させてしまいました。
呆然と見守る中、男性の1人がルール違反でないことを確認し皆に協力を呼びかけます。
賛同しない物、加わらないものがいましたが、男性は自分は『ホワイト』と名乗り皆に呼び名をつけるのです。
紙をライトにかざしたり、退出した女性の紙を実験として濡らしてみたりしますが文字らしいものは一向に現れません。
『ダーク』が企業について詳しく話し始め、他の受検者たちはまわし者ではないかと疑います。
すると会話に加わらない『デフ』が異常な態度を取り始め、『ホワイト』は紙を破るよう誘導します。
3つのルールの一つに
「自身の試験用紙を損なってはならない。」
とあり、『ホワイト』はライバルを消そうとしていたのです・・・

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この映画で、ヘイゼルダイン監督は、英国アカデミー賞で「新人賞」にノミネートされています。
因みにこの時の受賞は「ダンカン・ジョーンズ監督- 『月に囚われた男』」でした。

キャスト陣は情報があまりなく、乏しいレビューになってしまいました・・

お立ち寄り、ありがとうございます

ライトにもいろいろな種類がある・・勉強になりましたん

「ウインド・リバー」Re:

※　ブログ開設当初の再アップです

2018年公開の映画の紹介です

監督は、テイラー・シェリダン。
事実に基づくクライム・サスペンス映画です。
主演・出演は、ジェレミー・レナー、エリザベス・オルセン、ジョン・バーンサル。

ワイオミング州、インディアン居留地・ウインド・リバー。
裸足のまま雪の中を走り続ける女性の姿が映し出されます・・・
野生生物局のハンター、コリー・ランバートは、コヨーテを追ううち若い女性の凍死体を発見します。
派遣されたFBIの新人特別捜査官ジェーン・バナーは、殺人かどうかの判断をする為に到着しました。
気温は－30℃にもなる為、コリーは軽装のジェーンに服を貸しスノーモービルにのせて現場まで行きます。
被害者のナタリーはコリーの娘の友人で、死因は肺出血で、他殺ではない事がわかりました。
他殺と断定できない為応援を呼べず、ジェーンは土地勘や人物に詳しいコリーに協力を依頼します。
するとコリーは見落としを指摘し、2人は戻った後のないのスノーモービルの轍を追跡します。
操作が続けられるある日、ジェーンはコリーを訪ね捜査の不甲斐なさを誤ります。
コリーは、3年前の娘の話をジェーンにするのでした・・・

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この映画は、カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門で監督賞を受賞しています。

コリー役はジェレミー・レナー。
｢ハート・ロッカー｣(2010)ではアカデミー賞主演男優賞にノミネート、
｢ザ・タウン｣(2011)では助演男優賞にノミネートされています。

この映画は、アメリカの先住民“ネイティブアメリカン”の歴史と酷い現実をを取り扱っている事でも、高く評価されているようです。

≪　付録　“ネイティブアメリカン”の歴史　≫

アメリカ大陸の先住民族で、最初は豊かな暮らしをしていました。
しかし白人が大陸に渡ってきて、侵略され土地を奪われるようになります。
そして、作物が育たない、この映画のような厳しい環境の土地に住むことになったのです。
今でも白人社会とネイティブ・アメリカン社会は対立したままなんですね。

※『インディアン』はインド人から来ている名称で、
インディアン自身は“ネイティブアメリカン”とは別としているようです。

お立ち寄りありがとうございます

「ミッドナイトスワン」

2020年公開の日本映画の紹介です

監督・脚本は、内田英治。
トランスジェンダーを題材にしているドラマ映画です。
主演・出演は、草彅剛、服部樹咲、田中俊介、上野鈴華、佐藤江梨子、根岸季衣、水川あさみ、真飛聖。

新宿、ニューハーフショークラブ『スイートピー』
女性として生活をしている凪沙は、仲間たちとバレエのドレスに着替えメイクをして舞台に上がって踊ると喝さいを浴びます。
一方、広島に住む高校生の桜田一果は、スナックで酔い潰れる母親・早織を迎えに行きます。
暴言を吐きながらも家のソファでは早織は一果に誤り、その後一果は自傷行為を続けるのでした。
帰宅した凪沙は故郷・広島の母から電話を受けると、低い男性の声で応対します。
すると母は、凪沙の姪にあたる一果の母親が育児放棄し少しの間一果を預かってほしいと話すのです。
女性の姿で迎えに行った凪沙は、一果にさっさと歩くよう促しながら、一果が持っていた男性姿の自分の写真を破り捨てるのでした。
学校に通う事になり、帰りにバレエスクールを覗いた一果は入団し、同じく通う同級生の桑田りんと親しくなりアルバイトを始めます。
凪沙と一果はお互いを避けるように暮らしていますが、ある時一果がアルバイト先で問題を起こし凪沙が呼ばれます。
帰り道、一果は突然自分の腕をかむ自傷行為を始め、凪沙は一果を抱きしめて方言で語りかけるのでした・・

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この映画は日本アカデミー賞で、
「最優秀作品賞」「最優秀主演男優賞/草彅剛」、
「新人俳優賞/服部樹咲」「優秀監督賞」「優秀脚本賞」「優秀撮影賞」「優秀美術賞」などの受賞があります。

他、『毎日映画コンクール』『ブルーリボン賞』『報知映画賞』などでもたくさんの賞を受賞しています。

高い評価がある中、映画に対して一部のLGBT当事者や専門家からの批判もあるようです。
内田英治監督は幾つかのコメントの中で、
「この映画は、LGBT含めさまざまな問題において無知な部分が多い日本においての第一歩。」

一果役は、服部樹咲(はっとり みさき)。
小学生時代に幾つかのバレエコンクールでは上位入賞経験があり、
バレエは継続しながら、女優業に専念しているようです。

凪沙役は、台本を読んだときにすごく泣いてしまったという草彅剛。
「この映画は自分の集大成。でも、どの映画でも言っている気がする(笑)」

お立ち寄りありがとうございます
アカデミー賞受賞時の第一声、
「まじっすか」
は記憶に新しいところです
ドラマはほとんど見ていますが、本当にいつもいつも素晴らしいチャレンジです

「ディボース・ショウ」

2004年公開の映画の紹介です

監督は、ジョエル・コーエン。
ロマンティック・コメディ映画です。
主演・出演は、ジョージ・クルーニー、キャサリン・ゼタ＝ジョーンズ、ジェフリー・ラッシュ、ビリー・ボブ・ソーントン。

ロサンゼルス。
ある日、ドノヴァン・ドナリーが早々に帰宅すると妻の浮気現場を見てしまいます。
喧嘩になって妻と浮気相手が退散する中、証拠として自分の怪我の写真をドナリーは納めるのでした。
その後ドナリーの妻は離婚訴訟専門の敏腕弁護士のマイルスに依頼し、快くマイルスは引き受け状況を有利に進める話を持ち掛けます。
一方資産家のレックスロスは、ある日私立探偵に浮気現場のビデオを撮影されてしまいます。
ビデオを見たレックスロスの美しい妻・マリリンは、
「これをパスポートとして富がが手に入る」
とほくそ笑むのです。
訴訟でレックスロスから依頼を受けたマイルスは、マリリンと会席を設け、その場でマリリンは
「お金をもらって自由を手に入れるのが目的」
と言ってのけるのです。
しかし裁判でマイルスは、マリリンが驚く証人を呼び勝ちを手に入れました。
数カ月後、マイルスは事務所でマリリンの訪問を受けます。
相変わらず美しいマリリンは、金持ちの男性を連れ結婚すると話し『婚前契約』の相談をするのです・・・

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『婚前契約』とは、その名の通り、
「結婚をする前に結婚に関する取り決めをしておき、契約書・覚書を作成しておくこと」。
夫婦共有財産の範囲を厳密に決める、事のようです。

この映画の原題は『Intolerable Cruelty』

意味は直訳で「耐え難い残酷さ」のようです。

お立ち寄り、ありがとうございます

記事にして原題の意味知りました・・

コメディじゃ、なくね？

「いまを生きる」

1990年公開の映画の紹介です

監督は、ピーター・ウィアー。
いまだにお薦め映画に登場する、青春・ドラマ映画です。
主演・出演は、ロビン・ウィリアムズ、ロバート・ショーン・レナード、イーサン・ホーク、ジョシュ・チャールズ。

1959年、バーモント。
全寮制学院ウェルトン・アカデミーでは新学期が始まり生徒を送る両親たちでにぎわっていました。
転校してきたトッドはニールと同室になり、他の生徒も混じって賑わいます。
式が始まると校長が挨拶をし、新任の英語教師、OBでもあるジョン・キーティングが紹介されます。
間もなく始まった最初の授業で、キーティングはテキストの序章を生徒に読ませます。
そして、詩を数値で表す事が書かれた序章を破り捨てるようキーティングは生徒たちに言い、屑かごを持ってくるのです。
その後も破天荒な授業をするキーティングの事を調べたニールは、在学中に『死せる詩人の会』を作って洞窟で詩を読んだりしていた事を知ります。
会の再開を提案したニールたちはある夜洞窟を探しだし、お菓子を持ちより詩をラップで読んだり楽しむのでした。
キーティングは自作の詩を発表する課題を出し、当日一人づつ教室の前で読ませます。
「最初に詠んで楽にしてあげよう」
いつも自身が無く奥手のトッドにキーティングが言いますが、トッドは詩が出来ていないと小さい声で言うのです。
しかし、前に呼ばれたトッドは解き放たれたように詩を誘導されました。
キーティングの授業の影響は強く、ニールはやりたい事に目覚めるのです・・・

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原題の『Dead Poets Society』は、劇中に登場する「死せる詩人の会」の事です。

この映画はアカデミー賞で、「脚本賞」を受賞しています。
ノミネートには、「作品賞」「監督賞」「主演男優賞/ロビン・ウィリアムズ」があります。

先日ご紹介の｢テープ｣(2003)では、イーサン・ホークとロバート・ショーン・レナードが共演しています。
流れは違いますが、同窓会のようなワンシチュエーション映画です。

因みにこの映画では、
イーサン・ホーク、20歳ほど
ロバート・ショーン・レナードは21歳ほど
故・ロビン・ウィリアムズは40歳ほどだったんですね

お立ち寄り、ありがとうございます

やはり、やはり、名作でございます

≪ 番外編 トラウマなキャラクター=俳優陣 ≫

久々の番外編です

このトラウマ映画のせいで、その後どんなにいい役を見てもファンになれませんっっ

↑

｢グラディエーター｣

｢グラディエーター｣(2000)のルキウス・アウレリウス・コモドゥス役、ホアキン・フェニックス
監督：リドリー・スコット
主演・他：ラッセル・クロウ、コニー・ニールセン、リチャード・ハリス
まさに、悪の塊！！！　アカデミー賞受賞おめでとうも言えず・・

｢ラヴレース｣(2014)のチャック役、ピーター・サースガード
監督：ロブ・エプスタイン、ジェフリー・フリードマン
主演・他：アマンダ・セイフライド、シャロン・ストーン
最低以下の男！！　その後の映画でも、全てチャックに見える！！！

｢ヘンリー/ある連続殺人鬼の記録｣(1992)の実在の殺人鬼ヘンリー・リー・ルーカス役、マイケル・ルーカー
監督：ジョン・マクノートン
他出演：トム・タウルズ
ストーリー自体トラウマ！！　デビュー作品とは気の毒！！！

｢ケープ・フィアー｣(1991)のマックス・ケイディ役、ロバート・デ・ニーロ
監督：マーティン・スコセッシ
他・出演：ニック・ノルティ、ジェシカ・ラング、ジュリエット・ルイス
こういう人物はとにかく怖い！！　久しぶり再見するも、やはりトラウマ！！！

｢ラヴレース｣

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｢ヘンリー/ある連続殺人鬼の記録｣

↓

｢ケープ・フィアー｣

↓

お立ち寄りありがとうございます

ふくにとっては、いまだに身の毛もよだつキャラクター人でございます

(((( ；ﾟДﾟ)))

「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」

今年6月公開の映画の紹介です

監督は、ジョン・クラシンスキー。
2018年公開の｢クワイエット・プレイス｣の続編、ジャンルはホラーの映画です。
主演・出演は、エミリー・ブラント、ミリセント・シモンズ、 ノア・ジュープ、キリアン・マーフィー、ジャイモン・フンスー。

1日目。
リー・アボットは車を停めると雑貨屋で数個のオレンジと飲み物を買って、長男マーカスの野球の試合を見に行きます。
野球場にはリーの妻イヴリン、長女のリーガン、次男のボーは既に試合を見ているところでした。
聴覚障害のあるリーガンは耳に補聴器をつけていて、知人のエメットは“飛び込め”の手話をリーガンに聞きます。
マーカスが打席に立った時、上空に何かが現れ人々は帰路を急ぎます。
リーが警察官に状況を確認している最中、正体不明の怪物が車を撥ね飛ばし暴れ回り始めました。
数人と建物に逃げ込んだリーとリーガンは、携帯の音に反応して侵入した怪物が惨殺行為の合間に裏口から逃げたのです。
474日目。
イヴリンはショットガンを手に、リーガン、マーカス、産んだばかりの赤ちゃんと共に怪物から逃げ続けていました。
怪物に襲撃された家屋で、イヴリンは酸素ボンベなどを手に入れます。
現れた怪物をリーガンが高音波をラジオから発信させて、イヴリンがショットガンを撃ち込んで倒しました。
廃工場の内部に逃げ込んだイヴリンたちはエメットに遭遇し隠れ家に案内されます。
その後ラジオから聞こえる曲の場所を特定したリーガンが、その場を離れ黙って1人である場所へ向かいます。
イヴリンはエメットに、何とかしてリーガンを連れ戻すよう頼むのです・・・

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この映画は、批評家から高く評価されているようです。

少し間が開いた間に、マーカス役のノア・ジュープの身長が伸びすぎてしまい編集に手を加えられているようです。

皆さま、いつもいつもお立ち寄り、ありがとうございます

前作からすぐの続編は、めずらしいかも

「博士の愛した数式」

006年公開の日本映画の紹介です

監督は、小泉堯史。
小川洋子の小説が原作の、ドラマ映画です。
主演・出演は、寺尾聰、深津絵里、齋藤隆成、吉岡秀隆、浅丘ルリ子。

初めて授業を受け持つ数学教師・“ルート”は、自己紹介の時になぜ“ルート”と呼ばれるようになったか生徒たちに語ります。
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“ルート”のシングルマザー・杏子はベテランの家政婦で、ある時依頼主の自宅を訪ねます。
未亡人である女性は、見て欲しいのは離れに住む弟・“博士”であると杏子に話します。
“博士”は間もなく数学の博士号を取れると言う時に事故に遭い、80分しか記憶が持たないと女性は話し、トラブルは離れの中で解決するよう言うのです。
翌日、“博士”を訪ねた杏子は玄関先で「靴のサイズ」を聞かれ「24」と答えます。
「4の階乗だね」
「階乗ってなんですか？」
そして、その日から毎日玄関先でのこの会話から始まるのです。
ある日“博士”は、杏子の誕生日「2月20日」と“博士”の腕時計に刻まれた数字「284」を黒板に離して書き、『友愛数』について語りました。
気持ちのこもった“博士”の講義に杏子はとても感心します。
その後、杏子に10歳の息子がいると知った“博士”は、1人にしてはいけないと怒りだし、体に貼ってある家政婦のメモの下に
『+10歳の息子』
と付け加え、翌日から学校帰りに“博士”のところ来た息子は頭をなでられ言われます。
「頭が平らだから、ルートだ」
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「その日から、僕はずっと“ルート”と呼ばれているんです」(生徒、笑)・・・

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劇中に登場する数学用語は、他にもたくさんあります。
「虚数」「素数」「完全数」「メルセンヌ素数」「オイラーの公式」などなど。

10歳の“ルート”役は、今年24歳の齋藤隆成。
映画では他に、｢百万円と苦虫女｣(2008)、｢綱引いちゃった!｣(2012)、｢案山子とラケット～亜季と珠子の夏休み～｣

(2015)などの出演があります。

お立ち寄りありがとうございます

鑑賞前に読んでいた原作は「素数」美しさの表現にとても感激しました

「異端の鳥」

2020年公開の映画の紹介です

監督は、ヴァーツラフ・マルホウル。
イェジー・コシンスキ原作の同名小説が原作、チェコ・ウクライナ制作のドラマ映画です。
主演・出演は、ペトル・コトラール、ステラン・スカルスガルド、ハーヴェイ・カイテル、ウド・キア。

第二次世界大戦中、東欧のある村。
“少年”は子供たちに追いかけられいじめを受けて2人で住んでいる伯母の家に帰ります。
“少年”は『早く迎えに来て』と書いた絵を川に流し、毎日家族の写真を見つめます。
ある日伯母が座ったまま死んでいるのに驚き、“少年”はランタンを落として家屋は全焼してしまいます。
行く当てもない“少年”はたどり着いた村で、目の色が違う事で『悪魔の使い』と暴行を受け、
その後怪しい魔術で病気を見る老婆に連れられ、“少年”は手伝いをさせられるのです。
ある時高熱を出した“少年”は、老婆に治療のためと首から下を土に埋められてしまいます。

熱は下がったものの翌朝カラスにつつかれ、気づいた叔母はカラスを追い払いました。
村人に脅かされて川に落ちた“少年”は、その後もあちこち、いろいろな人々と関わります。
ある日コサックの男たちの宴会を手伝っていた“少年”は、ユダヤ人と知られてしまいます。
翌日住民に連れられた“少年”は、ドイツ軍に引き渡されるのです・・・

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この映画は、モノクロ・165分の長編、R15+指定です。

ヴェネツィア国際映画祭ユニセフ賞を受賞しています。

言語には、舞台となる国や場所を特定されないよう、「インタースラーヴィク」という人工言語が使われているようです。
「インタースラーヴィク」とは、スラヴ諸語を基に作成された特定地域型の国際補助語で、映画で使われたのは初めてとか。

お立ち寄り、ありがとうございます

長編なので少し休みながら観ましたが、

劇場鑑賞の方は「モノクロ+長編+重いストーリー」で、大変ではなかったかと思われますです・・

「ディアボロス/悪魔の扉」

1998年公開の映画の紹介です

監督はテイラー・ハックフォード。
アンドリュー・ネイダーマンの小説『悪魔の弁護人』が原作の、オカルト・スリラー映画です。
主演・出演は、キアヌ・リーヴス、アル・パチーノ、シャーリーズ・セロン、コニー・ニールセン。

フロリダで若手弁護士のケヴィンは、依頼主の有罪を覆す卑怯な反論で無敗を維持します。
その夜、クラブで祝杯を上げている最中、ケヴィンはニューヨークの大手ミルトン法律事務所のスカウトに声をかけられます。
そして法外な額の小切手を受け取り、ケヴィンと妻・メアリー・アンはマンハッタンへ向かいました。
ケヴィンさっそく陪審員選びに加わり、その後の事件に努力を惜しまず、無罪を勝ち取って実力を証明します。
ケヴィンはミルトンと直接会い、ミルトンに正式に雇われることになるのです。
翌日ケヴィンは各部門の重役会議で紹介され、早速事件の書類を渡されます。
そして間もなくケヴィンとメアリー・アンはパーティーに出席しますが、メアリー・アンを置き去りにしたままケヴィンは緊急の仕事に駆り出されてしまうのです。
ケヴィンとの擦れ違いも多くなり、メアリー・アンは次第に幻覚を見るようになるのです・・

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『ディアボロス』はギリシャ語で「悪魔」を意味するようです。

ケヴィン役はキアヌ・リーブス。
｢スピード2｣(1997)の出演オファーを断ってこの映画に専念したとか。
｢マトリックス｣(1999)シリーズ、｢ジョン・ウィック｣(2015)シリーズなどの主演があります。
近年でも、
｢ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!｣(2020)、
｢スポンジ・ボブ: スポンジ・オン・ザ・ラン｣(2020製作・劇場未公開)の出演、
｢マトリックス レザレクションズ｣(今年12月公開予定)、
｢John Wick: Chapter 4｣が撮影中のようです。

お立ち寄りありがとうございます

多くの役どころのキアヌーですが、この映画で弁護士役が初だったとか

「ネル」

1995年公開の映画の紹介です

※　当時見たきりのみなので、あらすじはサイトを参考にさせて頂きました

監督は、マイケル・アプテッド。
マーク・ハンドリーの舞台『Idioglossia』が原作の、ミステリーっぽいドラマ映画です。
主演・出演は、ジョディ・フォスター、ジョディ・フォスター、ナターシャ・リチャードソン。

ノースカロライナ州の山奥、ロヴィンズヴィル。
ある日開業医ジェリーは女性・ケルティが死亡しているとの通報を受けて、保安官と奥深くの山小屋を訪れます。
家の中を捜索すると若い女性に気付きますが、女性は言葉が通じず奇妙な言語を発していました。
若い女性はケルティの娘・ネルであることがわかり、ケルティは病気で上手く喋れなかった為ネルは言語が不自由と思われます。
その後ジェリーは、ネルの事を知人の精神科医ポーラに相談します。
すると研究熱心なポーラは自分の病院へ入院させることを希望しますが、研究材料としての事が強くジェリーは反対します。
結局法廷にゆだねる事になり、結論は
「３ヶ月間ネルの様子を観察し、1人で暮らせるか判断する」
性格が対照的なジェリーとポーラは、ネルと試行錯誤していくのです・・・

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ネル役のジョディ・フォスターは、この映画でもアカデミー賞主演女優賞にノミネートされています。
ジョディ自身が設立した映画製作会社が手掛けているようです。

ポーラ役はナターシャ・リチャードソン。
ヴァネッサ・レッドグレイヴの娘さまなんですね。
｢侍女の物語｣(1990)、｢アサイラム/閉鎖病棟｣(2005年劇場未公開)、｢ワイルド・ガール｣(2008年劇場未公開)などの主演、出演があります。

お立ち寄りありがとうございます
かな～り再見したい映画なんですが、レンタル店にな無く購入もかな～り高価なんです　 (╥_╥)

「ファーザー」

今年5月公開の映画の紹介です

監督は、フローリアン・ゼレール。
監督の戯曲『Le Pere 父』が原作の、ドラマ映画です。
主演・出演は、アンソニー・ホプキンス、オリヴィア・コールマン、マーク・ゲイティス、イモージェン・プーツ。

娘・アンは1人で暮らす80歳の父・アンソニーの元に駆けつけます。
返事がなく部屋のドアを開けると、ヘッドフォンをつけて曲を聴いているアンソニーが驚いてアンを見つめます。
3人目の介護人から連絡が来て駆けつけたと言うアンに、
「辞めさせて当然、腕時計を盗んだ盗人だ」
とアンソニーが言いますが、その後時計は大切なものをしまう場所で見つかったのです。
アンはパリで男性と住む為、週末しか来れなくなり新しい介護人が必要と話します。
「見捨てるんだな」
と言いながらも、アンソニーは介護人は必要ないと言い張るのでした。
その後アンソニーは、アンの夫と名乗る知らない男性が部屋にいたり、帰宅したアンが誰かわからなくなるのでした。
面会に来た新しい介護人のローラはアンの妹・ルーシーに似ていて、アンソニーはルーシーを誉めちぎりアンは堅物で酷い娘と言い始めるのです。
その後アンソニーはアンと男性が施設に入れる話をしているのを聞き、更に男性から
「いつまで我々をイラつかせる気です？」
と言われてしまうのです・・

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この映画は今年4月のアカデミー賞で、「主演男優賞/アンソニー・ホプキンス」「脚色賞」を受賞、
「作品賞」「助演女優賞/オリヴィア・コールマン」「美術賞」「編集賞」のノミネートがあります。

批評家から絶賛！！
「卓越した演技と演出のお陰で、『ファーザー』は認知症の実像―そこには認知症に対する深い理解があり、だからこそ観客は感情移入できる―を描き出せた。」

なんとアンソニー役は、同じ“名”同じ“生年月日”のアンソニー・ホプキンス。
アカデミー賞の受賞は滞在中のウェールズで知らせを聞き、インタビュー映像など間に合わなかったとか・・
役作りの参考は、ご自身の父とか。
今年83歳、
「私はまだまだ引退する気はありません。」
まだまだ、楽しませて頂きますです！！

和やかな、撮影風景

↓

お立ち寄りありがとうざいます

アンソニーの目線なので、少々混乱いたします