ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」

2024年09月14日 | 歴史映画
2019年公開の映画の紹介です

監督は、ジョージー・ルーク。
アメリカ合衆国・イギリス合作の、歴史映画です。
主演・出演は、シアーシャ・ローナン、マーゴット・ロビー、ジャック・ロウデン、
ジョー・アルウィン、デビッド・テナント、ガイ・ピアース。


(あらすじ)
1587年、イングランド。
断頭台に上がったメアリー・スチュアートは、着ている物を脱ぐと真っ赤なドレスに替わりました。
-------------------------------------------------
1542年~
メアリー・スチュアートは0歳の時に父が戦死し、スコットランド女王となりました。
その後再婚するもイングランド情勢が悪くなり、フランスに渡ります。
メアリーはアンリ2世の王太子フランソワと結婚してフランス王妃となりますが、
フランソワが他界したためスコットランドに帰国します。
その頃イングランドでは、メアリーの従姉妹にあたる女王エリザベスⅠ世が国を統治していました。
メアリーはエリザベスに、王位継承権をそれとなく主張する手紙を送ります。
エリザベスは権力争いを避ける為に結婚しないことを望んでいましたが、メアリーの存在は脅威でした。
一方スコットランドではプロテスタントの臣下が多く、カトリックのメアリーを失脚させる企てがされ始めます。
しかしメアリーは、策略の為に選ばれた結婚相手の男性を拒否したのでした。
ある時イングランドを追われたスチュアート家が挨拶に来ると、
息子のダーンリー卿(両国王家の血を引く)とメアリーは恋に落ち反対を押し切って結婚します。
ところがダーンリー卿は酒癖が悪く、メアリにとっては最悪の事態を招いてしまうのです・・

*********************************************************
再見して流れを確かめようと思いましたが、手直しのみで再アップすることにしました。
資料を読んでも、本当にややこしいです。
興味はあれど、頭に入ってこず。(∩。∩;)

ほぼ自分の為の付録を2つほど付けましたので、ご参考に。

ジョン・ガイの評伝『Queen of Scots: The True Life of Mary Stuart』が原作 のようです。
この映画は、昨年のアカデミー賞で、
「衣裳デザイン賞」「メイクアップ&ヘアスタイリング賞」のノミネートがあります。

≪ イギリス王室継承 豆知識 ≫

世界には27の王室があって、イギリスの王室は950年ほど続いている。

日本ではUK(United Kingdom)はイギリスとされているが、
実際にはイングランド+スコットランド+ウェールズ+北アイルランド。
王室の始まり時はイングランドのみ。

イギリスの王室は1066年からスタート、
王室の始まりは、フランスのギョーム2世がイングランドを征服して、
ウィリアム1世としてイングランド国王に即位。

女王が君主で、エリザベス女王(エリザベス二世)の時代が50年と歴代長寿の君主。
イギリス王室は血の繋がりがあれば国王を継承できる事になっている。
(日本の場合は初代から直系の血筋で継承)

生涯独身を貫ぬいた第23代国王のエリザベス一世(在位:1558- 1603)以降後継者が居なかったため、
探されて継承したのが、エリザベス一世の父・ヘンリー八世の姉の曾孫、
スコットランド王ジェームズ6世で、ジェームズ一世としてイングランド王も継承。とか。

その後もいろいろ大変だったようです。

≪ おまけ カトリックとプロテスタント 簡単に ≫

どちらもキリスト教で、
16世紀(中世末期)の宗教改革で分離。

『カトリック』は伝統重視。
聖職者は「神父」と呼ばれ、男性のみで結婚NG。
聖母マリア・聖人信仰が行われ、
教会に懺悔ボックス「告解室」があります。
幼児洗礼の習慣。

『プロテスタント』は聖書主義。
教職者は「牧師」と呼ばれ、結婚OK。
聖母マリア・聖人信仰や「告解室」はなく、
幼児洗礼の習慣には大反対。


メアリー・スチュアート(シアーシャ・ローナン)

エリザベス1世(マーゴット・ロビー)

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身近ではないですが、各国の歴史って凄くてステキ

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「モンテ・クリスト伯」

2023年04月18日 | 歴史映画
2002年公開の映画の紹介です

監督は、ケヴィン・レイノルズ。
アレクサンドル・デュマ・ペールの小説が元になっている、サスペンス・ドラマ映画です。
主演・出演は、ジム・カヴィーゼル、ガイ・ピアース、リチャード・ハリス、ダグマーラ・ドミンスク、ルイス・ガスマン。



(あらすじ)
1814年。
フランス皇帝ナポレオンが捕まりエルバ島へ流され、
島に近づくものは容赦なく英国の竜騎兵に殺害されていた頃。
------------------------------------------------------------------
一等航海士エドモン・ダンテスは、船長が病気の為エルバ島へ寄る決断をします。
何者か問いただされ、怪しいものでないことがわかると船長は医師の手当てを受けます。
夜、ナポレオンに呼ばれたエドモンは手紙を内密にある人物に渡すよう頼まれます。
船長は亡くなりますが、マルセイユに到着したエドモンは行為から船の新船長に任命され喜びます。
友人のフェルナンと恋人のメルセデスに伝え喜びあいますが、直後エドモンは逮捕されてしまいます。
密書の報告があったと聞いたエドモンは、
まだ届けていない手紙を検事代理のヴィルフォールに渡します。
しかしエドモンは捕らえられ、イフ城に捕らえられてしまうのです。
そこでは酷い状態を強いられ、
その幽閉地は『上のものに不名誉な人物のみ』とエドモンは知らされるのです。
数年たったころ、間違って掘り進んだ受刑者と接触することが出来たエドモンは、
ある行動から反撃に向かうのです・・・

*******************************************
後に出てくるフェルナンの息子役は、まだ20歳前のヘンリー・カヴィルでした。
既に凛々しかったです。

この映画は、ストーリーや人物設定などに大幅な変更や脚色があるようですが、とても面白く楽しめました。

エドモン・ダンテス役は、ジム・カヴィーゼル。
「シン・レッド・ライン」(1999)、「オーロラの彼方へ」(2000)、「パッション」(2004)、
「デジャヴ」(2007)、「パウロ 愛と赦しの物語」(2018)などの主演・出演があります。

美しいメルセデス役は、ダグマーラ・ドミンスク。
ポーランドの女優さんなんですね。
「ファントム/開戦前夜」(2013)、「エヴァの告白」(2014)、「ロスト・ドーター」(2021)など少しの出演のようです。



皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
最近見た映画で“モンテ・クリスト伯”に興味が出て初めて観た映画です
とても面白かったので、
記事作成の時こういう利点があって嬉しいです

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「エリザベス:ゴールデン・エイジ」

2023年03月22日 | 歴史映画
2008年公開の映画の紹介です

監督は、シェカール・カプール。
「エリザベス」(1999)』のその後となる、歴史ドラマ映画です。
主演・出演は、ケイト・ブランシェット、ジェフリー・ラッシュ、クライヴ・オーウェン、アビー・コーニッシュ、サマンサ・モートン、トム・ホランダー、エディ・レッドメイン。


(あらすじ)
1585年。カトリック教徒スペイン王・フェリペ二世が最強となっている時代。
イングランドでは、プロテスタントのイングランドの女王エリザベスが国を治めていました。
独身で子供がいないエリザベスは側近のウォルシンガムからも催促され、
外交的な理由からも縁談の為面談を繰り返します。
その中で新大陸や世界の海を旅しているローリーは、原住民やタバコなどを披露します。
お世辞を言わず、自由奔放のローリーにエリザベスは惹かれて行きます。
ある日、エリザベスが寵愛する侍女ベスはじ家族をこっそり訪ねます。
父と従兄はカトリックで守ってくれるようベスに頼んでいましたが、その後捕らえられてしまうのです。
悲しみに暮れるベスをローリーは慰め、惹かれあっていた2人は一夜を共にしてしまいます。
一方、幽閉されているカトリックのメアリー女王は策略をもくろみ実行に移し始めるのです・・・

*************************************************
この映画は、アカデミー賞で衣裳デザイン賞を受賞しています。

「エリザベス」(1999)からの続編というのは初めて知りました。
監督:シェカール・カプール
出演:ケイト・ブランシェット、ジェフリー・ラッシュは同じ役どころ、
他、ジョセフ・ファインズ、ヴァンサン・カッセル、エミリー・モーティマーなど

可愛いベス役は、アビー・コーニッシュ。
オーストラリアの女優さんなんですね。
「プロヴァンスの贈りもの」(2007)、「リミットレス」(2011)、「セブン・サイコパス」(2013)、
「ジオストーム」(2018)などの出演があります。

以前も載せましたが

≪ 付録 カトリックとプロテスタント 簡単に ≫

どちらもキリスト教で、
16世紀(中世末期)の宗教改革で分離しました。

『カトリック』は伝統重視。
聖職者は「神父」と呼ばれ、男性のみで結婚NG。
聖母マリア・聖人信仰が行われ、
教会に懺悔ボックス「告解室」があります。
幼児洗礼の習慣。

『プロテスタント』は聖書主義。
教職者は「牧師」と呼ばれ、結婚OK。
聖母マリア・聖人信仰はなく、
幼児洗礼の習慣には大反対。




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歴史ものは、兎にも角にも衣装が楽しみです

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「キング」

2023年02月14日 | 歴史映画
2019年公開の映画の紹介です

監督は、デヴィッド・ミショッド。
シェイクスピアの作品が原作の、歴史映画です。
主演・出演は、ティモシー・シャラメ、ジョエル・エジャートン、ロバート・パティンソン、リリー=ローズ・デップ、ベン・メンデルソーン。


(あらすじ)
15世紀初頭。イングランド。
村で過ごしているハルは、元騎士・フォルスタッフとは友人同士と話しています。
ある日イングランド国王ヘンリー4世の使いがハルを訪ね、父親である国王が危篤と知らせます。
会議の中に戻ったハルですが、国王は即位継承は次男のトマスにすると断言されてしまうのです。
間もなく敵のホットスパーとの戦いがあり、指揮が慣れないトマスに代わりハルが一騎打ちを提案します。
皆が見守る中、ハルは敵を負かしますがトマスはあからさまに不満をあらわにするのです。
一旦フォルスタッフのいる村に戻ったハルですが、国王の死後王位を継承することになるのです。
側近はハルに、フランスを打倒するのがヘンリー4世の野望であったと伝えます。
無駄な死は必要ないと思うハルですが、
「フランスがイングランド国王暗殺をたくらんでいる」という情報を手にしてしまいます。
ハルはフランス国王あてに冷静に手紙を書き、持たせます。
しかしその後の経過で全面戦争になり、ハルは信頼出来るフォルスタッフを呼び寄せます。
そしてフランスの皇太子・ドーファンの卑劣さに、ハルは怒り狂ってしまうのです・・・

******************************************************
原作となったのは、ウィリアム・シェイクスピア著、
『ヘンリー四世 第1部』、『ヘンリー四世 第2部』、『ヘンリー五世』のようです。

フォルスタッフ役は、ジョエル・エジャートン。
“フォルスタッフ”は、シェイクスピアの作品では、
『肥満の老騎士。臆病者で、大酒飲みで強欲、狡猾で好色だが、限りない機知に恵まれ、
時として深遠な警句を吐く憎めない人物』のようです。
エジャートンはこの映画の脚本・製作にも加わっています。
映画は他に、「キング・アーサー」(2004)、「ウォーリアー」(2015)、「エクソダス:神と王」(2015)、「ザ・ギフト」(2016)、
「レッド・スパロー」(2018)、「グリンゴ/最強の悪運男」(2020)、「13人の命」(2022配信)などの出演・主演が多数、
撮影中が何本もあります。






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新しく「歴史映画」のカテゴリを追加しました
まだこの映画だけですが、そのうちにカテゴリ整理をしたいです

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「最後の決闘裁判」

2022年11月09日 | 歴史映画
2021年公開の映画の紹介です

監督は、リドリー・スコット。
エリック・ジェイガーのノンフィクションが原作の、実話の歴史映画です。
主演・出演は、マット・デイモン、アダム・ドライバー、ジョディ・カマー、ベン・アフレック。



1386年パリ。
マグリットは正装で決闘場の特別な場所に姿を現します。
間もなく場内には、馬に乗ったジャン・ド・カルージュとジャック・ル・グリが登場します。
フランス国王シャルル6世とたくさんの見物客が見守る中、決闘は始まります。
第一章 「ジャン・ド・カルージュによる真実」
1370年。リモージュの闘い。
指揮を執るジャンは、仲間のル・グリを引き立て敵と戦いますが負けてリモージュを失ってしまいます。
1377年。
ある日ピエール伯爵の命令で税の徴収に来たル・グリに、ジャンは「金はない」と正直に答え、
その後収入の為にジャンは戦いに出続けるのでした。
帰還したジャンは、ピエールに仕えるディボヴィルの娘、美しいマグリットに一目ぼれし結婚します。
1年後に宮廷から招待状が届き、ジャン夫妻は疎遠になっていたル・グリと握手を交わします。
ル・グリはマグリットが気になり始め、その後事件が起こるのです・・・

*********************************************************
この映画は、
第一章 「ジャン・ド・カルージュの真実」
第二章 「ジャック・ル・グリの真実」
第三章 「マルグリット・ド・カルージュの真実」
からなり、
それぞれの視点から映像が映し出されます。

長編153分で派手さのないストーリーですが、興味のある面白い作りです。

エリック・ジェイガーの小説は『決闘裁判 世界を変えた法廷スキャンダル』
映画の原題は『The Last Duel』
“Duel”は、名誉の獲得・回復、紛争の解決、恨みを晴らすなどの目的の「決闘」を意味するようです。

マグリット役は、ジョディ・カマー。
「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」(2019)では、レイの母役、
「フリー・ガイ」(2021)では、ミリー・ラスク / モロトフ・ガール役でした。

≪ 付録 決闘裁判 とは ≫

中世ヨーロッパで行われた裁判としての決闘の事。
「神は正しい者に味方する」、「決闘の結果は神の審判」というキリスト教の信仰が背景となっている。
決闘の対象となるのは貴族や自由人に限定されていた。

この映画では、パリ高等法院の司法官32人全ての対席が必要と説明されていました。




皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
それぞれの視点の小説や映画は多々ありまして、
真っ先に「鎌田行進曲」の原作を思い出しましたですよ

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「マリー・アントワネット」

2021年10月04日 | 歴史映画
2007年公開の映画の紹介です

監督は、ソフィア・コッポラ。
アメリカ合衆国・フランス製作の、伝記映画です。
主演・出演は、キルステン・ダンスト、マリアンヌ・フェイスフル、スティーヴ・クーガン、ジェイソン・シュワルツマン、ジェイミー・ドーナン。


1768年、オーストリアはフランスとの同盟の為、女帝マリア・テレジアの末娘マリーをフランス王妃とすることを決めます。
14歳のマリーはメルシー伯爵と数人の侍女と馬車に乗り、国境で別れを告げます。
そこではフランス国王がフランスの洋装に着替えたマリーを迎え入れ、夫となるルイと挨拶を交わします。
ヴェルサイユ宮殿での出迎えは、はじめは冷ややかだったものの、可愛らしさに微笑むものも出てきます。
そして結婚の儀式が終わると、翌日からマリーの世話はたくさんの女性たちが手間暇かけて行い、
「バカみたい」
と、マリーはつぶやいてしまうのです。
形式に縛られる中、マリーはドレスやスィーツは贅沢三昧になっていきます。
しかしルイが後継ぎを作ろうとしない事で、母上から「あなたが努力するよう」マリーは言われてしまうのです。
そして数年後、国王陛下が崩御しルイが国王となります。
17歳で正式に王妃となったマリーは、ギャンブルに明け暮れるようになるのです・・・

***********************************************
アカデミー賞では、衣装デザイン賞を受賞しています。
担当はイタリア人の衣装デザイナーミレーナ・カノレロ。
デザイン賞ノミネートは過去9回、そのうち今回含めて4回の受賞があります。
他は「バリー・リンドン」「ダージリン急行」「グランド・ブダペスト・ホテル」
この映画の衣装は、ロココ美術に影響された曲線のあるデザイン、膨らんだスカートや、ディテールの凝った色とりどりのドレスなどが特徴で、帽子などの装飾品も大変見ごたえあります。

ヴェルサイユ宮殿での撮影で、撮影料は1日1万6千ユーロ。
日本円にすると、なんと現在で約210万円なんですねー。
でも、視聴者は大変楽しませていただきます。

ルイ16世役は、ジェイソン・シュワルツマン。
コメディ俳優さんのようです。
母はタリア・シャイア、
伯父にフランシス・フォード・コッポラ、
いとこにソフィア・コッポラ/ニコラス・ケイジ~~~~
「ムーンライズ・キングダム」(2013)、「グランド・ブダペスト・ホテル」(2014)などの出演、
「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊」(監督:ウェス・アンダーソン/主演:ベニチオ・デル・トロ)が来年公開予定です。




外も中も豪華な、ヴェルサイユ宮殿

お立ち寄り、ありがとうございます
女性の監督さんということもあり、
豪華な建物やゴージャスなスィーツを、演:キルステン目線でとても楽しめました
コメント (4)
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「ジャンヌ・ダルク」

2021年04月24日 | 歴史映画
1999年公開の映画の紹介です

監督は、リュック・ベッソン。
フランスの英雄・ジャンヌ・ダルクの自伝的、歴史映画です。
主演・出演は、ミラ・ジョボヴィッチ、ジョン・マルコヴィッチ、フェイ・ダナウェイ、ヴァンサン・カッセル、ダスティン・ホフマン。


1420年。
英仏両国の『トロワ条約』により、フランスは国王の死後英国領となりました。
英国国王も死去し幼いヘンリー6世が即位すると、フランス王太子シャルル7世は反旗を翻し、フランスも英国に進行するのです・・
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幼いジャンヌは、日に何度も教会に告解に訪れ、神父から理由を聞かれます。
「“あの方”は行いを正して皆の力になり自分を大切にしろと言われるのです」
その後、ジャンヌが村に戻ると英国軍が襲撃していて住居は火の海になり、ジャンヌの目の前で姉・カトリーヌは殺されてしまったのです。
--------------------------------------
数年後、シノン。
シャルル王太子に何度目かの書簡が届き、それは神の使者だと言う“ロレーヌの乙女”からで、側近が反対する中予言は会うべきとシャルル王太子を説得します。
刺客かもしれない為、シャルルは身代わりを立てる事にし、そばで様子を見る事にするのです。
間もなく女性・ジャンヌが呼ばれ、身代わりを見るなり「あなたは違う」と言って、シャルルの姿を見つけるのです。
その後半信半疑でジャンヌの指揮に従うフランス軍人は、白い旗を掲げて自ら先陣を切り勝利に導くジャンヌの姿を目の当たりにする事になるのです・・・

*******************************************************
この映画は158分の長編です。
指定はありませんが、放送にはカットされる部分がいくつかあるようです。

ジャンヌ役は、このころ20代中盤のミラ・ジョヴォヴィッチ。
早くから観ているせいか、まだ45歳には逆に驚きです。
「チャーリー」(1993)、「フィフス・エレメント」(1997)の出演を経て、
「バイオハザード」(2002)シリーズ、「三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」(2011)、「ヘルボーイ」(2019)などでは実にカッコいいアクションを魅せてくれています。
主演の「モンスターハンター」が現在公開中です。





お立ち寄りありがとうございます
ジャンヌ・ダルクの知られざる姿の気がしました
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「シェイクスピアの庭」

2021年04月18日 | 歴史映画
2020年3月公開の映画の紹介です

監督は、ケネス・ブラナー。
シェイクスピアの晩年の日々、実話の歴史映画です。
主演・出演は、ケネス・ブラナー、ジュディ・デンチ、イアン・マッケラン、リディア・ウィルソン、キャスリン・ワイルダー。


1613年6月29日、グローブ座ではシェイクスピア作の『ヘンリー八世』が上映されていた。
しかし舞台用の大砲から出火、グローブ座は焼け落ち、シェイクスピアは筆を折った・・
----------------------------------------------
イギリス南部の町、ストラットフォード・アポン・エイボン。
故郷の土を踏んだシェイクスピアは、少年・ハムネットに囁かれます。
「僕の物語も、終わらせて」
振り向くとハムネットの姿はなく、シェイクスピアは11歳で亡くなったハムネットの墓のそばに行くのです。
自宅には年上の妻・アンと、嫁ぐ気配がない次女のジュディスが住み、その夜食事の時
「ハムネットの為の庭を作ろうと思う」
と、唐突にシェイクスピアは2人に話すのです。
その後、誰の手も借りずシェイクスピアは雑草を抜き始め、土地を慣らしていきます。
夫婦仲が冷え切っていることで、アンはシェイクスピアに「客人のようだ」と言い、
ジュディスはハムネットが書いた詩を大切に持ち歩くシェイクスピアを妬んでいる状態だったのです。
更に教会に出席したシェイクスピアは、嫁いでいる長女のスザンナが他の男と仲良くしていると、中傷されてしまうのです・・・

***********************************************
原題は『All Is True』
直訳で、「すべて真実」

監督・主演はケネス・ブラナー。
ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー出身で、その頃からシェイクスピアにに魅了されていたとか。
この映画は、ブラナーが主催する『ケネス・ブラナー・シアター・カンパニー』の第1弾作品でもあるようです。
「オリエント急行殺人事件」(2017)でも監督・主演、
同シリーズの「ナイル殺人事件」の公開が控えています。

≪ 公式HPより ≫

【シェイクスピアと庭】

シェイクスピアの戯曲には約170種類の植物が登場し、作品の重要な構成要素となっている。
現在、シェイクスピアの生家や妻アンの実家の庭には、彼の作品に登場する植物が多く植えられている。
英語圏の国、特に米国では、公園・大学など公共の庭にこれらの植物を栽培する「シェイクスピア・ガーデン」が造園され、
ニューヨークのセントラルパークなどはその代表格である。




ニューヨーク、セントラルパークの“シェイクスピア・ガーデン”

皆さま、お立ち寄りありがとうございます
シェイクスピアの妻の旧姓は、なんとアン・ハサウェイ
これも、全くの真実のようでございます
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「マグダラのマリア」

2020年06月13日 | 歴史映画
2017年製作、劇場未公開の映画の紹介です

監督はガース・デイヴィス。
新約聖書に登場する聖女“マグダラのマリア”の伝記映画です。
主演・出演は、ルーニー・マーラ、ホアキン・フェニックス、キウェテル・イジョフォー。


紀元33年、ユダヤ。
ユダヤ人は、ローマ帝国を後ろ盾に持つヘロデ・アンティパス王の圧政に苦しんでいました。
----------------------------------------------
イスラエル・ガリラヤ地方の小さな都市、マグダラ。
外で作業をするマリアは呼ばれて家に戻り、お産で難産の妊婦を暖かく元気づけます。
その夜父から、妻に死なれ小さな子供がいるエフライムがマリアを嫁に希望していると話されます。
既に結婚衣装が用意され、身にまとったマリアは皆と祝福の場に交わりますが、夜逃げ出してしまいます。
祈りを口ずさみ続けるマリアは、父から醜態をさらしたことを咎められ悪霊を退散する為海に何度も鎮められます。
その後口を聞かないマリアを心配した兄のダニエルは、癒してくれる人・イエスを呼んできたと話します。
イエスはマリアに「神は常にいる」と語りかけ、額に手をかざします。
マリアは神について考えるようになり、イエスが皆に語りかけている様子に見入ります。
そして、マリアは家を出、家族の反対を押し切って女性では初めて伝道に加わるのです。
イエスやユダ、ペトロ達はカヤという土地に着き、イエスは女性達に語りかけます。
女性達が集まると、イエスはマリアに前に来て話すよう合図するのです・・・

*****************************************************
マグダラのマリアが長編映画の主人公となるのは初めてのようです。

マリア役はルーニー・マーラ。
この映画からは想像できない「ドラゴン・タトゥーの女」(2012)では、全身にピアスを開けたパンクの女性を演じてアカデミー主演女優賞にノミネートされています。
「キャロル」(2016)ではアカデミー賞助演女優賞のノミネート他、たくさんのノミネート・受賞があります。






お立ち寄りありがとうございます
豪華キャストでも未公開映画は多く、劇場の選択基準は難しいんですね
コメント (3)
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「アレキサンダー」

2019年10月06日 | 歴史映画
2005年公開の映画の紹介です

監督はオリヴァー・ストーン。
マケドニア・アレクサンダー大王の生涯を描く長編・歴史映画です。
主演・出演は、コリン・ファレル、アンジェリーナ・ジョリー、アンソニー・ホプキンス、ヴァル・キルマー、ジャレッド・レト、 ロザリオ・ドーソン、ジョナサン・リース=マイヤーズ、クリストファー・プラマー。

プトレマイオス1世は、アレキサンダー大王の生涯の記録を残すため、語り始めました。
---------------------------------------------------------
紀元前、およそ300年。
ペルシア帝国が栄えていた頃、片目の王フィリッポスはマケドニアのギリシャ軍を屈服させ、勢力を伸ばしていました。
マケドニア、ペラ。
王妃のオリンピアスは幼い息子のアレキサンダーを溺愛し、力で従わせる王を憎んでいます。
王もオリンピアスを妖女扱いするのでした。
8年後、アレキサンダーは世界地理、体術等、高等な教育などを同年代の少年達と習得していきました。
野心に燃えるフィリッポス王は、ペルシア侵略を計画しています。
ある日、両親と馬の買い付けに来ていたアレキサンダーは、誰も乗ろうとしない暴れ馬に乗る!と言いだします。
アレキサンダーは黒く息が荒い馬に語りかけ、乗って走ります。
「影を怖がっているんだね。それは僕とお前の影だよ」
ブーケファラスと名付けられたその馬は、生涯をアレキサンダーと共に過ごします。
その後、フィリッポス王はアレキサンダーを壁画のある場所に連れて行き、歴代の英雄の話をするのでした。
更に8年後。
19歳のアレキサンダーは、フィリッポス王が別の女性と婚礼を行う事で父と対峙していました。
そうしているうち、フィリッポス王が暗殺される事件が起き、アレキサンダーは王となってしまうのです。

*********************************************************
野蛮なフィリッポス王役はヴァル・キルマー。
一見誰かわからない容姿です。
コメディ映画「トップ・シークレット」(1985)で映画デビューです。
「トップガン」(1986)、「ヒート」(1996)など話題作の出演の他、吹き替えなしの歌声を披露した「ドアーズ」(1991)、「バットマン フォーエヴァー」(1995)などの主演があります。








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「ブレイブハート」

2019年07月19日 | 歴史映画
1995年公開の映画の紹介です

監督:主演はメル・ギブソン。
スコットランドの独立に貢献したウィリアム・ウォレスの、歴史映画です。
他出演は、ソフィー・マルソー、ブレンダン・グリーソン、パトリック・マクグーハン。


1280年、スコットランド。
スコットランド王が他界し、英国王に土地を奪われたスコットランド貴族は戦闘を仕掛けます。
10歳のウィリアム・ウォレスは戦闘に参加させてもらえず、英国兵が村を襲い父の死を見てしまいます。
叔父に引き取られたウォレスは、教養や闘い方を教えられます。
一方、エドワード王は度量がない皇太子にフランス国王の姫イザベラを妃として迎えます。
そしてエドワード王はスコットランドに重税をかけるのです。
成人して生まれ故郷に戻ってきたウィリアムは、幼なじみと恋に落ち、密かに結婚します。
しかし美しいミューロンは英国兵に襲われ、ウィリアムが応戦するも捕まって惨殺されてしまうのです。
幸せな家庭を築こうとしていたウィリアムはその場で英国兵に反撃し、村人たちは加勢して皆殺しにしてしまいます。
その後もウィリアムは英国兵から村を救い、農民兵を増やして行きます。
度量がない皇太子はエドワード王に叱責され、エドワード王は和平交渉を考え交渉にイザベラを選びます。
ウィリアムの活躍を侍女から聞いているイザベラは、堂々とウィリアムと交渉します。
しかしエドワード王を信じないウィリアムは断り、イザベラの勇気と器を褒めるのでした。
エドワード王は既に兵を進めており、イザベラから場所を聞いたウィリアムも準備をするのです。

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上映時間:177分大作です。
史実は忠実でない事柄も多くあるようです。

この映画はアカデミー賞で「作品賞」「監督賞」などを受賞しています。

イザベラ役は、このころ20代後半のソフィー・マルソー。
「ラ・ブーム」(1982)、「ラ・ブーム2」(1983)が有名ですね。
日本のCMにも出演していました。
劇場未公開が多く、「ソフィー・マルソーの愛人」(2003年製作)、「ダブルフェイス 秘めた女」(2009年製作)などの主演があります。





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