「気狂いピエロ」

1967年公開の映画の紹介です

監督はジャン＝リュック・ゴダール。
フランス・イタリア合作のドラマ映画です。
主演はアンナ・カリーナ、ジャン＝ポール・ベルモンド。



フェルディナンはテレビ局の仕事が無くなり、家で過ごす毎日です。
妻にけしかけられて出かけたパティーを抜け出し、フェルディナンは帰宅します。
子供を見ていたベビーシッターに、フェルディナンは車で送ると話します。
ベビーシッターは4年前に付き合っていた愛人のマリアンヌです。
2人はそのまま一夜を共にします。
翌朝見知らぬ男が殺害されていて、2人は逃げだします。
逃避行を続ける間、マリアンヌはフェルディナンを何度となく
「ピエロ」
と呼び、そのたびにフェルディナンは
「俺はフェルディナンだ」
と言います。
ある日ホテルの部屋にいるマリアンヌからフェルディナンは呼びもどされ、行くと2人組の男が待ちかまえていたのです。

*****************************************************
この題名の読みは『きちがいぴえろ』です。

この映画は『ヌーヴェルヴァーグ』(フランス語で“新しい波”と言う意味)映画の代表作品とも言われています。
原作はライオネル・ホワイトの小説『Obsession』ですが、殆どのシーンは即興で撮影されたんですね。

不思議な展開のストーリーですが、赤と青を中心にした色彩は、実に鮮やかです。

フェルディナン役はジャン＝ポール・ベルモンド。
この映画の時は34歳くらい。現在85歳です。
｢勝手にしやがれ｣(1960)、｢ボルサリーノ｣(1970)の主演、
｢ライオンと呼ばれた男｣(1991)ではセザール賞主演男優賞を受賞しています。

「ドント・ブリーズ」

2016年公開の映画の紹介です

監督はフェデ・アルバレス。
「Don't Breathe」、“息もできない”極限状況を描いたホラー・スリラー映画。
主演・出演はジェーン・レヴィ、ディラン・ミネット、スティーヴン・ラング。



ロッキーとアレックス、マネーは、豪邸に盗みに入ります。
3人は、時重い罪にならないようにいつもほどほどの量を盗む事にしていました。
アレックスの父がセキュリティ会社を経営していたので、顧客の鍵を持ち出すことは簡単でした。
次のターゲットは、殺された娘の多額の示談金を受け取っている陸軍の退役軍人の家です。
下見に行った3人は、退役軍人が盲目である事に気付きます。
その夜、午前2時、3人はまず老人の飼い犬に睡眠薬入りの餌を与えます。
中に入るとマネーは2階の寝ている老人の部屋に睡眠ガスを流し込み、扉を閉めます。
そして、現金がある部屋を特定した3人は、何とか開けようと試みます。
すると、老人が立っている事に気付き、3人は驚きます。
老人はマネーに近づき、凄い力で首を締めあげました。

************************************************************
この映画は低予算映画ながら、全世界で約150億円以上の興行収入を記録する全米震撼の大ヒットホラー映画となりました。

ロッキー役はジェーン・レヴィ。
2017年のテレビドラマ「ツイン・ピークス」に出演しています。

盲目だけど怖い老人役は、スティーヴン・ラング。
｢ヤギと男と男と壁と｣(2010)、｢アバター｣(2009)の出演があります。

日本公開中に続編の企画が進行中の発表がありました。
フェデ・アルバス監督曰く、
「脚本に着手したばかりだが、すでに方向性は決まっている。詳細はまだ公表できないが、続編があることは確か」

「おとなのけんか」

2012年公開の映画の紹介です

監督はロマン・ポランスキー。
子供の喧嘩に大人が巻き込まれるコメディ映画です。
主演・出演はジョディ・フォスター、ケイト・ウィンスレット、クリストフ・ヴァルツ、ジョン・C・ライリー。



遠巻きに子供たちの集団が移ります。
そのうち、11歳のザッカリーが、同級生のイーサンを棒で殴り前歯を折るけがを負わせるてしまいます。
----------------------------------------
怪我をしたイーサンのマンション。
イーサンの母・ペネロピがパソコンで喧嘩の概要などを打ちこんでいます。
出来上がった供述書を見て、イーサンの父・マイケルと、怪我を負わせたカウワン夫婦が承諾します。
お互い、理解のある両親でよかったと話し、ナンシーとマイケルはエレベーターに向かいます。
ところが、マイケルのとんでもない話にナンシーが眼の色を変え険悪になります。
他の家の犬が吠え続け、マイケルはカウワン夫婦にコーヒーを薦め、4人は戻ります。
座った直後アランの携帯が鳴り、アランは仕事の応対をします。
次第にペネロピ手作りのお菓子に話から、けがをさせたザッカリーの罪の意識の話になってきます。
カウワン夫婦の子育てと、ペネロピとマイケルの考え方の違いが明らかになってくるのです。
そして、気分が悪くなったナンシーが、テーブルの上に吐き散らしてしまったから、もう大変！！

****************************************
場面はロングストリート邸と、外に廊下だけです。
アカデミー賞俳優陣の真剣なけんかで、誰も負けていません。

ペネロピ役はジョディ・フォスター。
この映画ではゴールデングローブ賞主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門）にノミネートされています。
｢告発の行方｣(1989)と｢羊たちの沈黙｣(1991)で、アカデミー賞主演女優賞を受賞しています。
監督として、｢それでも、愛してる｣(2012)、｢マネーモンスター｣(2016)などまでもあるんですね。

「ブラックパンサー」

2018年3月公開の映画の紹介です

監督はライアン・クーグラー。マーベルのスーパーヒーロー映画です。
主演・出演はチャドウィック・ボーズマン、マイケル・B・ジョーダン、ルピタ・ニョンゴ、フォレスト・ウィテカー。



ワカンダは周りからは見えないバリアで隠された国です。
国王が亡くなり、若いティ・チャラが新国王になる儀式が行われています。
4つの民族から形成される頂点の国王なったティ・チャラは、信仰するブラックパンサーとなるのです。
一方、ロンドンの大英博物館ではワカンダにまつわる展示品が盗まれます。
ワカンダにしか存在しない、強力な鉱石“ヴィブラニウム”が狙われたのです。
その情報はティ・チャラも知るところとなり、ブラックパンサー・スーツを着て、取引先の韓国へ向かいます。
しかし現場は銃撃戦となり、ティ・チャラは武器商人を逃してしまいました。
黒幕のキルモンガーには暗い過去があり、前国王・ティ・チャラの父を恨んでいたのです。
そしてキルモンガーはワカンダに乗り込み、ティ・チャラに王位をかけた戦いを挑みます。
壮絶な戦いの後、ティ・チャラは滝壺に落とされてしまったのです・・

*****************************************
この映画でブラックパンサー専用の車両は日本のレクサスの「LC500」です。
“ヴィブラニウム”製なので、、銃弾を寄せ付けないんですねー

ティ・チャラ / ブラックパンサー役はチャドウィック・ボーズマン。
｢シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ｣(2016)、｢アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー｣(今年4月)でも、ブラックパンサーとして登場しています。
｢42 世界を変えた男｣(2013)では、主役を演じています。

キルモンガー役はマイケル・B・ジョーダン。
｢クロニクル｣(2013)、｢ファンタスティック・フォー｣(2015)の出演があります。

「マジック・マイク」

2013年公開の映画の紹介です

監督はスティーブン・ソダーバーグ。
ストリップ・バーが舞台の15Rのダンス・ドラマ映画です。
主演・出演はチャニング・テイタム、アレックス・ペティファー、マット・ボマー、マシュー・マコノヒー。



姉・ブルックと暮らしているアダムは、定職に就かずその日に紹介された大工仕事もすぐに辞めてしまいます。
そこで知り合ったマイクに、夜ばったり会ったアダムは一緒にクラブに入れてもらいます。
クラブで女の子達と仲良くなり、マイクが働くストリップ・バーに招待します。
ダラスが仕切る“タンパ”では、マイクと仲間たちが豪快で、女性を魅了するダンスを披露します。
ところが、ストリッパーの一人が出れなくなり、間を持たせる為急遽アダムを登場させ、盛り上がります。
ブルックはアダムの心配をして“タンパ”に様子を見に行き、マイクと話します。
その後のアダムのダンスとバーの歓声に、ブルックは圧倒されてしまいます。
ある日出張で女子寮に潜入したマイクとアダムは、男子生徒と殴り合いのけんかになってしまいます。
脱出した2人ですが、アダムは預かっている大量のドラッグを置いてきたことに気付くのです。

******************************************************
この映画の脚本は、実際にチャニング・テイタムが18歳の頃にフロリダ州タンパでストリッパーをしていた事が基になっています。
チャニングのダンスは見ごたえ満点です。
｢ステップ・アップ｣(2007)のダンスシーンで注目され、｢ヘイル、シーザー!｣(2016)では、初のタップダンスにチャレンジしています。

ダラス役はまさか踊らないだろうと出演を引き受けたマシュー・マコノヒー。
ダンスシーンがあってたまげたそうですが、その割にはノリノリでした。
この映画ではインディペンデント・スピリット賞/助演男優賞を受賞しています。

2015年に続編「マジック・マイクXXL」が公開されています。
監督はグレゴリー・ジェイコブズ。
主演・出演はチャニング・テイタム、マット・ボマー、アンバー・ハード。

「ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル」

2018年4月公開の映画の紹介です

監督はジェイク・カスダン。
｢ジュマンジ｣(1996)の続編のアクション映画です。
主演・出演はドウェイン・ジョンソン、ケビン・ハート、ジャック・ブラック、カレン・ギラン。



1996年。
ビーチを走る男性が『ジュマンジ』と書かれた箱を見つけ、息子に渡します。
しかしその息子は、ゲームを始めた途端行方不明になてしまうのです。
---------------------------------------
20年後。
高校生のスペンサーは、学校でフリッジと居残りをさせられます。
同時に、べサニーとマーサ、2人の女子生徒もそれぞれの理由で居残りになります。
しかし、そこで見つけた古いカセットゲームをやり始めた途端、、4人は吸い込まれるように消えてしまったのです。
4人はジャングルに落下し、容姿が変わっていることに気付きます。
それぞれが選んだキャラクターで、色っぽいべサニーは中年の太ったおっさんになってしまいました。
ナイジェルという男性が現れ、ここ“ジュマンジ”を救って欲しいと話します。
間もなく悪者の手下が現れ、マーサが撃たれて消えてしまいます。
・・と思ったら、空からマーサが落下してきました。
腕に書かれた3本の線はゲームのライフと同じと、スペンサーたちは気付いたのです。

*****************************************
ビーチに埋まっていた『ジュマンジ』の箱は、前作のアランとサラが川に投げ捨てて、ビーチに出現したものなんですね。

この映画は
“キッズ・チョイス・アワード”で、
「フェイバリット映画賞」と「フェイバリット映画俳優賞/ドウェイン・ジョンソン」を受賞しています。

“ティーン・チョイス・アワード”でも、「コメディ男優賞」でドウェイン・ジョンソンが受賞しています。

2つの映画賞は、その名の通り『子供たちの祭典』と『ティーンエイジャーの祭典』です。
特に“キッズ・チョイス・アワード”の、スライム攻撃は有名です。

※　スライム攻撃・・・受賞者がステージに上がっている最中にスライムを当てられ、どろんどろんになってしまいます
今年はクリス・プラットが攻撃を受け、全身黄緑になっている画像を発見！！

「IT／イット “それ”が見えたら、終わり。」

2017年11月公開の映画の紹介です

監督はアンドレス・ムシェッティ。
スティーブン・キングの原作のリブート版・ホラー映画です。
主演・出演はジェイデン・リーバハー、 ビル・スカルスガルド、 ソフィア・リリス他。



1988年、アメリカの田舎町デリー。
幼いジョージーは兄のビルに紙でできた船を作ってもらいました。
外は土砂降りでしたが、川のように流れる雨水に船を浮かべてジョージーは追いかけます。
しかし船は側溝の中に流されてしまい、ジョージーは取り出そうと暗い中を覗き込みました。
するとそこには、不気味ピエロがいて、返してほしかったら手を伸ばしてごらんと言います。
それから8ヶ月が経ち、ジョージーは未だに行方不明でした。
夏休みが始まり、ビルは仲間達とジョージーのを探すために荒地に行く計画を立てます。
その頃、子供たちが一人の時に、ピエロの姿をしたペニー・ワイズが幾度となく出現していました。
ある日、いじめっ子からベンを助けたビルたちは、ベンから意外な事を聞きます。
それをもとにビルたちはペニー・ワイズの住処を見つけ、建物の中に入ります。
しかし、ペニー・ワイズの仕業で、みんな一人一人にされてしまうのです。

********************************************************
リブート版とは・・・過去の作品を元に、核となる要素はそのままで新しい視点から作られた作品、なんですね。

ビル役はジェイデン・リーバハー。
｢ヴィンセントが教えてくれたこと｣(2015)の出演、｢ミッドナイト・スペシャル｣(2016製作・劇場未公開)では不思議な能力を持つ役どころでした。

さて、続編『IT/イット2』の情報です。

全米公開日は2019年の9月6日
日本公開はまだ未定のようです

監督はアンディ・ムスキエティ

1作目から27年後、大人になった役は、
ベバリー：ジェシカ・チャステイン
ビル：ジェームズ・マカヴォイ
リッチー：ビル・ヘイダー
スタン：アンディ・ビーン
エディ：ジェームズ・ランソン
ベン：ジェイ・ライアン
マイク：イザイア・ムスタファ

ペニーワイズ：ビル・スカルスガルドが続投
更に、カンヌ常連監督・グザヴィエ・ドランが出演

「アバター」

2009年公開の映画の紹介です

監督はジェームズ・キャメロン。SF・ファンタジー・アクション映画です。
主演・出演はサム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガニー・ウィーバー。



西暦2154年。
戦争の負傷で両足が動かないジェイクは、双子の兄の代わりに宇宙に飛び立ち惑星パンドラに着きます。
人類は有用資源をパンドラで見つけ、原住民ナヴィとの交流を開始していました。
ジェイクはナヴィと同じ姿にリンクし、両足で駆けることが出来るようになります。
初日に獰猛な動物に襲われたジェイクは、ナヴィのネイティリに助けられ原住民と生活を始めます。
ジェイクはパンドラで寝ている間に、カプセルから出て上司にナヴィの生活を報告します。
有用資源の場所がわかり、軍隊のリーダーは交渉するようジェイクをせかします。
ジェイクは毎日記録をビデオに残し、ある事をつぶやいてしまいます。
そしてついに軍隊が出動してしまい、ナヴィの姿のジェイクは戦車のカメラを壊すのです。

********************************************
この映画は、3D映像による劇場公開が大きく取り上げられた作品です。
キャメロン監督が『タイタニック』の完成後、この映画の撮影に入ると発表、構想14年、製作に4年以上の歳月を費やして完成させた作品なんですね。

アカデミー賞では「作品賞」「監督賞」「作曲賞」などのノミネートがあり、
「美術賞」「撮影賞」「視覚効果賞」を受賞しています。

さてさてさてさて

続編の発表から随分と月日が流れ、全米公開予定日を発見！！

「アバター2」は2020年12月18日
「アバター3」は2021年12月17日
「アバター4」は2024年12月20日
「アバター5」は2025年12月19日

4つの続編は同時に制作されたんですね。

「アバター2」情報です

監督：ジェームズ・キャメロン
主演・出演は、
ジェイク役：サム・ワーシントン
ネイティリ役：ゾーイ・サルダナ
ケイト・ウィンスレット
ウーナ・チャップリン(チャップリンの孫)

「食べて、祈って、恋をして」

2010年公開の映画の紹介です

監督はライアン・マーフィー。
エリザベス・ギルバートの自伝が原作のドラマ映画です。
主演・出演はジュリア・ロバーツ、ハビエル・バルデム、ジェームズ・フランコ。



作家のリズは旅先のバリで、薬剤師を訪ねます。
薬剤師は手相でリズの未来を占い、温かい言葉でリズに伝えます。
アメリカに帰国したリズは、夫・スティーヴンとの価値観の違いに悩み、離婚を考えます。
離婚が決まらないままリズは俳優のデヴィッドと付き合うようになります。
しかしやはりうまくいかず、悩んだリズは、薬剤師の言葉を思い出し1年間、自分を探して旅することを決めるのです。
イタリアからインド、バリが終点です。
2週間たったイタリアでは、バール(スタンド式のカフェ)でカプチーノを頼むのになかなか慣れません。
すると、スウェーデン人のソフィーが2人分を注文してくれ、その後も友人として付き合います。
リズはどんどんイタリア語を習得し、イタリアの習慣に触れていきます。
ある日訪れた場所で悟ったことを、デヴィッド宛てのメールに綴ります。
そして、リズはインドの、デヴィッドが崇拝していたヒンドゥー教の施設へ旅立つのです。

***********************************
リズ役はジュリア・ロバーツ。
この映画のインタビューで、
「今回の出演に関しては、即決か？」
の答えに、
「普段は即決が多いが、この映画はロケが多く、時間もかかるだろうと思い、家庭がある為随分迷った」
と言ったジュリア・ロバーツですが、
何とロケ地には子供3人とも連れて行ったとか！！

｢プリティ・ウーマン｣(1990)では、、ゴールデングローブ賞 主演女優賞（ミュージカル・コメディ部門）を受賞、｢エリン・ブロコビッチ｣(2000)で、 アカデミー主演女優賞を受賞しています。

「ターミナル」

2004年公開の映画の紹介です

監督はスティーヴン・スピルバーグ。
トム・ハンクス主演のほんわかロマンス・コメディ映画です。
他の出演は、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、スタンリー・トゥッチ、ディエゴ・ルナ、ゾーイ・サルダナ。



ニューヨークのある空港では、主任のディクソンが不法入国など厳しく取り締まっています。
ビクター・ナボルスキーは、係から入国の目的を聞かれ英語ではない言葉をもごもごと喋ります。
即座に注意人物とされ、ビクターはディクソンのところに連れてて行かれます。
そしてビクターの祖国・クラコウジア国で戦争がおこり、帰国も入国も出来ない状態とディクソンは説明します。
片言の英語しかわからないビクターは、パスポートを催促されても握手をしてしまいます。
なんとかPHSに連絡が来るまで空港内に留まることを理解して、ビクターは寝やすい場所を探します。
勝手に出ていくと思っていたディクソンは、バスローブ姿でうろつくビクターに仰天します。
空港に留まり続けるビクターは、ある時内装中の場所を綺麗に塗り替え、建築業者のボスに雇われるようになるのです。

********************************************************
クラコウジア国は架空の国です。
探しても地図では見つかりません。
トム・ハンクスはアドリブでクラコウジア語をしゃべっているんですね。

ビクター役はトム・ハンクス。
俳優、映画監督、映画・テレビプロデューサーの肩書があります。
アカデミー賞では主演男優賞に5個のノミネートがあり、
｢フィラデルフィア｣(1994)、｢フォレスト・ガンプ/一期一会｣(1995)で受賞しています。
他、ノミネート作品は｢ビッグ｣(1988)、｢プライベート・ライアン｣(1998)、｢キャスト・アウェイ｣(2001)です。

「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」

2018年6月公開の映画の紹介です

監督はロン・ハワード。
『スター・ウォーズ』シリーズのスピンオフ映画です。
主演・出演オールデン・エアエンライク、ウッディ・ハレルソン、エミリア・クラーク、ポール・ベタニー。



パイロットを夢見ているハンは、恋人のキーラと惑星コレリアからの脱出を考えています。
ある日犯罪シンジケートのギャングから逃げた2人は、何とか搭乗ゲートまでたどり着きました。
ところが、ハンがくぐった直後、キーラは捕まってしまいます。
ハンはパイロットになって、キーラを必ず助けると誓います。
その後帝国軍の歩兵となったハンは、脱走兵として捕まってしまいます。
ハンは猛獣の檻に放り込まれますが、猛獣は捕獲されていたチューバッカでした。
ハンは脱出を提案し、檻を破壊して2人は脱出します。
そして戦場荒らしのベケットと行動するハンとチューバッカは、ベケットのボスのアジトへ向かいます。
なんとそこには・・・

**************************************************
この映画では、ハン・ソロの若かりし頃、ミレニアム・ファルコンを操縦するまで、相棒チューバッカとの出会いが描かれています。

ハン・ソロの俳優候補には、マイルズ・テラー、アンセル・エルゴート、デイヴ・フランコ、ジャック・レイナー、スコット・イーストウッド、ローガン・ラーマン、タロン・エガートンなどなど挙がっていたんですね。
オーディション1番のオールデン・エアエンライクが勝ち取りました。
｢ブルージャスミン｣(2014)、｢ヘイル、シーザー!｣(2016)の出演があります。


≪　付録　スター･ウォーズ　時系列　≫


公開順

①　｢スター･ウォーズ エピソード4/新たなる希望｣(1977)
②　｢スター･ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲｣(1980)
③　｢スター･ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還｣(1983)
④　｢スター･ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス｣(1999)
⑤　｢スター･ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃｣(2002)
⑥　｢スター･ウォーズ エピソード3/シスの復讐｣(2005)
⑦　｢スター･ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒｣(2015)
⑧　スピンオフ：「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」(2016)
⑨　｢スター･ウォーズ エピソード8/最後のジェダイ｣(2017)

時系列

④⑤⑥⑧①②③⑦⑨

この映画は⑥と⑧の間辺りです。


さて、

『スター・ウォーズ／エピソード9』
タイトルは『ザ・ライズ・オブ・スカイウォーカー（原題、The Rise of Skywalker）』に決定！
2019年12月20日、日米同時公開予定。

という記事を発見！！
予告編も解禁になっているようです。








この映画のその後のハン
↓

「ミスティック・リバー」

2004年公開の映画の紹介です

監督はクリント・イーストウッド。サスペンス映画です。
主演・出演はショーン・ペン、ティム・ロビンス、 ケヴィン・ベーコン 、ローラ・リニー。



ボストンの町で11歳のジミーとショーンとデイヴは、固まっていない歩道のセメントに名前を掘ります。
車の男性が注意し、皆の名前を聞き、デイヴだけを乗せて去って行きます。
4日後、監禁されていたデイヴは保護されました。
そして25年後。
ある日の夜、怪我をして血だらけのデイヴが夜中の3時に帰宅します。
妻のセレステが聞いても、支離滅裂でらちがあきません。
その翌日、ジミーは次女の洗礼に出席し、長女のケイティが現れずやきもきします。
外が騒がしく、ジミーが様子をみると血のついたケイティの車に気付きます。
事件は殺人課の刑事・ショーンが担当しており、現場に向かいます。
金網をくぐって追いかけて来たジミーは叫びます。
「そこに俺の娘がいるんだろう！！？？　ショーン！！」
ジミーを取り押さえている警官達に、ショーンは丁寧に扱うように伝えます。
間もなくケイティの足取りが捜査され、ショーンは立ち寄ったパブの中にデイヴの名前を見つけるのです。

****************************************
原作はのニス・ルヘインの、同名のミステリー小説です。

この映画はアカデミー賞で主演男優賞（ショーン・ペン）、助演男優賞（ティム・ロビンス）を受賞しています。
他に、作品賞、監督賞、助演女優賞（マーシャ・ゲイ・ハーデン）のノミネートがあります。

ケイティ役はエミー・ロッサム。
この映画のあと、｢デイ・アフター・トゥモロー｣(2004)、｢オペラ座の怪人｣(2005)、などの出演が目白押しです。

「婚約者の友人」

2017年公開の映画の紹介です

監督はフランソワ・オゾン。
フランス・ドイツ合作のミステリードラマ映画です。



1919年。ドイツ。
アンナは、間もなく結婚の予定だった婚約者・フランツを第一次大戦で亡くしました。
ある日アンナは、フランツの墓の前で涙を流す男性を見かけます。
墓守に尋ねるとフランス人の男性とわかりました。
その男性はフランツの父の診療所を訪れますが、フランス人に息子を殺されたと追い出されてしまいます。
アンナは男性の事をフランツの父に話し、改めて・アドリアンを迎い入れます。
アドリアンはパリでフランツと会い、友人であると話します。
息子のバイオリンを奏でるアドリアンに、両親はフランツと重ね合わせます。
しかし数日後、アンナが夕食に来なかったアドリアンを尋ねると、
「もう、芝居は終わりだ」
と言い捨て、アドリアンはフランスに戻ってしまったのです。
アンナは愕然としますが、アドリアンを追い掛けフランスに渡るのです。

********************************************************
この映画はモノクロから始まり、カラーと交互に映し出されます。

アドリアンは役はピエール・ニネ。
｢イヴ・サンローラン｣(2014)ではセザール賞主演男優賞を受賞しています。
たくさんの映画出演がありますが、日本未公開が多いんですね。

アンナ役はドイツの女優さん、パウラ・ベーア。
オーディションで、直接オゾン監督に選ばれたんですね。
この映画ではベネチア国際映画祭でマルチェロ・マストロヤンニ賞（新人俳優賞）を受賞しています。

「テッド」

2013年公開の映画の紹介です

監督はセス・マクファーレン(テッドの声も担当)。
ジャンルはファンタジー・コメディ映画です。
主演・出演はマーク・ウォールバーグ、ミラ・キュニス。



1985年のクリスマス・イヴの日。
少年・ジョンはサンタさんに、
「一人でいいから親友がほしい」
と祈ります。
更に、翌朝のプレゼントのテディベアに『テッド』と名付けて命が宿るように祈ると・・
叶ってしまったのです！！！！！
命を吹き込まれたテッドはジョンの親友となり、一緒に暮らして成長していきました。
それから27年後。
ジョンは35歳になり、テッドは見た目は変わらないものの中身はすっかりオッサンになってしまっていました。
会社員のジョンは親友のテッドと、恋人のロリーの“3人”で暮らしていました。
テッドは一時、「生きているぬいぐるみ」として国民的人気者でした。
しかし中年になった今は、酒と女とマリファナ漬けの日々を送っていたのです。
ジョンもテッドと、子供の頃のまま『フラッシュ・ゴードン』のビデオを見てはダラダラと過ごす毎日でした。
ある時ついに、乱痴気騒ぎのテッドに切れたロリーはテッドを追い出してしまいます。
いろいろ反省したジョンですが、ロリーと参加のパーティの最中にテッドに呼び出されてしまうのです。

****************************************************
この映画は、過激な描写や言葉があることから、R指定の上映でした。

日本では字幕版と日本語吹き替え版の他に、
「大人になるまで待てない! バージョン」
と称したファミリー向けに再編集した日本語吹き替え版が、PG-12指定で公開されたんですね。
テレビ放送も、この編集版とか。

2015年に「テッド2」が公開済みです。
マーク・ウォールバーグに加えて、アマンダ・セイフライドの出演です。

さて！「テッド3」の情報があまり入りませんが、

『テッド』シリーズにフラッシュ・ゴードン役で出演しているサム・ジョーンズが「テッド3の出演契約にサインした」と話しています。

の記事があるので、続編は間違いなさそうです。

「ブラック・スワン」

2011年公開の映画の紹介です

監督はダーレン・アロノフスキー。
ジャンルはなんと、サイコスリラーです。
主演・出演はナタリー・ポートマン、ヴァンサン・カッセル、ミラ・クニス。



ニューヨーク。
元バレリーナの母と暮らすニナは、一流バレエ団に所属し、練習に励みます。
その日の練習に、演出家のトマが姿を現し、練習風景を見ています。
途中で遮ったトマは、『白鳥の湖』を上演すると話し、新人を選ぶと発表します。
トマはニナの耳元で「白鳥だけなら完璧なのだが」と言います。
主役は白鳥と黒鳥を演じ分けなければならず、おとなしすぎるニナには、大きな課題だったのです。
それでも意を決して、選んでもらう為にニナはトマを訪ねます。
トマは主役は別の子に決まったと話しながらも、黙って出ようとするニナを挑発します。
そこでニナの反撃を見たトマは、ニナを白鳥に選びます。
しかし、ニナは精神的に追い詰められ、自分の姿をした幻覚などに悩まされるのです。
ある日、ニナの代役のリリーが飲みに誘いに来ました。
執拗に干渉する親を振り払って、ニナは家を飛び出します。

***********************************************
この映画は「アカデミー賞主演女優賞/ナタリー・ポートマン」を受賞しています。
他に「作品賞」「監督賞」などのノミネートがあります。

ニナ役のナタリー・ポートマンは役作りの為10キロ体重を落とし、1年間も過酷な特訓を受けたんですね。
デビュー作は｢レオン｣(1995)。
｢スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス｣(1999)シリーズのアミダラ女王も有名です。
｢ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命｣(2017)では、アカデミー主演女優賞にノミネートされています。

ダンス・シーンのボディダブル(踊りの代役)の論争もちらほらあるようですが、
ダンスシーンはとても素晴らしく、何度見ても最後までしっかり観てしまいます。