1973年公開の映画の紹介です
ダルトン・トランボ初監督作品です。
カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリを受賞した戦争映画の名作です。
・・が、実に重い映画です。
主演・出演は、ティモシー・ボトムズ、キャシー・フィールズ、ドナルド・サザーランド。

第一次世界対戦中のアメリカ。
重症の兵士を前に、陸軍医療隊の大佐が語ります。
「胸部と腹部にだけ損傷はなく、大脳は損傷がひどいが、小脳の一部が無事なため心臓が動いている。
研究材料とするが、意識があるものとして対応するように」
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「カリーン、カリーン」
負傷したジョーは恋人を呼び、出兵の前の日の事を思い出します。
カリーンと初めてベッドを共にしますが、カリーンは何度となく
「逃げて」
と、ジョーに言います。
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振動が伝わってきて、ジョーは誰かの足音だと気付きます。
体を処置され、型のすぐ下に手の感覚がある事に気付き、腕や、脚を切らないでくれと、ジョーは心の中で叫びます。
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随分経ったある日看護婦がジョーの胸に文字をなぞり、理解したジョーは感激します。
そして、ジョーは話をする方法を思いつくのです・・
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現実はモノクロで、ジョーの回想シーンはカラーで映されます。
この映画は日本の芸術祭大賞も受賞しています。
原作は監督の小説「ジョニーは銃をとった」です。
ジョーと同じ状態で15年生存したイギリス将校の事が基になっているんですね。
ジョー役はこのころ20歳のティモシー・ボトムズ。
「ラスト・ショー」(1972)、「暁の7人」(1976)などの主演があります。



皆様、お立ち寄りありがとうございます
ブログ当初の再upです
読まれている方はスルーして下さいませね (*´∪`*)
切ない映画だったよね・・・たしか?
そうです、そうです、
とっても切ない映画です
でも、カラーの部分がとても印象的でした
私も大昔に観たんですが、ジョニー役のティモシーが好印象でした
「メリークリスマス」を知らせてくれた看護師さんも
後からもう一度観て、改めてストーリーの怖さに震えてしまいました